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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 00196 | 担当教員名 | 岩田 誠 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 3 |
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授業概要 |
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【授業概要】 免疫反応において、抗原特異的な抗体の産生は重要な柱の一つである。抗体が持つ抗原特異性を利用した抗原抗体反応は、医学、薬学に限らず様々な自然科学の分野で、物質の定性あるいは定量に広く用いられている。特に医療現場では、疾患の診断や治療のために各種の抗原抗体反応が開発され実用化されている。本実習では、代表的な試験管内抗原抗体反応である沈降反応、標識抗原抗体反応、凝集反応および溶解反応の原理と方法について学び、基本的知識と技能を習得する。一方、微生物に対しては、医療現場において、患者より感染症の原因菌を分離・同定し、菌種に応じた抗菌剤の選択が行われている。そこで本実習では、常在細菌(ブドウ球菌、枯草菌、腸内細菌など)を選択的に増殖させる培地を用いて菌体を分離し、この純化された菌について、グラム染色、生化学的・免疫学的試験、遺伝学的解析によって菌種を同定する方法について学ぶ。 【到達目標】 薬学や臨床現場において免疫反応に基づく分析技術を適切に応用するために、代表的な免疫学的分析法の基本知識と技能を修得する。併せて、代表的な微生物取扱いのための基本技能と態度を学ぶことで、ヒトの生命と健康を守るための基本的知識と技能を身につける。 【受講心得・準備学習等】 実習は、全ての実習日程に出席することを原則とする。欠席の理由が正当であると認めた場合、再実習を受けることを可する。正当な理由と認められない場合は、当該実習の履行を無効とする場合がある。 免疫学の講義は3年生後期に開講されるため、教科書を用いて免疫学の基礎知識を自習しておくことが望ましい。 |
到達目標 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 実習ガイダンス 薬学実習2(A)の内容について (生体防御学・薬事学講座) | 実習 | |
【2】 | 実習ガイダンス 薬学実習2(A)の内容について (生体防御学・薬事学講座) | ||
【3】 | エンザイムイムノアッセイ(1)ELISA法によるサイトカインの定量 [C2(3)2-3, C10(2)4-4](生体防御学講座) | ||
【4】 | エンザイムイムノアッセイ(1)ELISA法によるサイトカインの定量 [C2(3)2-3, C10(2)4-4](生体防御学講座) | ||
【5】 | エンザイムイムノアッセイ(2)ELISA法によるサイトカインの定量 [C2(3)2-3, C10(2)4-4](生体防御学講座) | ||
【6】 | エンザイムイムノアッセイ(2)ELISA法によるサイトカインの定量 [C2(3)2-3, C10(2)4-4](生体防御学講座) | ||
【7】 | ゲル内沈降反応(1)オクタロニー法 [C10(2)4-3] (生体防御学講座) | ||
【8】 | ゲル内沈降反応(1)オクタロニー法 [C10(2)4-3] (生体防御学講座) | ||
【9】 | ゲル内沈降反応(2)オクタロニー法 [C10(2)4-3] (生体防御学講座) | ||
【10】 | ゲル内沈降反応(2)オクタロニー法 [C10(2)4-3](生体防御学講座) | ||
【11】 | 血球凝集反応(1)凝集素力価の測定 [C10(2)4-3](生体防御学講座) | ||
【12】 | 血球凝集反応(1)凝集素力価の測定 [C10(2)4-3](生体防御学講座) | ||
【13】 | 血球凝集反応(2)凝集素力価の測定 [C10(2)4-3](生体防御学講座) | ||
【14】 | 血球凝集反応(2)凝集素力価の測定 [C10(2)4-3](生体防御学講座) | ||
【15】 | 血球凝集反応(3)凝集素力価の測定 [C10(2)4-3](薬事科学講座) | ||
【16】 | 血球凝集反応(3)凝集素力価の測定 [C10(2)4-3](薬事科学講座) | ||
【17】 | 細菌実験の諸注意、培地の作製 細菌の主な消毒法と滅菌法[C8(4)6-2,3](薬事科学講座) | ||
【18】 | 細菌実験の諸注意、培地の作製 細菌の主な消毒法と滅菌法[C8(4)6-2,3](薬事科学講座) | ||
【19】 | 細菌の分離・培養 無菌操作法[C8(4)7-2,3](薬事科学講座) | ||
【20】 | 細菌の分離・培養 無菌操作法[C8(4)7-2,3](薬事科学講座) | ||
【21】 | 細菌の観察 代表的な細菌の同定法 [C8(4)7-5](薬事科学講座) | ||
【22】 | 細菌の観察 代表的な細菌の同定法 [C8(4)7-5](薬事科学講座) | ||
【23】 | グラム染色法 グラム染色法による細菌の同定 [C8(4)7-1] (薬事科学講座) | ||
【24】 | グラム染色法 グラム染色法による細菌の同定 [C8(4)7-1] (薬事科学講座) | ||
【25】 | 遺伝学的解析による菌種の同定 分子生物学的方法による細菌の同定 [C8(4)7-4](薬事科学講座) | ||
【26】 | 遺伝学的解析による菌種の同定 分子生物学的方法による細菌の同定 [C8(4)7-4](薬事科学講座) | ||
【27】 | 選択培地による細菌種の同定、ディスク法 選択培地法による細菌の同定 [C8(4)7-4,5](薬事科学講座) | ||
【28】 | 選択培地による細菌種の同定、ディスク法 選択培地法による細菌の同定 [C8(4)7-4,5](薬事科学講座) | ||
【29】 | Ames試験 変異原性の評価法 [C8(4)7-4,5](薬事科学講座) | ||
【30】 | Ames試験 変異原性の評価法 [C8(4)7-4,5](薬事科学講座) |
評価方法 |
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出席状況と実習に取り組む態度(20%)、各項目のレポート提出状況(80%)により総合的に評価する。 |
教科書 |
実習書、「薬系免疫学」、植田 正、前仲 勝実 編集、南江堂、ISBN-4567243420 |
参考図書 |
備考 |
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担当教員 生体防御学講座 岩田 誠、大岡 嘉治、竹内 一、中妻 彩 薬事科学講座 丸山 徳見、大島 隆幸 |