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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】生薬学（Pharmacognosy）

科目番号	00240	担当教員名	代田　修	単位	1.5単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	前期	対象年次	2

授業概要
古くから我々人類は、植物、動物、鉱物等の天然資源から病気に対する「薬」を見つけ、その知識は現代まで伝承されてきた。本講義では、日本薬局方収載生薬及びその他の医療の現場で用いられている生薬の基原、性状、成分、薬効、品質評価、生産と流通、歴史的背景などの基本的知識について学習し、薬剤師、研究者として必要な基礎的知識の習得を目指す。
到達目標
生薬の歴史について概説できる。代表的な生薬を列挙し、その特徴を説明できる。代表的な生薬成分を化学構造から分類し、それらの生合成経路を概説できる。代表的な薬用植物の学名、薬用部位、薬効などを列挙できる。代表的な生薬の産地と基原植物の関係について、具体例を挙げて説明できる。代表的な薬用植物に含有される薬効成分を説明できる。動物、鉱物由来の医薬品について具体例を挙げて説明できる。生薬の生産と流通について概説できる。日本薬局方の生薬総則および生薬試験法について説明できる。生薬の同定と品質評価法について概説できる。漢方処方に配合されている代表的な生薬を例示し、その有効成分を説明できる。シーズの探索に貢献してきた伝統医学、民族植物学を例示して概説できる。医薬原料としての天然物質の資源確保に関して問題点を列挙できる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	総論Ⅰ：生薬の歴史；生薬の形態と使用部位目標：生薬の歴史について概説できる。代表的な生薬を列挙し、その特徴を説明できる。C7(1)1-2,1-1	講義、質疑、確認問題	教科書p3～p16を読む。ノートをまとめる。
【2】	総論Ⅱ：生薬の特徴；生薬の成分目標：代表的な生薬を列挙し、その特徴を説明できる。代表的な生薬成分を化学構造から分類し、それらの生合成経路を概説できる。C7(1)1-1,4-1	問題解説、講義、質疑、確認問題	教科書p31～p47を読む。ノートをまとめる。
【3】	藻類、菌類、裸子植物を基原とする生薬：カンテン、マクリ、バッカク、チョレイ、ブクリョウ、マオウ、など目標：代表的な薬用植物の学名、薬用部位、薬効などを列挙できる。代表的な生薬の産地と基原植物の関係について、具体例を挙げて説明できる。代表的な薬用植物に含有される薬効成分を説明できる。C7(1)2-2,3,5	問題解説、講義、質疑、確認問題	教科書p121～p129を読む。ノートをまとめる。生薬カードを作成する。
【4】	離弁花植物を基原とする生薬：ダイオウ、コウボク、ケイヒ、オウレン、ブシ、シャクヤク、ボタンピ、キョウニン、トウニン、オウギ、カッコン、カンゾウ、センナ、オウバク、キジツ、チンピ、トウヒ、ゴシュユ、オンジ、タイソウ、ニンジン、コウジン、ウイキョウ、サイコ、センキュウ、トウキ、など目標：代表的な薬用植物の学名、薬用部位、薬効などを列挙できる。代表的な生薬の産地と基原植物の関係について、具体例を挙げて説明できる。代表的な薬用植物に含有される薬効成分を説明できる。C7(1)2-2,3,5	問題解説、講義、質疑、確認問題	教科書p130～p245を読む。ノートをまとめる。生薬カードを作成する。
【5】	離弁花植物を基原とする生薬：ダイオウ、コウボク、ケイヒ、オウレン、ブシ、シャクヤク、ボタンピ、キョウニン、トウニン、オウギ、カッコン、カンゾウ、センナ、オウバク、キジツ、チンピ、トウヒ、ゴシュユ、オンジ、タイソウ、ニンジン、コウジン、ウイキョウ、サイコ、センキュウ、トウキ、など目標：代表的な薬用植物の学名、薬用部位、薬効などを列挙できる。代表的な生薬の産地と基原植物の関係について、具体例を挙げて説明できる。代表的な薬用植物に含有される薬効成分を説明できる。C7(1)2-2,3,5	問題解説、講義、質疑、確認問題	教科書p130～p245を読む。ノートをまとめる。生薬カードを作成する。
【6】	離弁花植物を基原とする生薬：ダイオウ、コウボク、ケイヒ、オウレン、ブシ、シャクヤク、ボタンピ、キョウニン、トウニン、オウギ、カッコン、カンゾウ、センナ、オウバク、キジツ、チンピ、トウヒ、ゴシュユ、オンジ、タイソウ、ニンジン、コウジン、ウイキョウ、サイコ、センキュウ、トウキ、など目標：代表的な薬用植物の学名、薬用部位、薬効などを列挙できる。代表的な生薬の産地と基原植物の関係について、具体例を挙げて説明できる。代表的な薬用植物に含有される薬効成分を説明できる。C7(1)2-2,3,5	問題解説、講義、質疑、確認問題	教科書p130～p245を読む。ノートをまとめる。生薬カードを作成する。
【7】	離弁花植物を基原とする生薬：ダイオウ、コウボク、ケイヒ、オウレン、ブシ、シャクヤク、ボタンピ、キョウニン、トウニン、オウギ、カッコン、カンゾウ、センナ、オウバク、キジツ、チンピ、トウヒ、ゴシュユ、オンジ、タイソウ、ニンジン、コウジン、ウイキョウ、サイコ、センキュウ、トウキ、など目標：代表的な薬用植物の学名、薬用部位、薬効などを列挙できる。代表的な生薬の産地と基原植物の関係について、具体例を挙げて説明できる。代表的な薬用植物に含有される薬効成分を説明できる。C7(1)2-2,3,5	問題解説、講義、質疑、確認問題	教科書p130～p245を読む。ノートをまとめる。生薬カードを作成する。
【8】	離弁花植物を基原とする生薬：ダイオウ、コウボク、ケイヒ、オウレン、ブシ、シャクヤク、ボタンピ、キョウニン、トウニン、オウギ、カッコン、カンゾウ、センナ、オウバク、キジツ、チンピ、トウヒ、ゴシュユ、オンジ、タイソウ、ニンジン、コウジン、ウイキョウ、サイコ、センキュウ、トウキ、など目標：代表的な薬用植物の学名、薬用部位、薬効などを列挙できる。代表的な生薬の産地と基原植物の関係について、具体例を挙げて説明できる。代表的な薬用植物に含有される薬効成分を説明できる。C7(1)2-2,3,5	問題解説、講義、質疑、確認問題	教科書p130～p245を読む。ノートをまとめる。生薬カードを作成する。
【9】	合弁花植物を基原とする生薬：ウワウルシ、レンギョウ、ホミカ、ゲンチアナ、リュウタン、センブリ、トコン、シコン、オウゴン、ロートコン、ジギタリス、ジオウ、キキョウ、ソウジュツ、ビャクジュツ、など目標：代表的な薬用植物の学名、薬用部位、薬効などを列挙できる。代表的な生薬の産地と基原植物の関係について、具体例を挙げて説明できる。代表的な薬用植物に含有される薬効成分を説明できる。C7(1)2-2,3,5	問題解説、講義、質疑、確認問題	教科書p246～p306を読む。ノートをまとめる。生薬カードを作成する。
【10】	合弁花植物を基原とする生薬：ウワウルシ、レンギョウ、ホミカ、ゲンチアナ、リュウタン、センブリ、トコン、シコン、オウゴン、ロートコン、ジギタリス、ジオウ、キキョウ、ソウジュツ、ビャクジュツ、など目標：代表的な薬用植物の学名、薬用部位、薬効などを列挙できる。代表的な生薬の産地と基原植物の関係について、具体例を挙げて説明できる。代表的な薬用植物に含有される薬効成分を説明できる。C7(1)2-2,3,5	問題解説、講義、質疑、確認問題	教科書p246～p306を読む。ノートをまとめる。生薬カードを作成する。
【11】	合弁花植物を基原とする生薬：ウワウルシ、レンギョウ、ホミカ、ゲンチアナ、リュウタン、センブリ、トコン、シコン、オウゴン、ロートコン、ジギタリス、ジオウ、キキョウ、ソウジュツ、ビャクジュツ、など目標：代表的な薬用植物の学名、薬用部位、薬効などを列挙できる。代表的な生薬の産地と基原植物の関係について、具体例を挙げて説明できる。代表的な薬用植物に含有される薬効成分を説明できる。C7(1)2-2,3,5	問題解説、講義、質疑、確認問題	教科書p246～p306を読む。ノートをまとめる。生薬カードを作成する。
【12】	単子葉植物を基原とする生薬：タクシャ、アロエ、チモ、バイモ、サフラン、ハンゲ、ショウキョウ、カンキョウ、など目標：代表的な薬用植物の学名、薬用部位、薬効などを列挙できる。代表的な生薬の産地と基原植物の関係について、具体例を挙げて説明できる。代表的な薬用植物に含有される薬効成分を説明できる。C7(1)2-2,3,5	問題解説、講義、質疑、確認問題	教科書p307～p339を読む。ノートをまとめる。生薬カードを作成する。
【13】	動物・鉱物を由来とする生薬：ボレイ、センソ、ユウタン、ジャコウ、ロクジョウ、ゴオウ、セッコウ、リュウコツ、など目標：動物、鉱物由来の医薬品について具体例を挙げて説明できる。代表的な薬用植物の学名、薬用部位、薬効などを列挙できる。代表的な生薬の産地と基原植物の関係について、具体例を挙げて説明できる。代表的な薬用植物に含有される薬効成分を説明できる。C7(1)3-1,2-2,3,5	問題解説、講義、質疑、確認問題	教科書p341～p359を読む。ノートをまとめる。生薬カードを作成する。
【14】	生産と流通、品質評価：生薬の生産と流通；形態と官能による評価、物理・化学的評価目標：生薬の生産と流通について概説できる。日本薬局方の生薬総則および生薬試験法について説明できる。生薬の同定と品質評価法について概説できる。C7(1)1-3,6-1,5	問題解説、講義、質疑、確認問題	教科書p17～p29, p49～p1665を読む。ノートをまとめる。
【15】	まとめ：漢方薬の処方を構成する生薬、その他の利用目標：漢方処方に配合されている代表的な生薬を例示し、その有効成分を説明できる。シーズの探索に貢献してきた伝統医学、民族植物学を例示して概説できる。医薬原料としての天然物質の資源確保に関して問題点を列挙できる。C7(3)1-6、C7(2)1-2,3	問題解説、講義、質疑、確認問題	教科書p67～p117を読む。ノートをまとめる。

評価方法
定期試験（80%）、平常点・レポート等（20%）により評価する。
教科書
パートナー生薬学（改訂第2版）、竹谷孝一・鳥居塚和生　編、南江堂、ISBN: 978-4-524-40285-4
参考図書
最新生薬学（第2版）、奥田拓男　編、廣川書店、ISBN: 978-4-567-42161-4 カラーグラフィック薬用植物（第3版）、滝戸道夫，指田　豊　編、廣川書店、ISBN: 978-4-567-41004-5 生薬単（改訂第2版）、原島広至・伊藤美千穂　編、エヌ・ティ－・エス、ISBN: 978-4-860-43398-7

備考

【受講心得】
１年後期開講の薬用資源学を受講しておくことが望ましい。
【オフィス・アワー】
適宜、薬学研究棟3階生薬･天然物化学講座
【【備考】
出欠の確認は、多くの場合、確認問題を出欠票に解答してもらうことで行う。各論で紹介する重要な生薬について、その内容を簡潔にまとめた生薬カードを作成することを推奨する。