徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    人間工学

科目番号40311担当教員名森田 孝夫単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次3年
授業概要
人間工学は,道具や家具,機器,設備,空間などの使いやすさをデザインするための理論である。ここでは,家具,機器、空間の使いやすさについて知識を増やし、安全デザインの人間工学を考察する。そして,人間の体躯や心理,動作などの特性をよく考えてデザインができるように,これまでに工夫を重ねて開発されたデザインを解説する。さらに人間の仕事を代替するかもしれないロボットの未来について考える。
到達目標
(1)使いやすさと安全デザインの人間工学を理解する。
(2)人間の体躯や心理、動作などを考慮するデザインを考える。
(3)学んだ知識や理論を活用し、家具や機器そして空間の設計技術を発展させる。
(4)人間―機械―環境系のさまざまな視点から、新しいデザインを考案できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】ガイダンス:エルゴノミクスとヒューマンエンジニアリング講義と質疑講義ノートの内容を整理し,必要があれば調査して講義内容を補足し,理解度を高める。
【2】台所のデザインの歴史講義と質疑同上
【3】台所のプランニング講義と質疑同上
レポート課題:台所の冷蔵庫、シンク、コンロなどの配置計画
【4】人体の仕組みと人体寸法の統計講義と質疑同上
【5】座り心地のよい椅子:体圧分布図講義と質疑同上
【6】学校の椅子と机:座高三角法講義と質疑同上
レポート課題:チャールズ・イームズ
【7】睡眠の人間工学:REM睡眠講義と質疑同上
【8】寝室のインテリアと快適なベッド講義と質疑同上
【9】事故と人間の行動習性講義と質疑同上
【10】事故をまねくディテール講義と質疑同上
【11】人間―機械―環境系:自転車と自動車講義と質疑同上
【12】人間―機械―環境系:ハインリッヒの法則講義と質疑同上
レポート課題:自動車の停止距離の計算
【13】ヒト化する機械と機械化するヒト:ロボット講義と質疑同上
【14】ヒト化する機械と機械化するヒト:人工知能
Artificial Intelligence
講義と質疑同上
レポート課題:ヒトとロボットが共存できるための条件
【15】まとめ 講義と質疑同上
評価方法
試験60%、レポート40%。
教科書
プリントを配布する。
参考図書
岡田光正他「現代建築学(新版)建築計画1」鹿島出版会
備考
参考図書の第3章「寸法と規模の計画」を復習する。オフィスアワーは随時。