徳島文理大学

Webシラバスシステム

TOP 戻る
徳島文理大学短期大学部

【科目名】    応用生物学A

科目番号10041担当教員名亀井 きみ江単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期前期 対象年次2年
授業概要
【授業概要】まず、Big bang に始まる宇宙の進化から原始地球での化学進化、生命誕生のシナリオを学ぶ。また、ミラーの実験、 オパーリンの生命起源説、隕石や地質時代の化石の他、DNA・RNAなどからも生物の進化を考える。さらに、ヒトゲノムの解析や遺伝子工学など最先端での生命科学の現状と可能性を学習し、命を育んできた地球上の、水・紫外線の問題、公害、自然保護の重要性、について考察する。
【到達目標】一般科目としての生物学の知識を深めると共に、身近な生物への愛情と関心を持ち、進歩する生命科学と日常生活とを関連させて判断し生活できる力をつけることを目標とする。  
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】ビッグバンbig bangに始まる宇宙の進化、物質から銀河系の誕生までを解説する。  
【2】地球の誕生、原始地球でのアミノ酸の生成、Millerの実験と化学進化について解説する。  
【3】コアセルベートとOparinの生命の起源説を解説し、生命とは何かの定義について考察する。  
【4】原始生命の進化、地球を食べる細胞、太陽を食べる細胞の出現について解説する。  
【5】アーキア、バクテリア、ユーカリアとウィルスの比較、地質時代から現代までの生物界の変遷について解説する。  
【6】生体を構成する化合物、タンパク質と核酸(DNA・RNA)について解説する。  
【7】DNA・RNAと遺伝情報の発現の仕組みを解説する。  
【8】遺伝子工学について解説し、クローン(クローン羊とテロメア、ヒトクローン)について考察する。  
【9】細胞融合、ポマト・オレタチ、ハクランについて解説し、遺伝子組み換えの問題点を考察する。  
【10】ヒトの遺伝と遺伝子、ヒトゲノム解析について解説する。  
【11】ES細胞・IPS細胞・生体幹細胞について解説し、生体医療への応用について考察する。  
【12】体外受精、不妊治療、代理母について解説し、生命の連続性について考察する。  
【13】免疫の仕組み、ワクチンと抗体について解説し,鳥インフルエンザ、新型インフルエンザの現状を考察する。  
【14】環境ホルモン,Dioxin、フロン、生物濃縮について解説する。  
【15】地球温暖化、水と紫外線の問題について解説し、自然保護について考察する。  
評価方法
試験、レポートと出席状況等を総合して評価する。
教科書
プリント、新聞記事等毎回配布する。
参考図書
授業の中で紹介する。
備考
【事前・事後学習】配付資料やプリントを再読し、更に疑問点、興味のある事柄や生物について図書館の本、DVD、VTRも活用して学習を深めてください。