徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    化学A

科目番号00026担当教員名喜納 克仁単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
化学は薬学にとって最重要科目である。化学Aで化学の根幹を理解し、より高度な専門化学の理解へつなげる。元素周期表(無機化学)をもとに、有機化学を学ぶ意義を理解し、現代の錬金術に思いをはせる。
まずは化学を好きになること、有機化学に関して何を学んでいかなければいけないのかを理解してもらいたい。大学専門有機化学(非暗記科目)と高校有機化学(暗記科目)のギャップは非常に大きいため、学ばなければいけないことを全て詰め込もうとすると、有機化学が嫌いになってしまう可能性が大である。化学Aでは暗記に頼るという愚行を極力避け、有機化学を学んでいくためのエッセンスを提供したい。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】錬金術から生まれた化学 化学とは「ばけ学」とも読め、錬金術がもとになっている学問である。現代の錬金術を君たちの研究に役立てるためには、今後大学でどのようなことを習得していかなければならないか、について理解する。  
【2】原子 この世のあらゆるものは原子からなっており、原子は原子核と電子雲からなっている。原子核の構造についてふれ、同位体について解説する。また、放射性同位体と原子核の安定性について述べる。  
【3】周期表・無機化学 C4(1)3-1,2,3,4 原子が結合することで分子やイオンが作成されているというイメージを述べる。具体的には原子の性質には一定の周期的規則が存在し、それが電子配置に依存することを示す。また、この電子配置により、結合数や酸化数が決定されることを理解する。その上で、典型元素および遷移元素から構成される化合物について、構造および性質を列挙する。  
【4】【3】の続き  
【5】【3】の続き  
【6】【3】の続き  
【7】化学反応 化学を学ぶ最大の価値は、A 分子とB分子を混合することにより、新たなC分子が作成できる点である。無機化合物を中心とした化学反応について分類を行なう。さらに、中和反応と酸化還元反応式を組み立てる方法について述べる。  
【8】【7】の続き  
【9】図形有機化学 有機化学反応は、ほとんどの場合+と−の反応である。有機化学の理解に文章はいらない。まずは高校化学とは異なる構造式の書き方について述べ、電気陰性度を考慮した極性について述べる。この結果、どこに+と−が生じるのか構造式を用いて視覚的に説明する。また、二重結合における電荷の広がりと共鳴という考え方について図示する。さらに、−の攻撃について2パターン紹介し、ピンポン反応というイメージが非常に重要であることを理解する。電子の矢印を書くことができるようになると、有機化学は単なる暗記科目でなくなるだろう。  
【10】【9】の続き  
【11】【9】の続き  
【12】【9】の続き  
【13】有機化合物設計法 専門の有機化学では、詳細な反応を学んでいく。その最大の意義はあなたが必要な化合物を得ることにある。簡単な官能基変換図をみて、自由自在に有機化合物を変換できることを理解する。また、有機化学の醍醐味は、低分子化合物から巨大な化合物を構築していくことにある。いくつかの炭素連結反応について図示し、逆合成という作業を行なうことで、複雑な有機化合物が合成できる気分を味わう。  
【14】【13】の続き  
【15】【13】の続き  
評価方法
筆記試験(持ち込み可、持ち込める資料は後日伝達)
教科書
未定(追って指示する)
参考図書
1;逆合成のノウハウ 有機合成の戦略、化学同人、C.L.ウィリス、M.ウィルス
2;薬学のための無機化学、化学同人、桜井弘
3;カラー版 図表から学ぶ化学、浜島書店、川泉文男
4;これはすごい!化学の世界記録集、化学同人、化学編集部
5;知りたいサイエンス 有機化学美術館へようこそ、技術評論社、佐藤健太郎
6;物質の機能からみた化学入門、裳華房、杉森彰
7;ステップアップ大学の総合化学、裳華房、齋藤勝裕
8;新版 ライフサイエンス系の無機化学、三共出版、八木康一
9;よくある質問 有機化学の総まとめ、講談社、西脇永敏
10;逆説・化学物質 あなたの常識に挑戦する、丸善、John Emsley
11;生活を中心とした化学15講、東京教学社、大学自然科学教育研究会
12:ケミストリー 図説とデータ、東京教学社、磯直道、冨田功
13;物質とは何か 化学の基礎、東京教学社、磯直道、奥谷忠雄、滝沢靖臣
14;食を中心とした化学 第3版、東京教学社、北原重登、塚本卓次、野中靖臣、水崎幸一
15;困ったときの有機化学、化学同人、DRクライン
備考