徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    化学A

科目番号00055担当教員名喜納 克仁単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
化学を学ぶ意義を理解し、有機化学が現代の錬金術であることを認識する。
到達目標
化学は薬学にとって最重要科目であることを認識し、より高度な専門有機化学の理解へつなげるため、周期表、分子の形成と化学反応を学び、有機化学を学ぶ意義を理解する。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】化学とは「ばけ学」とも読め、錬金術がもとになっている学問である。化学の重要性を理解し、今後大学でどのような項目を万で行く必要があるのかを理解する。さらに、原子の構造と同位体について理解する。(講義時間は180分)講義と質疑、演習+討論教科書1.1節までをあらかじめ読む。演習問題をもう一度解く。
【2】原子の周期性と電子配置を知った上で、分子やイオンが生成する方法を理解する。(講義時間は180分)講義と質疑、演習+討論教科書1.2〜1.4節をあらかじめ読む。演習問題をもう一度解く。
【3】化学を学ぶ最大の価値は、A 分子とB分子を混合することにより、新たなC分子を作成できる点である。無機化合物を中心とした様々な化学反応を知り、基本形を理解する。(講義時間は180分)講義と質疑、演習+討論教科書1.4〜1.6節をあらかじめ読む。演習問題をもう一度解く。
【4】有機化学の構造を正確に読み解き、分子模型を使って分子を組み立てる力を養う。(講義時間は180分)講義と質疑、演習+討論教科書2.1〜2.3節をあらかじめ読む。教科書に掲載の分子構造を分子模型を使って組み立てる。
【5】有機化学における官能基、電気陰性度、共鳴構造を理解する。(講義時間は180分)講義と質疑、演習+討論教科書2.4〜2.9節をあらかじめ読む。演習問題をもう一度解く。
【6】有機化学反応において、官能基変換と炭素鎖増大反応を知る。(講義時間は180分)講義と質疑、演習+討論教科書2.10〜2.14節をあらかじめ読む。演習問題をもう一度解く。
【7】実際の化合物の合成反応で、有機化学反応を理解する。低分子化合物から複雑な有機化合物が合成できる高尚な気分を味わう。(講義時間は180分)講義と質疑、演習+討論教科書2.15節掲載の問題と演習問題を予習・復習の段階で解く。
【8】実践問題を用いて、これまでの内容を総合的に理解する。確認試験およびその解説演習問題をあらかじめ解く。
評価方法
定期試験(100%)により評価する。化学Aでは暗記を極力避け、有機化学を学んでいくためのエッセンスを理解してほしいため、教科書とノート・プリント、分子模型、図書館で借りた本を持ち込み可とする。
教科書
教科書:「HGSタンパク質,核酸用精密分子構造模型 生化学学習用セット、丸善」および「化学と数学for初年次薬学部生、喜納克仁、大学購買のみ販売、2013年」内の「現代錬金術学〜大学化学への導入〜2013年版」
参考図書
書ききれないので、教科書に記してある。
備考
連続講義(180分)で行い、化学Aは前期前半で終了する。引き続き、同じ連続講義で化学Bを実施する。学生からの要望で本試験前に補講が追加されることはある。