徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    生物製剤学

科目番号00038担当教員名宮澤 宏単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次5
授業概要
【授業概要】近年医薬品として生物製剤が多用されるようになってきている。この講義では、生物製剤の種類、取扱い上の注意、問題点を学ぶと同時に、遺伝子組換え技術の基礎からゲノム情報を利用した創薬、最新の細胞治療や再生医療などについても学ぶ。
【到達目標】医薬品としてのタンパク質、遺伝子、細胞を適正に利用するために、それらを用いる治療に関する基本的知識を修得し、倫理的態度を身につける。同時にゲノム情報の利用に関する基本的知識を修得する。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】生物製剤について:生物製剤の種類を学び、その特色、有用性、使用にあたっての注意すべき点を理解する。 [C10(2)3-1,2, C17(3)1-1]講義 
【2】遺伝子工学の基礎技術:組換えDNA技術の概要を説明できる。 [C9(6)1-1, C9(6)2-1,2,3]  
【3】遺伝子機能の解析法:遺伝子機能を解析する方法を理解する。 [C15(3)1-3]   
【4】生殖・発生工学:遺伝子工学の医療分野での応用について例を挙げて説明できる。 [C9(6)3-2,3,4]    
【5】バイオ医薬品:代表的な組み換え体医薬品とその特色と有用性、安全性について概説できる。 [C17(3)1-1,2,3]  
【6】細胞治療・再生医療:再生医療の原理、方法と手順、現状、および倫理的問題点を理解する。 [C17(3)3-1]  
【7】ヒトゲノムの構造と多様性:ヒトゲノムの構造と多様性を理解し、薬物の作用発現や薬物動態、副作用などへの遺伝的素因の影響を考慮できる。 [C17(3)4-1, C9(2)5-1, C15(3)1-1,2]   
【8】遺伝子診断とオーダーメイド医療:遺伝的素因を考慮した薬物治療について、例を挙げて説明できる。 [C17(3)4-3]   
【9】バイオインフォマティクスとゲノム創薬:バイオインフォマティクスについて理解し、ゲノム情報の創薬への利用を概説できる。 [C17(3)4-2, C17(3)4-4]  
【10】遺伝子治療:遺伝子治療の原理、方法と手順、現状、および倫理的問題点を概説できる。 [C17(3)2-1]     
評価方法
レポート(50%)、小テスト(20%)、授業態度(30%)により評価する。
教科書
「医薬分子生物学」野島博著、南江堂、ISBN:4524402047
参考図書
「コンパス分子生物学—創薬・オーダーメイド医療に向けて−」荒牧弘範、大戸茂弘編集、南江堂、ISBN:4524402656
「ゲノム医学からゲノム医療へ」中村祐輔著、羊土社、ISBN:4897064767
「分子標的薬—開発への新たなる挑戦—」岡野栄之、岩坪威、佐谷秀行編集、羊土社、ISBN:4758102971
備考
4年次までの生化学、薬理学、薬物治療学の内容をよく復習しておくこと。