徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    病態生理学1

科目番号34656担当教員名三井 洋司単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2年
授業概要
先に学習した細胞生物学と生体制御を充分に理解し、人体の構造と機能の知識を踏まえた上で、各種疾病の基礎となる病態について薬学的な視点から学ぶことを目的とする。 今期の病態生理学1と来期の病態生理学2は一体的なものであり、合わせて全疾患の病態生理を学ぶ。そのうち、病態生理1は便宜上、病態生理の基礎(総論)から、消化器系疾患、心臓,血管系疾患、内分泌,代謝疾患、及び血液,造血系疾患、及び悪性腫瘍について、学ぶ。 病態生理は薬物治療などの対象と成り、薬の開発に深い示唆を与える分野であるところから、学習を楽しみながらも、確実な知識として,定着させることをねらう。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】病態生理学1の全体計画と目的、総論(老化と生理機能変化など)   
【2】主な症候   
【3】消化器疾患(1)消化管系   
【4】消化器疾患(2)肝臓疾患   
【5】消化器疾患(3)胆管、膵臓炎   
【6】心臓,血管系疾患(1)検査法、心不全、不整脈など   
【7】心臓,血管系疾患(2)虚血性心疾患、高血圧など   
【8】心臓,血管系疾患(3)動脈硬化、血栓症など   
【9】内分泌,代謝疾患(1)糖尿病、低血糖   
【10】内分泌,代謝疾患(2)甲状腺機能、副腎皮質機能の異常症   
【11】内分泌,代謝疾患(3)高脂血症、高尿酸血症など   
【12】血液,造血器疾患(1)貧血、赤血球増多症、紫斑病   
【13】血液,造血器疾患(2)白血球増多症/減少症、血友病、白血病   
【14】悪性腫瘍   
【15】試験   
評価方法
筆記試験、レポート、出席などにより評価する。
教科書
疾病と病態生理 橋本・佐藤・豊島、南江堂 ISBN4-524-40195-4 カラー図解、症状の基礎から分かる病態生理 S.Silbernagl ら、メディカルサイエンス ISBN4-89592-328-2
参考図書
備考
病態生理学は、いろいろな疾病を理解する最初の機会であるが、免疫疾患など一部は、別の教科で重点的に学ぶ。先に学習した細胞、組織、器官の機能 および遺伝子、タンパク質の構造と機能そして情報伝達について確実な理解を前提とする。教科書は2冊だが、病態生理学1及び2の両方で使う。授業に持参すること。教員は、三井洋司と高橋知子が担当する。