徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    住宅政策論(Housing Policies)

科目番号10045担当教員名森田 孝夫単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次4年
授業概要
住宅問題とは何か、我が国の住宅政策はどのように行われてきたか、海外の住宅政策の歴史はどうであったかなどを概観し、現在から未来へかけて住宅政策はどうあるべきかなどを講述する。
到達目標
(1)知識……住宅問題,住宅政策の歴史について知識をもつ。
(2)関心……我が国の住宅政策の経緯と社会の関係に関心をもつ。
(3)表現……住生活基本法にもとづいて求められる住宅計画を表現することができる。
(4)思考……今後の住宅政策について論じることができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】住宅問題と住宅政策 : 授業のガイダンスを行うとともに、住宅問題の歴史を概観する.講義と質疑資料の復習と講義ノートの整理(住宅問題を調べる)。(2.5h)
【2】欧米の住宅政策(1): 産業革命時代における都市の住宅問題を講述する。講義と質疑資料の復習と講義ノートの整理(19世紀の西欧都市ロンドンとパリの問題を調べる)。(2.5h)
【3】欧米の住宅政策(2): 近代的な住宅政策の始まりである公衆衛生法を説明し、都市住環境の改善への取り組みを講述する。講義と質疑資料の復習と講義ノートの整理(伝染病が与える社会不安を調べる)。(2.5h)
【4】欧米の住宅政策(3): ハワードの田園都市論が,その後の住宅思想や政策、戦後のニュータウン計画に与えた影響を講述する。講義と質疑資料の復習と講義ノートの整理(田園都市論を調べる)。(2.5h)
【5】我が国の住宅政策の経緯(1): 関東大震災後の災害公営住宅の供給のために生まれた同潤会について講述する。講義と質疑資料の復習と講義ノートの整理(同潤会アパートを調べる)。(2.5h)
【6】我が国の住宅政策の経緯(2): 終戦後の三大住宅政策である(住宅金融公庫、公営住宅法、日本住宅公団の設立)について講述する。講義と質疑資料の復習と講義ノートの整理(三大住宅政策を調べる)。(2.5h)
【7】我が国の住宅政策の経緯(3): 住宅政策の変遷を概観し、量の確保から質の確保への転換度について講述する。講義と質疑資料の復習と講義ノートの整理(住宅建設計画法と住宅性能表示制度を調べる)。(2.5h)
【8】住宅政策の国際比較 : ドイツ、フランス、イギリス、アメリカ、日本、韓国、中国の住宅政策を比較する。講義と質疑資料の復習と講義ノートの整理(各国の土地の所有制度を調べる)。(2.5h)
【9】公共住宅の状況(1): 公共住宅における住宅の質と望ましい居住面積水準のありかたを議論する。講義と質疑資料の復習と講義ノートの整理(居住面積水準算定の例題に取り組む)。(2.5h)
【10】公共住宅の状況(2): 住生活基本法を概観し、徳島県の住生活基本計画を調べ、その特徴について議論する。講義と質疑資料の復習と講義ノートの整理(ふるさとの住生活基本計画を調べる)。(2.5h)
【11】民間住宅の状況(1): マンションの管理と区分所有法について講述する。講義と質疑資料の復習と講義ノートの整理(阪神淡路大震災と被災マンションについて調べる)。(2.5h)
【12】民間住宅の状況(2): 地価の高騰,行きすぎた不動産の市場主義がもたらす弊害を講述する。講義と質疑資料の復習と講義ノートの整理(土地バブルの実態について調べる)。(2.5h)
【13】震災と住宅政策のあり方 : 応急仮設住宅や震災公営住宅などの実態と課題について講述する。講義と質疑資料の復習と講義ノートの整理(関連する新聞記事を調べる)。(2.5h)
【14】新たな住宅政策のあり方(1): 住まいの健康問題とその対策を講述する。講義と質疑資料の復習と講義ノートの整理(シックハウスについて調べる)。(2.5h)
【15】新たな住宅政策のあり方(2): 今後の住宅政策について議論する。講義と質疑これからの時代に必要な住宅政策を構想する。(2.5h)
評価方法
定期試験(70%)、レポート(30%)。

資料は授業終了後、グーグルクラスルームにできるだけ掲載する。
教科書
資料配付
参考図書
授業において指示
備考
オフィスアワーは随時。場所は23号館11階教員研究室。
科目ナンバー:9QHL411L
実務経験なし。