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| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 00276 | 担当教員名 | 宮澤 宏 | 単位 | 1.5単位 |
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| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 2年 |
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| 授業概要 |
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| 生命現象を分子の挙動として理解することは、老化や疾病を含めたあらゆる生命現象を理解するために重要なことである。分子生物学では、生命の設計図である遺伝子を理解するために、核酸の構造、機能および代謝に関する基本的知識を修得する。染色体の構造や遺伝子の複製と維持される仕組みや、設計図を基に生合成されるタンパク質の構造と働きに関する知識を修得する。さらに、薬学領域で応用されているバイオテクノロジーを理解するために、遺伝子操作に関する基本的知識を修得する。 |
| 到達目標 |
| 核酸の構造について説明できる。 染色体の構造、ゲノムと遺伝子の関係を説明できる。 DNA複製の課程を説明できる。 遺伝子の変異と修復について説明できる。 DNAからRNAへの転写について説明できる。 転写の調節について、例を挙げて説明できる。 RNAからタンパク質への翻訳について説明できる。 組換えDNA技術の概要を説明できる。 遺伝子のクローニングの技術を説明できる。 遺伝子機能を解析する方法を説明できる。 |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | 遺伝情報の担い手であるDNAの構造、遺伝子発現に関するセントラルドグマについて学ぶ。 C9(2)1-2,3 | 講義と質疑 | 教科書��p573〜p586を読む。ヌクレオチドの構造の復習 |
| 【2】 | 遺伝子と染色体(1): ゲノムと遺伝子の関係について理解する。染色体の構造を学ぶ。C9(2)2-4,5 | 講義と質疑 | 教科書��p587〜p598を読む。 宿題：課題プリント１ |
| 【3】 | 遺伝子と染色体(2)：生体中のRNAの種類や機能を学ぶ。 C9(2)2-6 | 講義と質疑 | 教科書��p598〜p610を読む。 基本的用語をまとめる |
| 【4】 | DNA複製(1)：DNAの複製過程で働く酵素・タンパク質の種類と機能を学ぶ。原核細胞のDNAの複製様式について学ぶ。C9(2)4-1 | 小テスト 講義と質疑 | 教科書��p622〜p631を読む。 宿題：課題プリント２ |
| 【5】 | DNA複製(2)：真核細胞のDNAの複製様式について学ぶ。C9(2)4-1 | 講義と質疑 | 教科書��p631〜p635を読む。 基本的用語をまとめる |
| 【6】 | DNA修復と組換え：原核細胞と真核細胞の複製の違いを学ぶ。遺伝情報の変化（変異）とそれを修復する仕組みを学ぶ。C9(2)4-1,2 | 講義と質疑 | 教科書��p635〜p643を読む。 宿題：課題プリント３ |
| 【7】 | 転写: DNAからRNAへの転写について学ぶ。転写に関与するタンパク質について学ぶ。C9(2)3-1 | 小テスト 講義と質疑 | 教科書��p651〜p659を読む。 宿題：課題プリント４ |
| 【8】 | 転写: 原核細胞と真核細胞の転写の仕組みの違いを学ぶ。転写の調節について、例を挙げて理解する。C9(2)3-1,2,3 | 講義と質疑 | 教科書��p660〜p669を読む。 基本的用語をまとめる |
| 【9】 | 前半のまとめ | 中間試験 | ここまでの復習 中間試験の振り返り |
| 【10】 | タンパク質合成：遺伝暗号を学び、RNAからタンパク質への翻訳の過程について理解する。リボソームの構造と機能について学ぶ。 C9(2)3-4,5 | 中間試験の振り返り 講義と質疑 | 教科書��p680〜p692を読む。 基本的用語をまとめる |
| 【11】 | タンパク質の翻訳後修飾：タンパク質の機能発現に必要な翻訳後修飾について理解する。転写・翻訳、シグナル伝達における代表的な生体分子間相互作用について、具体例を挙げて学ぶ。 C9(3)1-3、C3(2)2-2 | 講義と質疑 | 教科書��p692〜p706を読む。 宿題：課題プリント５ |
| 【12】 | 分子生物学的技術：核酸の抽出と検出、DNA塩基配列決定法、PCR、逆転写酵素、遺伝子多形の検出 C9(6)1-1、C9(6)2-4,5,6 | 講義と質疑 | 教科書��p111〜p124を読む。 基本的用語をまとめる |
| 【13】 | 遺伝子工学(1)：組換えDNA技術、遺伝子ライブラリー、外来遺伝子の発現法 C9(6)2-1,2,3 | 講義と質疑 | 教科書��p139〜p154を読む。 基本的用語をまとめる |
| 【14】 | 遺伝子工学(2)：個体レベルで調べる遺伝子の機能、組換えDNA実験指針 C9(6)3-1,2、C9(6)1-4,5 | 小テスト 講義と質疑 | 教科書��p154〜p161を読む。 宿題：課題プリント６ |
| 【15】 | 医療分野での貢献：組換え医薬品、遺伝子診断、遺伝子治療と細胞治療 C9(6)3-4 | 講義と質疑 | 教科書��p167〜p179を読む。 全体の復習 |
| 評価方法 |
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| 定期試験（80%）、課題レポート・小テスト（20%）により評価する。 |
| 教科書 |
| �．泪奪�ー生化学（第４版）、T.McKee, J.R.McKee、化学同人、2010年、ISBN-4759811902 生化学１、２で使用 �∧�子生物学、荒巻弘範、大戸茂弘編、南江堂、2010年、ISBN978-4-524-40265-6 |
| 参考図書 |
| NEW生化学（第２版）、堅田利明ら編集、廣川書店、2006年、ISBN-4567243420 ヴォート生化学（第３版）（上・下）、D.Voet, J.G.Voet、東京化学同人、ISBN-4807906079 |
| 備考 |
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| 1年次の「生化学１」、2年次の「生化学２」の内容をよく復習しておくこと。 ２年後期に実施される生化学実習のために必要な知識を学ぶため、12、13回目の遺伝子操作に関する講義を前半に行う場合がある。 |