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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 00099 | 担当教員名 | 高橋 知子 | 単位 | 1単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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【授業概要】前半では、生化学・生理学実験を通して実験機器の取り扱い、生体のメカニズム、レポート作成法について学習する。また本実習後半では、トリ胚と培養細胞を実験材料にして、個体が細胞から構築されていることを検証し、分化した細胞のもつ生理機能および関連する生理活性物質への応答を考察する。 |
到達目標 |
【到達目標】 モル濃度の計算や緩衝液の理論などから溶液の基本的性質を理解し、実際の生理食塩水の調製を行うことで、種々の実験器具・測定装置の用途や使用法を学ぶ。また、モデル細胞を用いた実験と講義から、細胞膜の性質を理解する。さらに、一連の実験を通して、数値データの取り扱い、客観的な図表の作成、論理的な文章(レポート)作成ができるようになる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 各種実験器具の使用法について説明できる。溶液の濃度計算と調整ができる。自由エネルギーと平衡定数の温度依存性、溶液の束一的性質について説明できる。C1(2)3-8, C1(3)1-5,F(4)3-1 | 講義と実習 | 教科書該当頁を読む。 |
【2】 | 酸・塩基平衡、緩衝作用を説明できる。C2(1)1-1, C2(1)1-4 代表的な緩衝液の特徴とその調製法を説明できる。C2(1)1-5 | 講義と実習 | 教科書該当頁を読む。 レポート作成。 |
【3】 | 溶液の水素イオン濃度(pH)を測定できる。溶液のpHを計算できる。C2(1)1-2,3 化学物質のpHによる分子形、イオン形の変化を説明できる。C2(1)1-5, C2(1)1-6 | 講義と実習 | 教科書該当頁を読む。 レポート作成。 |
【4】 | 有効数字の概念を説明できる。論理的な文章(レポート)作成ができる。F(3)1-1 | 講義と実習 | 教科書該当頁を読む。 レポート作成。 |
【5】 | 神経系の興奮と伝導の調節機構、シナプス伝達の調節機構を説明できる。C8(3)1-1 | 講義と実習 | 教科書該当頁を読む。 レポート作成。 |
【6】 | 細胞内情報伝達に関与する機能分子を、具体例を挙げて説明できる。C9(5)5-1 | 講義と実習 | 教科書該当頁を読む。 レポート作成。 |
【7】 | 実験動物(ミミズ)を解剖し、臓器の配置および形態を観察する。代表的な細胞および組織を顕微鏡を用いて構造を説明できる。C8(2)1-3, F(5)8-2,3,4 | 講義と実習疑 | 教科書該当頁を読む。 レポート作成。 |
【8】 | 膜電位、能動輸送について説明できる。Nernstの式が誘導できる。C1(3)3-4,6 | 講義と実習 | 教科書該当頁を読む。 宿題:課題プリント |
【9】 | 生物の成り立ちを、分子スケールから1個体までの階層に関係づけて概説できる。生体の情報伝達系、防御機構について概説できる。F5(1)1-1,F(5)2-2 | 講義と実習 | 教科書該当頁を読む。 レポート作成。 |
【10】 | 確認テスト | 講義と実習 | 教科書該当頁を読む。 レポート作成。 |
【11】 | 顕微鏡の使い方。C8(2)1-3 | 実習、質疑 | レポート作成 |
【12】 | 顕微鏡を用いた代表的な細胞・組織の観察。C8(2)1-3 | 実習、質疑、討論 | レポート作成 |
【13】 | 顕微鏡を用いた代表的な細胞・組織の観察。C8(2)1-3 | 実習、質疑、討論 | レポート作成 |
【14】 | 細胞の扱い方:生体試料の前処理と適切な取り扱い方。C2(3)1-1 | 実習、質疑、討論 | レポート作成 |
【15】 | 細胞の扱い方:生体試料の前処理と適切な取り扱い方。C2(3)1-1 | 実習、質疑、討論 | レポート作成 |
【16】 | 薬剤を用いた細胞周期制御:細胞骨格を形成するタンパク質の種類と役割。C9(3)3-5 | 実習、質疑、討論 | レポート作成 |
【17】 | 薬剤を用いた細胞周期制御:細胞骨格を形成するタンパク質の種類と役割。C9(3)3-5 | 実習、質疑、討論 | レポート作成 |
【18】 | トリ胚からの器官・細胞の分離:生体試料の前処理と適切な取り扱い方。C2(3)1-1 | 実習、質疑、討論 | レポート作成 |
【19】 | トリ胚からの器官・細胞の分離:生体試料の前処理と適切な取り扱い方。C2(3)1-1 | 実習、質疑、討論 | レポート作成 |
【20】 | トリ胚発生におけるアポトーシス:アポトーシスとネクローシスC8(2)4-3 | 実習、質疑、討論 | レポート作成 |
評価方法 |
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各実験への取り組み態度・各実験操作での技術習得状況(60%)、課題レポート(40%)により総合的に評価する。 |
教科書 |
教科書:生物実習・実習書 |
参考図書 |
参考書:バイオ実験イラストレイテッド1 分子生物学実験の基礎、中山広樹、西方敬人著、秀潤社、1995年、ISBN978-4879621481 実験神経生物学、Bオークレー・Rシェーファー著、小原昭作・丸山隆之・長井孝紀監訳、東海大学出版会、1986年、ISBN978-4486009405 Essential細胞生物学 第3版、B. Albertsら著、中村桂子ら監訳 南江堂、2010年、ISBN-4-315-51730-5 |
備考 |
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グループ分けなどについて掲示板・学生ポータルサイトで連絡するので、実習開始までに確認しておくこと。なお、本科目は、香川薬学部のカリキュラムの中で最初に開講される実習科目であるため、実習科目を履修する上での心構えについて学ぶ(身だしなみ・態度、予習の必要性(実習内容の事前確認)、レポート作成の意義、など)。 実習前半は、伊藤、岸本、窪田が担当し4月に行う。実習後半は、高橋、松尾が担当し11月に行う。 |