徳島文理大学

Webシラバスシステム

TOP 戻る
徳島文理大学短期大学部

【科目名】    神経科学特論

科目番号00023担当教員名宋 時栄単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
創薬研究の重要な対象である中枢および末梢神経系や、骨格筋の疾患についての先端的・学際的知見を、人体病理学的知見、疾患モデル動物を用いた病態の解明を交えて系統的に講義する。講義対象としてはアルツハイマー病、パーキンソン病その他の神経系の主要な疾患を取り上げ、その病態の理解の基礎となる分子、シナプスレベルから細胞、組織、個体レベルに至る各階層での生理的機能・病理的変化について理解を深める。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】序論:神経解剖・神経生理学の基礎、シナプスの概念  
【2】神経病理学の理解に必要な生化学、分子生物学、遺伝学の基礎  
【3】神経細胞、グリア細胞の細胞生物学  
【4】アルツハイマー病(1):1907年から20世紀まで アミロイド仮説、tauopathy  
【5】アルツハイマー病(2):疾患モデル動物、新しい治療法の摸索  
【6】パーキンソン病(1):神経病理、神経生化学的知見、分子生物学的知見  
【7】パーキンソン病(2):疾患モデル動物、新しい治療法の摸索  
【8】統合失調症の病態生理と新しい治療薬  
【9】躁うつ病、うつ病の病態生理と新しい治療薬  
【10】脳血管障害:病態生理、疾患モデル動物  
【11】筋萎縮性側索硬化症、疾患モデル動物  
【12】グリア細胞の病理学的意義  
【13】実習:アルツハイマー病、パーキンソン病  
【14】実習:脳血管障害、筋萎縮性側索硬化症  
【15】特別講義  
評価方法
原書講読、レポート
教科書
配布プリント
参考図書
神経病理を学ぶ人のために(医学書院ISBN-13: 978-4260103602)、カラーアトラス神経病理(医学書院ISBN-13:978-4260002851)、Greenfield's Neuropathology(Oxford University Press ISBN-13: 978-0340906828)
備考