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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】メディアと著作権

科目番号	44557	担当教員名	稲川　正浩	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	後期	対象年次	2年

授業概要
(授業目的・方針等)かつては、特許権、著作権などの知的財産権といわれる権利は、普通の市民にとってそれほど縁のあるものではなかった。しかし、今日、経済、産業のグローバル化のなかで、これらの権利は、その国の発展を左右する大きな要素となっている。ところで、これらの知的財産権とは、簡単にいえば、人の知的営みの成果であるアイデアや表現などをその人の独占権として保護し、他人に勝手に使わせない法制度である。特に著作権は、パソコン、インターネット等の普及により「一億総表現者」となった今日、我々普通の市民にとって縁の深い権利となっている。したがって．我々は、自分の正当な権利を大事にすると同時に、他人の著作権を最大限に尊重しなければならない。そして、そのためには著作権に関する法制度の基本を十分に学んでおく必要がある。特に、メディアとコンテンツを専門分野とする諸君にとっては、その必要性はさらに大きいといえよう。授業は、いわゆる「デジタル著作権」を含め、実例を用いながら、できるだけ身近な問題と感じられるように分かりやすく、興味深く構成するつもりである。
到達目標

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	メディアと著作権
【2】	準備運動:法の分類・体系(公法と私法、民法とその他の私法、財産法など)
【3】	知的財産というものー現代における知的財産の重要性
【4】	知的財産法制の展開
【5】	特許(発明と特許、特許権の取得、特許権とビジネス、バイオテクノロジー開発の保護)
【6】	実用新案保護法制
【7】	意匠保護法制、商標保護法制、不正競争とその防止のための法制
【8】	著作の保護:①著作、著作物、著作者、なお、職務と著作
【9】	〃 ②著作者の権利(著作権、著作者人格権)、著作隣接権、著作権の管理システム)
【10】	〃 ③著作権とその限界
【11】	デジタル社会と知的財産権(プログラム、データベース、集積回路など)
【12】	インターネットと著作権
【13】	インターネットと特許権、商標権
【14】	知的財産権の国際的動向
【15】	知的財産権保護の国際化

評価方法
期末試験の成績による。
教科書
開講時に告知する。
参考図書
講義のなかで適宜紹介する。

備考