徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    細胞生物学2

科目番号00086担当教員名三井 洋司単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次2
授業概要
【授業概要】多細胞生物における高次の生体現象として、細胞間の相互作用と制御、及びその分子機序を詳細に学ぶ。
【到達目標】生命現象を細胞の挙動として理解することは、老化や疾病を含めたあらゆる生命現象を理解するために重要なことである。細胞生物学2では、薬学を学ぶ上で必要になる生命現象を細胞と分子レベルで理解するために、生体を構成する細胞の分裂、接着や細胞死について、基礎的知識を修得し、さらに生体の組織形成と調節に関わる幹細胞、分化、
細胞間コミュニケーション及び、それらの破綻に関わるがん化、老化の仕組みに関する知識を修得する。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】講義全体の計画と目的。序:多細胞生物における生体の制御とは?講義 
【2】細胞周期制御系(1) 細胞周期概要、サイクリン、 タンパクキナーゼ   
【3】細胞周期制御系(2) サイクリンーCdkの活性化と分解、 チェックポイント   
【4】細胞周期制御系 (3) 体細胞分裂および減数分裂の仕組みと意義  
【5】プログラム細胞死と壊死 アポトーシス、カスパーゼ チトクロームC ネクローシス   
【6】細胞間シグナル伝達 内分泌型伝達、神経型伝達、接触型伝達、パラクライン型伝達   
【7】細胞の寿命と不死化の機序、 体細胞の分裂寿命の機序 不死化の機序 テロメア、テロメラーゼ、、   
【8】細胞のがん化の機序 前がん遺伝子、がん遺伝子、がん抑制遺伝子  
【9】組織の構築(1) 細胞外マトリックス、コラーゲン, GAG   
【10】組織の構築(2) 上皮層と細胞間結合、密着結合、接着結合、ギャップ結合   
【11】組織の構築(3) 細胞間接着因子   
【12】幹細胞、iPS細胞からの組織形成 組織幹細胞、胚性幹細胞、クローン動物、 再生医療    
【13】人体の発生学 (1) 外胚葉、内胚葉、中胚葉、発生の異常  
【14】人体の発生学 (2) 上皮系組織、間葉系組織、筋肉系組織、疾病   
【15】演習 全体のまとめ  
評価方法
筆記試験、レポート、授業態度などにより評価する。
教科書
Essential 細胞生物学3版(B.Alberts, A.Johnsonら著、中村桂子ら訳、南江堂)8000円  ISBN978-4-524-26214-4
参考図書
細胞の分子生物学 第4版(James Watsonら著、松原謙一ら訳、ニュートンプレス)
備考
教科書の該当箇所、および レポート課題を,復習すること。 本科目は三井洋司、高橋知子、松尾平の3名が担当する。