徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    薬理学A

科目番号00154担当教員名得丸 博史単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2
授業概要
医薬品の特性とその働きを理解するため、薬理学について学ぶ。授業は教科書・配付資料による講義形式で行う。
到達目標
 医薬品を適正に使用するために、薬物や生理活性物質に関する基本的知識と、生体との相互作用を理解して説明できるようになる。具体的には、自律神経系、体性神経系に作用する薬物、さらに、中枢神経系に作用する薬物(全身麻酔薬、睡眠薬、鎮痛薬)それぞれの特性、作用点、作用メカニズムについて理解する。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】目標;薬物の用量と作用の関係を説明できる。アゴニストとアンタゴニストについて説明できる。C13(1)1-1, C13(1)1-2, C13(1)3-1, C13(1)3-2講義と質疑配布プリントによる復習。テキストの関連項目を読む。
【2】目標;薬物の作用する仕組みについて、受容体、酵素およびチャネルを例に挙げて説明できる。代表的な薬物受容体を列挙し、刺激あるいは阻害された場合の生理反応を説明できる。C13(1)1-3, C13(1)1-4講義と質疑配布プリントによる復習。テキストの関連項目を読む。
【3】目標;薬物の作用発現に関連する代表的な細胞内情報伝達系を列挙し、活性化された場合の生理反応を説明できる。薬効に個人差が生じる要因を列挙できる。C13(1)1-5, C13(1)1-6講義と質疑配布プリントによる復習。テキストの関連項目を読む。
【4】目標;交感神経系に作用し、それぞれの支配器官の機能を促進する代表的な作用薬を挙げ、薬理作用・機序・副作用について説明できる。C13(2)2-1講義と質疑配布プリントによる復習。テキストの関連項目を読む。
【5】目標;交感神経系に作用し、それぞれの支配器官の機能を抑制する代表的な遮断薬を挙げ、薬理作用・機序・副作用について説明できる。C13(2)2-1講義と質疑配布プリントによる復習。テキストの関連項目を読む。
【6】目標;副交感神経系に作用し、それぞれの支配器官の機能を促進する代表的な作用薬を挙げ、薬理作用・機序・副作用について説明できる。C13(2)2-2講義と質疑配布プリントによる復習。テキストの関連項目を読む。
【7】目標;副交感神経系に作用し、それぞれの支配器官の機能を抑制する代表的な遮断薬を挙げ、薬理作用・機序・副作用について説明できる。C13(2)2-2講義と質疑配布プリントによる復習。テキストの関連項目を読む。
【8】目標;神経節に作用する代表的な薬物を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。C13(2)2-3講義と質疑配布プリントによる復習。テキストの関連項目を読む。
【9】目標;知覚神経に作用する代表的な薬物(局所麻酔薬など)を挙げ、薬理作用とその機序、主な副作用や痛みの伝達機構について説明できる。C13-(2)-3-1・C13-(2)-3-2講義と質疑図書館を活用し、痛みや鎮痛、活動電位のイオン機構に関連した図書を読む。よく復習すること。
【10】目標;運動神経系に作用する代表的な薬物(神経筋接合部遮断薬)を挙げ、薬理作用とその機序、主な副作用やシナプス伝達機構について説明できる。C13-(2)-3-1・C13-(2)-3-2講義と質疑シナプス伝達、受容体機構に関連した図書を読む。
よく復習すること。
【11】目標;脊髄・運動神経・骨格筋に作用する代表的な薬物(中枢性筋弛緩薬・興奮収縮連関作用薬)を挙げ、薬理作用・機序、主な副作用について説明できる。C13-(2)-3-1・C13-(2)-3-2講義と質疑筋収縮、脳や神経に関連した図書を読むこと。
一に復習、二に復習、三・四がなくて五に復習!
【12】序論;中枢神経系の構造と機能、および中枢神経系に作用する薬の作用点講義と質疑配布プリントによる復習。テキストの関連項目を読む。
【13】目標;代表的な全身麻酔薬を挙げ、薬理作用・機序・副作用について説明できる。C13(2)1-1講義と質疑配布プリントによる復習。テキストの関連項目を読む。
【14】目標;代表的な催眠薬を挙げ、薬理作用・機序・副作用について説明できる。C13(2)1-2講義と質疑配布プリントによる復習。テキストの関連項目を読む。
【15】目標;代表的な鎮痛薬を挙げ、薬理作用・機序・副作用について説明できる。C13(2)1-3講義と質疑配布プリントによる復習。テキストの関連項目を読む。
評価方法
定期試験(90%)、受講態度(10%)により評価する。
教科書
第3版 新薬理学テキスト 編集 佐藤進 廣川書店 4-567-49493-9 定価6800円
参考図書
NEW 薬理学 改訂第6版 田中千賀子/加藤隆一 南江堂, ISBN-978-4-524-26088-1
パートナー薬理学,重信弘毅・石井邦雄(編集),南江堂, ISBN-978-4-524-40223-6
コンパス薬理学, 櫻田司(編集), 南江堂, ISBN-978-4-524-40268-7
備考
この教科書は薬理学B(2年後期)、薬理学C(3年前期)、および薬理学D(3年後期)でも用いる。
1〜8, 12〜15は得丸博史(薬学教育)、9〜11は小西史朗(薬理学)が担当する。