授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 |
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【1】 | 序論 「学習・記憶の神経生物学」について、その研究の歴史を概説できる。学習や記憶の分類を説明できる。 (桐野 豊) | | |
【2】 | 海馬と神経可塑性 ヒトを含む高等生物の「学習・記憶」における重要な神経回路の代表として、海馬の神経回路について説明できる。その神経機構としての神経可塑性について説明できる。さらに他の代表的な神経回路、特に小脳における神経回路、神経可塑性について説明できる。 (冨永貴志) | | |
【3】 | 神経可塑性のシナプス機構 [C8(3)1-2] シナプス伝達の調節機構を説明できる。「学習・記憶」の基礎である神経可塑性のシナプス機構について、具体的な分子機構をプレシナプス機構、ポストシナプス機構に分けて具体的な分子名を挙げて説明できる。 (得丸博史) | | |
【4】 | 記憶の遺伝学 [C9(6)3-3] 特定の遺伝子を導入した動物、あるいは特定の遺伝子を破壊した動物の作成法を概説できる。 (松尾亮太) | | |
【5】 | 側頭葉と陳述記憶、線条体と手続き記憶、扁桃体と情動 陳述記憶について説明でき、側頭葉との関係について概説できる。手続き記憶について説明でき、線条体との関係について概説できる。情動に関する複数の仮説について説明でき、扁桃体との関係について概説できる。 (伊藤悦朗、北村美一郎) | | |
【6】 | 側頭葉と陳述記憶、線条体と手続き記憶、扁桃体と情動 陳述記憶について説明でき、側頭葉との関係について概説できる。手続き記憶について説明でき、線条体との関係について概説できる。情動に関する複数の仮説について説明でき、扁桃体との関係について概説できる。 (伊藤悦朗、北村美一郎) | | |
【7】 | 嗜癖の神経機構、報酬系の学習記憶(薬物依存・乱用) [B(1)4-2,C13(1)1-8,C14(4)1-4] 麻薬、大麻、覚せい剤などを乱用することによる健康への影響を概説できる。薬物依存性について具体例を挙げて説明できる。アヘン、コカイン、マリファナ、ニコチンなどの依存性形成薬物により引き起される神経伝達の変容(シナプス可塑性変化)について説明できる。中脳の腹側被蓋野から大脳皮質に投射するドパミン神経系の報酬系としての役割について説明できる。 (小西史朗) | | |
【8】 | 嗜癖の神経機構、報酬系の学習記憶(薬物依存・乱用) [B(1)4-2,C13(1)1-8,C14(4)1-4] 麻薬、大麻、覚せい剤などを乱用することによる健康への影響を概説できる。薬物依存性について具体例を挙げて説明できる。アヘン、コカイン、マリファナ、ニコチンなどの依存性形成薬物により引き起される神経伝達の変容(シナプス可塑性変化)について説明できる。中脳の腹側被蓋野から大脳皮質に投射するドパミン神経系の報酬系としての役割について説明できる。 (小西史朗) | | |
【9】 | 加齢に伴う記憶障害とその病理 [C13(2)1-4,C14(3)6-5] 代表的な中枢神経疾患(アルツハイマー病など)の治療薬を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。アルツハイマー病の病態生理、適切な治療薬、およびその使用上の注意について説明できる。 (宋 時栄) | | |
【10】 | 精神疾患の病態、治療の神経科学的基礎 [C13(2)1-5,C14(4)1-1,2,3] 代表的な精神疾患(統合失調症、うつ病など)の治療薬を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。代表的な精神疾患を挙げることができる。統合失調症の病態生理、適切な治療薬、およびその使用上の注意について説明できる。うつ病、躁うつ病の病態生理、適切な治療薬、およびその使用上の注意について説明できる。 (宋 時栄) | | |