徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    衛生化学1

科目番号00003担当教員名田元 浩一単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2年
授業概要
薬剤師の本来の役割は、医師や他の医療スタッフと共に公衆衛生の向上と増進に寄与することである。衛生薬学は、人間集団全体の生命を病気から守り、その健康レベルの向上を目指している学問領域である。講義を通じて、社会を対象として病気を予防し、健康を増進する概念や方法、意義について理解すると共に、健康を脅かす感染症について理解することを、本講義の目的としている。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】[授業内容] 健康と疾病(1):健康と疾病の概念の変遷および疾病の予防 [到達目標 C11(3)1-1, 2、2-1]健康と疾病の概念の変遷と、その理由を説明できる。世界保健機構 (WHO) の役割について概説できる。疾病の予防について、一次、二次、三次予防という言葉を用いて説明できる。  
【2】[授業内容] 健康と疾病(2):健康を維持するしくみ [到達目標 C10(1)1-1, 2]自然免疫と獲得免疫の特徴とその違いを説明できる。異物の侵入に対する物理的、生理的、化学的バリアーについて説明できる。  
【3】[授業内容] 保健統計(1):日本における人口の動向 [到達目標 C11(2)2-2, 3]日本における人口の推移と将来予測について説明できる。高齢化と少子化によりもたらされる問題点を列挙し、討議する。  
【4】[授業内容] 保健統計(2):人口静態統計、人口動態統計 [到達目標 C11(2)2-1~3]集団の健康と疾病の現状を把握する上での人口統計の意義を概説できる。人口静態と人口動態について説明できる。国勢調査の目的と意義を説明できる。  
【5】[授業内容] 保健統計(3):人口の将来予測に必要な指標 [到達目標 C11(2)1-4, 5、2-1]人口の将来予測に必要な指標を列挙し、その意義について説明できる。死亡に関する様々な指標の定義と意義について説明できる。死因別死亡率の変遷について説明できる。  
【6】[授業内容] 疫学(1):疾病の予防における疫学の役割と調査方法 [到達目標 C11(2)3-1~3, 6]疾病の予防における疫学の役割を説明できる。疫学の三要因(病因、環境要因、宿主要因)について説明できる。 疫学の種類(記述疫学、分析疫学など)とその方法について説明できる。医薬品の作用・副作用の調査における疫学的手法の有用性を概説できる。  
【7】[授業内容] 疫学(2):分析疫学の実際  [到達目標 C11(2)3-4, 5, 7、C17(5)2-4]患者・対照研究の方法の概要を説明し、オッズ比を計算できる(知識・技能)。リスク因子の評価として、オッズ比、相対危険度および信頼区間について説明し、計算できる(知識・技能)。要因・対照研究(コホート研究)の方法の概要を説明し、相対危険度、寄与危険度を計算できる(知識・技能)。疫学データを解釈する上での注意点を列挙できる。  
【8】[授業内容] 疾病予防と健康管理(1):感染症とその対策  [到達目標 C11(3)2-2、C11(3)3-1]現代における感染症(日和見感染、院内感染、国際感染症など)の特徴について説明できる。疾病の予防における予防接種の意義について説明できる。  
【9】[授業内容] 疾病予防と健康管理(2):予防接種法と感染症法  [到達目標 C11(3)3-3, 6]予防接種法の定める定期予防接種の種類を挙げ、摂取時期などを説明できる。一、二、三類感染症および代表的な四類感染症を列挙し、分類の根拠を説明できる。  
【10】[授業内容] 疾病予防と健康管理(3):感染症法と感染症の動向  [到達目標 C11(3)2-2, 3, 5]一、二、三類感染症および代表的な四類感染症を列挙し、分類の根拠を説明できる。新興感染症および再興感染症について代表的な例を挙げて説明できる。性行為感染症を列挙し、その予防対策と治療について説明できる。  
【11】[授業内容] 疾病予防と健康管理(4):感染症法と感染症の動向  [到達目標 C11(3)2-2, 3, 5]一、二、三類感染症および代表的な四類感染症を列挙し、分類の根拠を説明できる。新興感染症および再興感染症について代表的な例を挙げて説明できる。性行為感染症を列挙し、その予防対策と治療について説明できる。   
【12】[授業内容] 疾病予防と健康管理(5):生活習慣病の動向と予防  [到達目標 C11(2)4-1〜3]生活習慣病の種類とその動向について説明できる。生活習慣病のリスク要因を列挙できる。食生活と喫煙などの生活習慣と疾病の関わりについて説明できる。  
【13】[授業内容] 疾病予防と健康管理(6):生活習慣病の動向と予防  [到達目標 C11(2)4-1〜3]生活習慣病の種類とその動向について説明できる。生活習慣病のリスク要因を列挙できる。食生活と喫煙などの生活習慣と疾病の関わりについて説明できる。  
【14】[授業内容] 疾病予防と健康管理(7):母子保健と学校保健  [到達目標 C11(3)2-3, 4]新生児マススクリーニングの意義について説明し、代表的な検査項目を列挙できる。母子感染する疾患を列挙し、その予防対策について説明できる。  
【15】[授業内容] 疾病予防と健康管理(8):産業保健  [到達目標 C11(3)5-1]主な職業病を列挙し、その原因と症状を説明できる。  
評価方法
筆記試験、ミニテスト、受講態度を総合して評価する。
教科書
「第4版 衛生薬学」井村伸正、渡邊 烈 共編、丸善
参考図書
1「健康と環境」日本薬学会編、東京化学同人; 2「衛生薬学 改訂第3版」佐藤政男、中川靖一、川嶋洋一、鍛冶利幸、名取泰博、工藤なをみ 共著、南江堂; 3「医科細菌学」改訂第4版、笹川千尋、林哲也 共編、南江堂
備考
授業計画欄には、授業内容と到達目標を記載した。薬学教育モデル・コアカリキュラムの到達目標SBOについては、到達目標の文言の前に分類番号も記載した。なお、感染症については、「微生物学1,2」と関連づけて学習すること。健康を維持するしくみについては、「機能形態学1,2」および「免疫学」と密接に関連する。生活習慣病と疾患については、「病態生理学1,2」と関連している。