徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    薬理学A

科目番号00062担当教員名得丸　博史単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2年
授業概要
薬理学とは、「薬は身体にどのような作用をもたらすのか？」「薬はなぜ効くのか」を研究する学問です。したがって、薬理学では、「薬」と「身体」の両方を理解する必要があります。身体については、「機能形態学」や「病態生理学」が深く関連しています。薬理学では以下の点を特に考慮して学習していくとよいでしょう。
�，匹鵑兵鑪爐量堯別瑤諒�類）があり、�△匹里茲Δ忘醉僂垢襪里�（薬の作用機序）、そして、その結果、��どのような効果が期待できるか（薬理作用）。さらに、どんな時にその薬が使えて（適応）、どんな時に使えないのか（禁忌）。
講義は、教科書、配付資料を用いて行います。薬理学は、薬理学A〜C（基礎的な薬物を中心に）・D（基本の復習と応用）の 4 部で構成されています。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】薬の作用（１）；薬物の用量と作用の関係を説明できる。アゴニストとアンタゴニストについて説明できる。　　
【2】薬の作用（２）；薬物の作用するしくみについて、受容体、酵素およびチャネルを例に挙げて説明できる。代表的な薬物受容体を列挙し、刺激あるいは阻害された場合の生理反応を説明できる。　　
【3】薬の作用（３）；薬物の作用発現に関連する代表的な細胞内情報伝達系を列挙し、活性化された場合の生理反応を説明できる。　　
【4】薬の作用（４）；薬物の主作用と副作用（有害作用）、毒性との関連について説明できる。副作用と有害事象の違いについて説明できる。　　
【5】自律神経系に作用する薬物（１）；交感神経系に作用し、その支配器官の機能を修飾する代表的な薬物を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。　　
【6】自律神経系に作用する薬物（２）；交感神経系に作用し、その支配器官の機能を修飾する代表的な薬物を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。　　
【7】自律神経系に作用する薬物（３）；副交感神経系に作用し、その支配器官の機能を修飾する代表的な薬物を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。　　
【8】自律神経系に作用する薬物（４）；副交感神経系に作用し、その支配器官の機能を修飾する代表的な薬物を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。　　
【9】自律神経系に作用する薬物（５）；神経節に作用する代表的な薬物を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。　　
【10】眼・皮膚に作用する薬物；代表的な緑内障・白内障治療薬を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。　　　
【11】知覚神経に作用する薬物；知覚神経系に作用する代表的な薬物（局所麻酔薬など）を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。　　
【12】運動神経に作用する薬物；運動神経系に作用する代表的な薬物を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。　　
【13】中枢神経系に作用する薬物（１）；代表的な全身麻酔薬を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。　　
【14】中枢神経系に作用する薬物（２）；代表的な催眠薬を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。　　
【15】中枢神経系に作用する薬物（３）；代表的な鎮痛薬を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。　　
評価方法
試験による評価。
教科書
第2版　新薬理学テキスト、佐藤進（編）、廣川書店、978-4-567-49492-2
参考図書
NEW 薬理学　改訂第5版、田中千賀子・加藤隆一（編）、南江堂、978-4-524-24071-5
機能形態学　改訂第2版、櫻田忍・櫻田司（編）、南江堂、978-4-524-40215-2
備考
薬理学 A の講義にて説明された代表的な薬物は、その基本構造も示すことができるようにすること。SBOs [C13(2)6-1, C13(3)7-1]