徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    メディア基礎演習(実習を含む) Media Basics Practicum (Seminar)

科目番号12900担当教員名山城 新吾単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年
授業概要
【授業概要】
ICT(情報通信技術)が多くの業種において重要インフラととなった現在、円滑に業務をすすめるためには、単に関連資格の取得だけではなく、実践を通じてバランスのとれた知識と技術を身につけていることが重要である。本「メディア基礎演習」では映像制作の現場の視点から見たカメラワークや映像の見せ方に関する知識・技術の理解と、AfterEffectsを利用した映像への特殊効果の付与に関する基礎的なスキルの習得を図る。

【他学部他学科の受講希望者への注意事項】
メディア「基礎」演習という科目名ですが、実際にはメディアデザイン学科1,2年次のの専門授業を受けて行う「総合演習」です。映像の撮影・PremiereおよびMedia Encoderによる映像編集・PhotoshopやIllustrator等を使用しての素材作成など、幅広い内容を扱った作品制作の授業です。これらの経験がない学生の受講はお勧めできませんので注意してください。

【キーワード】映像 撮影 カメラワーク 動画編集 特殊効果 AfterEffects
到達目標
【到達目標】
(1)知識
・映像制作の全体的な流れを理解している
・ビデオカメラやスタジオ設備、AfterEffectsの機能や取扱について理解している
(2)態度
・教員の指示に基づき、主体的な作品制作が出来る
・作品制作に意欲を持ち、完成まで責任感を持ち制作することが出来る
・作品制作に関わる周囲の人々と協調して制作することが出来る
・作品の評価にあたり、指摘された評価を素直に受け止めて作品の質向上につなげることが出来る。また、相手に対する敬意と冷静さをもって作品の相互評価が出来る。
(3)技能
・基本的なカメラワークとスタジオ設備の運用が出来る
・AfterEffectsを利用した映像の補正・エフェクト処理・レイヤー処理・テキスト・3D合成等の基本的な処理が出来る
(4)思考・判断
・作品制作に必要な段取りや調整を自ら考え、実行することが出来る
・作品の質向上に必要な判断を自ら行い、その結果をもとに作品を改善することが出来る

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)で定められた基本5領域のうち、「コンテンツデザイン」領域にあたる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】映像における意図とカメラワーク(1)
5W1Hとイマジナリーラインの実際
担当:清久・山城
演習
一部講義
映像作品制作(1)
90〜120分
【2】映像における意図とカメラワーク(2)
5W1H作品に対する評価と再制作
担当:清久・山城
演習
作品評価
評価に対するフィードバック
90〜120分
【3】映像における意図とカメラワーク(3)
伝えるべき内容に応じたシーンの分割
担当:清久・山城
演習
一部講義
映像作品制作(2)
90〜120分
【4】映像における意図とカメラワーク(4)
作品に対する評価
シーンの分割方法の詳細とカメラワークの実際・作品に対する評価と再制作
担当:清久・山城
演習
一部講義
作品評価
映像作品制作(3)
90〜120分
【5】映像における意図とカメラワーク(5)
作品に対する評価
担当:清久・山城
演習
作品評価
評価に対するフィードバック
90〜120分
【6】スタジオ設備の扱い(4)
四国放送スタジオ見学(予定)
担当:清久・山城
演習/見学放送局とスタジオ設備についての予習
90分
【7】AfterEffectsを利用した映像処理の流れ
基本的な流れの確認
担当:山城
演習
一部講義
流れの復習
90〜120分
【8】AfterEffectsによる映像制作の基本(1)
レイヤー・文字・図形の処理
担当:山城
演習
一部講義
映像作品制作(4)
90〜120分
【9】AfterEffectsによる映像制作の基本(2)
モーションコントロールの実際
担当:山城
演習
一部講義
映像作品制作(5)
90〜120分
【10】AfterEffectsによる映像制作の基本(3)
マスクの扱い
映像の補正・各種フィルタ
担当:山城
演習
一部講義
映像作品制作(6)
90〜120分
【11】AfterEffectsによる3D処理(1)
3Dレイヤーとカメラ・光源の基本的な扱い
担当:山城
演習
一部講義
映像作品制作(7)
90〜120分
【12】AfterEffectsによる3D処理(2)
3Dレイヤーとカメラ・光源の基本的な扱い
各種フィルタ等による演出
担当:山城
演習
一部講義
映像作品制作(8)
90〜120分
【13】AfterEffectsによるより高度な制作(1)
プラグインの扱い
担当:山城
演習
一部講義
映像作品制作(9)
90〜120分
【14】AfterEffectsによるより高度な制作(2)
プラグインの扱い
担当:山城
演習
一部講義
映像作品制作(10)
90〜120分
【15】成果発表とまとめ
担当:山城
作品発表
相互評価
授業開始前まで作品の制作
90〜120分
評価方法
平常点(40%)および授業中に指示する課題や作品の評価(60%)をあわせて評価する。
課題や作品の未提出者には単位を授与しない。
制作した作品の発表と学生による相互評価・教員によるコメントを行う。
教科書
佐藤智幸著「After Effects FIRST LEVEL ゼロからはじめる映像制作基礎テクニック」株式会社ボーンデジタル(2018年)ISBN978-4-86246-408-8
参考図書
グラスバレー株式会社著・ビデオサロン編集部編著「映像制作ハンドブック ―映像に係わるすべてのクリエイターの必読書(新版)」玄光社MOOK (2014年) ISBN978-4-7683-0538-6
益子広司著「映像カメラマンのための構図完全マスター」(玄光社MOOK,2005年 ISBN4-7683-0212-2)
電報児タムラ, 電報児カトウ著「After Effects実践講座」(ビー・エヌ・エヌ新社 ISBN978-4-86100-763-7)
備考
メディアデザイン学科専門授業「メディア制作論」を受講済であることを受講の前提条件とする。
非常勤講師・清久正一氏(四国放送株式会社)
最初の5回のみ清久先生と山城の2名で授業を担当する。
なお6回目に四国放送スタジオ見学を予定しているが、新型コロナウィルス対策で中止された場合は山城のAfterEffects授業とする。
7回目〜15回目は山城が担当する。
課題遂行のため、授業時間外での作業が必要である。
授業時間外学習に記載された時間はあくまでも目安であり、受講者の知識・技術・経験等によって大きく変化する。

【科目ナンバー】9PCA613S
【オフィスアワー】水曜日5時間目 25号館11F・山城研究室
【実務経験】
 清久正一氏(四国放送株式会社・ニュース映像制作 昭和59年4月〜現在)
 AfterEffects部分担当教員(山城)の実務経験:なし