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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 10329 | 担当教員名 | 田口 太郎 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 3年 |
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授業概要 |
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建築のみならずあらゆる居住環境を包含する「都市」の計画手法について、その成り立ちや戦後の市民まちづくりの動きに至るまで、実際の事例を交えつつ講義する。 |
到達目標 |
都市計画に関する基礎的な知識を習得した上で、「都市」を「計画する」際に実際に何を念頭に置き、どういったアクターが介在して計画し、実現していくのかについて自分なりの見識を持つようになる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | ガイダンス、「都市」のスケールとは | 講義 | 自分がイメージしていた「都市」のスケールについて考える |
【2】 | 都市計画の系譜(西洋都市計画と我が国の都市計画) | 講義 | 都市図集などで世界各地の都市を見てみる |
【3】 | 近代都市計画(田園都市と近隣住区論) | 講義 | 田園都市を現代に応用する方法を考察する |
【4】 | 震災復興計画(近代国家への脱皮;「江戸」から「東京」へ) | 講義 | 我が国における「都市」づくりの意味を考察する |
【5】 | 戦後の戦災復興計画(戦後復興と現代都市の基盤整備) | 講義 | 現在の「徳島市」の成り立ちを考察する |
【6】 | 全国総合開発計画(一全総から新全総まで) | 講義 | 国土レベルの計画と地域の実情の関係を考察する |
【7】 | 現代の都市計画(用途地域制と地区計画/建築協定) | 講義 | 身近な地域の用途地域を調べ、実際の街の様子との関係を考察する |
【8】 | 現代のまちづくり(まちづくりの系譜) | 講義 | 身近な地域の市民活動を振り返る |
【9】 | まちづくりとNPO(担い手の誕生と自律的まちづくり) | 講義 | 身近なNPOの活動を調べる |
【10】 | 大都市のまちづくり(事例紹介;東京のまちづくり/世田谷・向島他) | 講義 | 大都市でのまちづくり課題を考察する |
【11】 | 地方都市のまちづくり(事例紹介;神奈川県小田原市) | 講義 | 徳島市の様々な取組みとまちづくりを考察する |
【12】 | 中山間地域のまちづくり(事例紹介;新潟県高柳町) | 講義 | 徳島県内の事例を自らの役割りを考察する |
【13】 | 漁村のまちづくり(事例紹介;徳島県美波町) | 講義 | 「自分が出来るまちづくり」を考察する |
【14】 | 震災復興まちづくり(中越沖地震・柏崎の復興まちづくり) | 講義 | 自分ができる地震への「備え」を考察する |
【15】 | 総括、これからのまちづくりの方向性 | 講義 | 自らが係わるまちづくりの方向性を考察する |
評価方法 |
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毎回授業時のレポート(出欠含む)、および試験により評価を行う |
教科書 |
毎回授業にてレジメを配布し、必要に応じて参考図書を紹介する |
参考図書 |
『人間尺度論』、戸沼幸市、彰国社 『日本近代都市計画の展開』、石田頼房、自治体研究社 『都市工学入門』、高見沢実、鹿島出版会 『都市史図集』、都市史図集編集委員会編、彰国社 『ハンディブック建築』、渡辺仁史他、オーム社 『まちづくりオーラル・ヒストリー』、田口太郎他、水曜社 『まちづくり教科書1〜9』、日本建築学会編、丸善 雑誌『季刊まちづくり』、学芸出版社 他、授業にて順次紹介 |
備考 |
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