徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    免疫学1(Immunology 1)

科目番号00226担当教員名岩田 誠単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次3年
授業概要
免疫系は、外部から侵入してきた微生物、ウイルス、毒素などからの攻撃や、異常を生じた自己細胞による組織破壊から体を守る仕組みである。この仕組みが、どのような構成要員によって、どのような役割が担われ、どのように目的を達成しているのか、基本的事項について学ぶ。その上で、この仕組みが破綻した時に生じるアレルギーや自己免疫などの疾患について概要を学ぶ。
到達目標
免疫学は現代の生命科学に多くの示唆を与え、様々な方法論誕生の契機を作った。その考え方を学びながら、免疫学の基礎知識を習得することを目指す。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】免疫系のしくみの概要について理解する[C10(1)1-1,2]講義,質疑応答,復習テスト【予習】教科書p1〜p9を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【2】免疫系の器官と細胞について理解する[C8(1)5-3, C8(1)12-1, C10(1)2-1,2]講義,質疑応答,復習テスト【予習】教科書第1章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【3】抗体の構造と機能について理解する[C10(1)3-1]講義,質疑応答,復習テスト【予習】教科書p19〜p26を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【4】補体系と抗原抗体反応について理解する[C10(1)1-3, C10(2)4-2]講義,質疑応答,復習テスト【予習】教科書p26〜p32を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【5】免疫反応機構について理解する[C10(1)1-4,6, C10(1)2-3,4]講義,質疑応答,復習テスト【予習】教科書第3章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【6】MHC分子と抗原提示について理解する[C10(1)3-2,3]講義,質疑応答,復習テスト【予習】教科書第4章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【7】多様性獲得機構について理解する[C10(1)3-4]講義,質疑応答,復習テスト【予習】教科書第5章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【8】リンパ球の分化・成熟の機構とその意義について理解する[C10(1)1-5]講義,質疑応答,復習テスト【予習】教科書第6章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【9】アレルギーについて理解する[C10(2)1-1]講義,質疑応答,復習テスト【予習】教科書第7章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【10】サイトカインについて理解する[C9(5)4-1,3, C10(1)3-5]講義,質疑応答,復習テスト【予習】教科書第8章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【11】炎症と自己免疫疾患について理解する[C10(2)1-2, C10(2)1-3]講義,質疑応答,復習テスト【予習】教科書p112〜p123を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【12】移植免疫、免疫不全、腫瘍免疫について理解する[C10(2)1-4, C10(2)2-1,3,4, C10(3)1-3]講義,質疑応答,復習テスト【予習】教科書p123〜p141を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【13】感染に対する免疫について理解する[C10(2)2-2]講義,質疑応答,復習テスト【予習】教科書第10章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【14】ワクチンと予防接種について理解する[C10(2)3-1,2,3]講義,質疑応答,復習テスト【予習】教科書第11章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する
【15】免疫学的分析法について理解する[C2(2)2-5, C2(3)2-2,3, C10(2)4-1]講義,質疑応答【予習】教科書第12章を読んでおく
【復習】教科書および復習テストの内容を理解する。免疫学実習書を復習する
評価方法
定期試験(85%)、課題レポート・受講態度など(15%)により評価する。
教科書
薬系免疫学(改訂第2版)、植田正、前仲勝実編集、南江堂、ISBN978-4-524-40296-0
参考図書
Janeway’s 免疫生物学(原書第7版)、笹月健彦監訳、南江堂、ISBN978-4-524-25319-7
免疫学コア講義(改訂第3版)、熊ノ郷淳、阪口薫雄、竹田潔、吉田裕樹編集、南山堂、ISBN978-4-525-16753-0
免疫学イラストレイテッド(原著第7版)、高津聖志・清野宏・三宅健介監訳、南江堂、ISBN978-4-524-24719-6
備考
免疫学独特の用語や新たに学ぶ概念が多いため、毎回の復習が必要である。
適宜、講義の前にハンドアウトを配付し、補助資料とする。
免疫学の発展には多くの日本人研究者が大きな貢献をしてきた。その発見のエピソードなどを知り、生きた学問の軌跡の一端に触れる。また、免疫学は現代の生命科学に多くの示唆を与え、様々な方法論誕生の契機を作った。その考え方や学問分野間のつながりの例を学ぶ。