徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    生命科学特別講義(Life Science Special Lecture)

科目番号00164担当教員名伊藤 康一単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次4年
授業概要
「基礎から学び直す薬物療法」を合い言葉に、薬物療法に必要な基礎知識の再確認をする。神経科と精神科、代表的な疾患であるてんかん、パーキンソン病、統合失調症、うつ病、また高血圧治療を理解するための自律神経系の再認識、疼痛緩和医療、さらにすべての疾患の危険因子である喫煙、禁煙に関して呼吸器を中心に、治療法から疾病学、薬理学、機能形態学、生化学などへさかのぼりながら総合的に理解する方法を習得する。薬物治療学1に自信がない人は、受講することを奨めます。
到達目標
1. 医療現場での疾患および薬物療法に関して、医療従事者間での共通言語での相互理解ができる。
2. 患者に疾患および薬物療法に関して説明できる。
3. 患者の質問に対して正しく答えることができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】・学習方法の説明と受講・評価の仕方についての説明
・精神疾患の薬物療法を理解するための脳神経科学1
講義と質疑うつと睡眠障害の病態生理学、神経伝達物質と受容体
【2】・精神疾患の薬物療法を理解するための脳神経科学2講義と質疑統合失調症の病態生理学
神経伝達物質と受容体
【3】・神経疾患の薬物療法を理解するための脳神経科学1講義と質疑てんかんの病態生理学
神経伝達物質と受容体
【4】・神経疾患の薬物療法を理解するための脳神経科学2講義と質疑パーキンソン病の病態生理学、神経伝達物質と受容体
【5】・脳卒中及び再発の薬物療法を理解するための脳神経科学講義と質疑血液凝固系薬理学
【6】・緩和医療を理解するための基礎(疼痛緩和、化学療法の副作用)講義と質疑痛みの経路と鎮痛薬
神経伝達物質と受容体
【7】・循環器系疾患を理解するための自律神経系講義と質疑交感神経と副交感神経
神経伝達物質と受容体
【8】・高血圧の薬物療法を理解するための基礎講義と質疑)腎臓の機能とホメオスタシス
【9】・呼吸器疾患の薬物療法を理解するための基礎1 喫煙との関係 禁煙の奨め講義と質疑喘息、COPDの病態生理学。
【10】・呼吸器疾患の薬物療法を理解するための基礎2講義と質疑)インフルエンザ、肺炎の病態生理学
評価方法
課題レポート(60%)および平常点(40%)により評価する。
教科書
書籍名 薬物治療学[改定第3版] 出版社名 南山堂
著者名 吉尾 隆 他 (編)
参考図書
書籍名 今日の治療薬 2014 出版社名 南江堂
著者名 浦部 晶夫 他(編)
備考
【受講心得】
 受講マナー:授業中は飲食禁止。遅刻厳禁。対話、質疑応答(口頭で反復)重視に授業を進めるので、授業に対して積極的に取り組んでほしい。