徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    臨床生化学

科目番号00034担当教員名冨永 貴志単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次4
授業概要
【授業概要】 
 病気の診断、判定、臨床経過の観察、治療効果の判定などのために行う検査のうち、血液、尿、便などの検体から得られる検査値の意味を知る。これにより、臨床検査値の異常値の現れる機構を疾病の病態生理から説明できるようにする。
【一般目標(GIO)】 
代表的な臨床検査値をあげることができる。
代表的な臨床検査の手法をあげることができる。
疾病に伴う身体の病的変化に対応した臨床検査値の変化を、病態生理学的に説明することが出来る。
臨床検査値の変化から、患者の身体の病的変化を予想し可能性のある疾病をあげることができる。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】序論 臨床検査の手法、評価と検査データの見方 C2(3)1-2 C2(3)2-1 講義・出席カードでの小レポート演習(講義時間中)、自宅での電子テスト演習(講義時間外) 
【2】肝機能検査 血清逸脱酵素検査(AST,ALT,γ-GTP,LDH ChE)、ビリルビン、肝炎ウイルスマーカー等と肝胆道系疾患  
【3】腎臓機能検査 血清クレアチニン、血中尿素窒素、血中タンパクの尿中への漏出検査と腎臓疾患 C14(1)2-2   
【4】呼吸機能検査 肺機能検査(スパイログラム等)、動脈血ガス分析と呼吸器系疾患 C14(1)2-3   
【5】心臓機能検査 代用的な心臓機能検査―心電図、血中酵素逸脱と心臓疾患 C14(1)2-4   
【6】血液及び血液凝固検査 血液成分検査、血液凝固系検査と血液造血器疾患 C14(1)2-5   
【7】内分泌・代謝疾患に関する検査 ホルモン、血糖、HbA1C,血清脂質と内分泌・代謝疾患 C14(1)2-6   
【8】感染時及び炎症時の変化に関する検査 白血球数、C反応性タンパク質、赤血球沈降速度と感染・炎症関連疾患 C14(1)2-7   
【9】悪性腫瘍に関する検査 腫瘍マーカーと悪性腫瘍 C14(1)2-8   
【10】尿及び糞便用いた検査、動脈血ガス分析 脳検査、便検査、動脈血ガス検査と関連する疾患 C14(1)2-9,10,11   
評価方法
定期試験(80%)、電子テスト(10%)、出席カード(10%)により評価する。
教科書
薬学生のための病態検査学、三浦雅一編集、南江堂、2009年、ISBN-9784524402571
参考図書
異常値の出るメカニズム(第5版)、河合忠・屋形稔・伊藤喜久編集、医学書店、2009年、ISBN-4260119745
今日の臨床検査(第12版) 櫻林郁之介監修、南江堂、2011,ISBN9784524263844
備考
機能形態学、病態生理学、薬理学を学んでいることが望ましい。
講義中の出席の確認は、出席カード(小レポートA4、1枚)の提出をもって行う。講義後1週間以内に、ホームページ上の電子テストを受けること(テストの所要時間目安は30分程度です)。
出席カード(記名)、電子テストの結果(匿名)はホームページ上で受講生に公開します。

講義中、教科書の参照箇所は指示しますが、教科書そのものの講義ではありません。