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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 34638 | 担当教員名 | 尾熊 隆嘉 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 3年 |
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授業概要 |
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医薬品の様々な剤形の製剤技術とその投与形態の意義、各種製剤の製剤試験法に関する技術を習得し、製剤化された医薬品が有効性、安全性を保つための物理化学的、生物学的な背景を実験を通して深く理解することを目的とする。さらに、薬剤師の任務および職能を理解する。(1)製剤、主として固形剤の製造に関する製剤工学に関する基本的操作を理解する。(2)また、各種の製剤試験法を習得する。(3)物理薬剤学実習は、製剤化や患者への投薬時に問題となる医薬品の安定性について実験し理解を深める。(4)生物薬剤学実習では、医薬品の生体内動態(医薬品の消化管吸収、薬物速度論解析)に関する実験手技を習熟し、医薬品の製造過程から薬物治療の場で必要とされる薬物動態学的知識を養う。 |
到達目標 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 総合ガイダンス | ||
【2】 | 固形製剤の製造法に関する実験 1(粉体を造粒して顆粒剤を製造する。造粒前後の物性を比較し造粒工程の意味を考察する。) | ||
【3】 | 固形製剤の製造法に関する実験 2 | ||
【4】 | 固形製剤の製造法に関する実験 3 | ||
【5】 | 固形製剤の製造法に関する実験 4(グループディスカッション) | ||
【6】 | 固形製剤の試験法に関する実験 1(【3】で製造した顆粒剤の定量および主薬の溶出試験を実施する。処方と溶出性の関係を考察する。) | ||
【7】 | 固形製剤の試験法に関する実験 2 | ||
【8】 | 固形製剤の試験法に関する実験 3 | ||
【9】 | 固形製剤の試験法に関する実験 4(データの解析およびグループディスカッション) | ||
【10】 | 医薬品の安定性 1(アスピリンの分解に対するpHの影響、安定性の予測、懸濁液の分解およびクエン酸ナトリウムによる可溶化) | ||
【11】 | 医薬品の安定性 2 | ||
【12】 | 医薬品の安定性 3(データの解析およびグループディスカッション) | ||
【13】 | 薬物速度論に関する実験 1(流水モデルでの実験、薬物速度論的パラメータの計算) | ||
【14】 | 薬物速度論に関する実験 2 | ||
【15】 | 薬物速度論に関する実験 3(データの解析およびグループディスカッション) | ||
【16】 | 医薬品の消化管吸収 1(In situ 腸管還流法によるラット小腸からの薬物吸収実験) | ||
【17】 | 医薬品の消化管吸収 2 | ||
【18】 | 医薬品の消化管吸収 3(データの解析およびグループディスカッション) | ||
【19】 | 総合討論 | ||
【20】 | 試験 |
評価方法 |
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出席状況、技能、実習への取り組み態度、実習項目ごとにレポート提出(所定の期日を指定する)、筆記試験により総合的に評価する。 |
教科書 |
製剤学実習テキスト 製剤学教室特別編集 薬物動態学実習テキスト 薬物動態学教室特別編集 |
参考図書 |
第十五改正日本薬局方解説書 廣川書店 最新 薬剤学実習書 改稿版 廣川書店 小木曾 太郎・他 編 生物薬剤学実験法 南江堂 村田 敏郎・他 編 |
備考 |
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担当教員 製剤学講座教員;牧野 悠治、栗田 拓朗、白畑 孝明 薬物動態学講座:尾熊 隆嘉、加藤 善久 |