徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    化学療法学

科目番号34660担当教員名宮澤 宏単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2年
授業概要
化学療法は、病原微生物に化学物質を直接作用させ、病原体の増殖の阻止あるいは死滅させることによって感染症を治療することをいうが、現在ではがん細胞に化学物質を作用させ治療することも指す。この目的に用いる化学物質が化学療法剤である。感染症や悪性腫瘍に対する薬物であり、現代医療の重要な治療薬である。「微生物学」の知識をもとにして、化学療法剤の作用機序、適用範囲、副作用について講義する。また、病原微生物の薬剤耐性機構や、微生物からの有用物質の探索および遺伝子工学による医薬品生産についても講義する。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】化学療法について   
【2】化学療法剤各論(1)細菌細胞壁合成阻害剤   
【3】化学療法剤各論(2)細菌細胞壁合成阻害剤   
【4】化学療法剤各論(3)細胞質膜傷害作用剤   
【5】化学療法剤各論(4)タンパク質合成阻害剤   
【6】化学療法剤各論(5)代謝拮抗剤   
【7】化学療法剤各論(6)DNA、RNA合成阻害剤   
【8】薬剤耐性機構   
【9】滅菌と消毒  
【10】抗真菌薬・抗ウイルス・抗原虫薬   
【11】抗悪性腫瘍薬の分類(1)  
【12】抗悪性腫瘍薬の分類(2)  
【13】抗悪性腫瘍薬の耐性と副作用  
【14】化学療法薬の副作用のまとめ   
【15】試験   
評価方法
筆記試験、レポート、小テスト、出席などで評価する。
教科書
薬科微生物学(第4版)加藤文男ほか編集、丸善
参考図書
21世紀の考える薬学微生物学 池澤宏郎編集、廣川書店標準微生物学 山西弘一ら編集、医学書院ブラック微生物学 Jacquelyn G. Black著 林英生ら監訳、丸善微生物学?病原微生物の基礎? 柳原保武ら編集、南江堂新しい微生物学 大野尚仁ら編集、廣川書店
備考