徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    造形演習

科目番号00052担当教員名和久 正明単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
コンピューターグラフィックスの技術の急速な進歩に かかわらず、やはり手で描くことがデザインの過程の中心です。デザインのアイディア を考えることは、紙の上で鉛筆やペンなどを使用して行われています。つまり、フリー ハンドおよび製図用具を用いた描写能力が最も重要となります。 ではどうすれば客観的な描写ができるようになるでしょうか。描くという行為は視覚 による知覚の延長、つまり平面(2次元)上に空間的幻想をもたらすものです。私たちが 現に見ているものと、見ていると思っているものの違いについて理解を深めること、そ して何をどう見ているのかを理解することが、素直で説得力のある描写技法の基礎とな ります。四角いフォーマットのもつ制約を学び、空間感、立体感、運動感、等々を感じ させる画き方や、視覚的演出、即ち特別な画き方の工夫をしなければなりません。建築

パース(透視画)を描く場合も全く同じです。

授業では描写の際に正確さを維持する様々な方法を学びながら、客観的な画法を身に つけていきます。
到達目標
透視図法が使えるようになると共に世界の見え方が変わり、建築物の見方もより鋭く観察できるようになります。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション:授業方針と用意する画材の説明。透視画法の説明。演習過去の作品を研究する
【2】立方体を描く。 ハッチングを試みる。演習過去の作品を研究する
【3】円柱を描く。 知覚と表現の差異について演習過去の作品を研究する
【4】椅子を描く。 垂直線の確認、角度の目測。演習過去の作品を研究する
【5】いくつか配置された幾何形態を描く。 鉛筆を使って目測する。演習過去の作品を研究する
【6】コーヒーミル、ランプを描く。 テクスチュアの表現。演習過去の作品を研究する
【7】屋内写生。(アカンサスホールや図書館にて) サイズの恒常性について。演習過去の作品を研究する
【8】同上演習過去の作品を研究する
【9】同上演習過去の作品を研究する
【10】建築物を写真から描く。 写真から学ぶ構図や光。演習過去の作品を研究する
【11】同上演習過去の作品を研究する
【12】同上演習過去の作品を研究する
【13】屋外で建築物を写生する。(文化の森にて) パースの中の樹木や人物の表現。演習過去の作品を研究する
【14】同上演習過去の作品を研究する
【15】同上演習過去の作品を研究する
評価方法
学習態度とすべての課題作品
教科書
参考図書
備考
スケッチブック(F6)、鉛筆(4B〜Hの間の数種類)、カッターナイフ等の鉛筆を削る道具、練り消しゴムが必要です。
オフィスアワー:木曜日、13:10〜14:40、和久研究室