徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    生化学実習

科目番号00099担当教員名高橋 知子単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2
授業概要
【授業概要】生物科学は生命現象を分子の挙動として理解しようとする学問である。本実習の前半では、生命の設計図である遺伝子が複製増幅されるしくみとタンパク質の発現のしくみを実体験してもらう。(分子生物学講座)
細胞生物学1・2の講義では、生物の基本単位である細胞について、さらに細胞が構築する組織・器官の構造および機能について学んできた。本実習後半では、トリ胚と培養細胞を実験材料にして、個体が細胞から構築されていることを検証する。トリ胚を扱う実習では、胚の臓器から細胞を単離し、分化した細胞のもつ生理機能および関連する生理活性物質への応答を考察する。また、生物試料を用いて糖・アミノ酸の定性・定量を行なう。(薬学教育講座)
到達目標
【到達目標】将来の専門的研究に向けて、基礎を体得し、研究者にとっての基礎知識として身につけるとともに、科学的に思考する力を養う。特に、考察に力点を置いたレポートの作成法を身につける。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】マイクロピペッターの使い方実習実習書で予習する。
【2】PCR法を用いたALDH遺伝子型の同定1[C9(6)1-4,C9(6)1-5,C9(6)1-2]実習、質疑1章をあらかじめ読む。本日行ったことをレポートにまとめ考察する。
【3】PCR法を用いたALDH遺伝子型の同定2[C9(6)1-3]実習、質疑本日までに行ったことをレポートにまとめ総合的に考察する。
【4】ALP遺伝子の発現実験1 [C9(6)2-4,C9(6)2-7]実習、質疑2章をあらかじめ読む。本日行ったことをレポートにまとめ考察する。
【5】ALP遺伝子の発現実験2 [C9(6)1-2]実習、質疑本日までに行ったことをレポートにまとめ総合的に考察する。
【6】ALP遺伝子の発現実験3 [C2(3)1-1,C2(3)2-4,C9(3)4-2]実習、質疑本日までに行ったことをレポートにまとめ総合的に考察する。
【7】ALP遺伝子の発現実験4 [C9(3)4-1,C9(3)2-6]実習、質疑本日までに行ったことをレポートにまとめ総合的に考察する。
【8】顕微鏡の使い方 [C8(2)1-3]実習実習書で予習する。
【9】代表的な細胞・組織観察 [C8(2)1-3]実習、質疑、討論レポート作成
【10】細胞の扱い方 [C2(3)1-1]実習、質疑、討論レポート作成
【11】薬剤を用いた細胞周期制御 [C9(3)3-5]実習、質疑、討論レポート作成
【12】トリ胚からの器官・細胞の分離 [C2(3)1-1]実習、質疑、討論レポート作成
【13】トリ胚発生におけるアポトーシス [C8(2)4-3]実習、質疑、討論レポート作成
【14】糖およびアミノ酸の定性・定量 [C9(1)2-4,3-4] 実習、質疑、討論レポート作成
【15】総括質疑、討論レポート作成
評価方法
実習への取り組み態度(50%),レポート(50%)により評価する。分子生物学講座、薬学教育講座担当各々50点満点で,その合計点で評価する。
教科書
実習書
参考図書
備考
実習を行う前に,実習書を必ず予習しておく。この実習の前半の担当者は,宮澤,喜納,小森,小林(隆信)(分子生物学講座),後半の担当者は高橋,松尾,窪田(薬学教育講座)が担当する。