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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 00319 | 担当教員名 | 野地 裕美 | 単位 | 1.5単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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医療の場で薬剤師が知っておく必要がある公衆衛生学的な知識ならびに関連する事項について学習する。 |
到達目標 |
薬剤師の本来の役割は、医師や他の医療スタッフと共に公衆衛生の向上と増進に寄与することである。衛生薬学は、人間集団全体の生命を病気から守り、その健康レベルの向上を目指す学問領域である。社会における集団の健康と疾病の現状およびその影響要因を把握するために、保健統計と疫学に関する基本的知識、技能、態度を修得する。さらに、公衆衛生の向上に貢献するために、感染症についての現状とその予防に関する基本的知識、技能、態度を修得する。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 健康と疾病:健康と疾病の概念の変遷とその理由を説明できる。世界保健機構 (WHO) の役割を概説できる。C11(3)1-1、2 | 講義 | 教科書4章1-1を熟読する。課題プリント |
【2】 | 保健統計(1):集団の健康と疾病の現状を把握する上での人口統計の意義を概説できる。人口の将来予測に必要な指標を列挙し、その意義について説明できる。C11(2)1-1〜5 | 講義 | 教科書4章1-1を熟読する。課題プリント |
【3】 | 保健統計(2):人口の将来予測に必要な指標を列挙し、その意義について説明できる。C11(2)1-1〜5 | 講義 | 教科書4章2-3を熟読する。課題プリント |
【4】 | 健康と疾病をめぐる日本の現状:死因別死亡率の変遷について説明できる。日本における人口の推移と将来予測について説明できる。C11(2)2-1〜3 | 講義 | 教科書4章3-1、2、3を熟読する。課題プリント |
【5】 | 疫学(1):疾病の予防における疫学の役割を説明できる。疫学の三要因(病因、環境要因、宿主要因)について説明できる。疫学の種類(記述疫学、分析疫学など)とその方法について説明できる。C11(2)3-1〜3 | 講義 | 教科書4章4-1、2を熟読する。課題プリント |
【6】 | 疫学(2):患者-対照研究の方法の概要を説明し、オッズ比を計算できる。C11(2)3-4 | 講義 | 教科書4章2-2を熟読する。課題プリント |
【7】 | 疫学(3):要因-対照研究(コホート研究)の方法の概要を説明し、相対危険度、寄与危険度を計算できる。C11(2)3-5 | 講義 | 教科書4章2-2、3を熟読する。課題プリント |
【8】 | 疾病予防と健康管理(1):疾病の予防について、一次、二次、三次予防という言葉を用いて説明できる。新生児マススクリーニングの意義について説明し、代表的な検査項目を列挙できる。C11(3)2-1,3 | 講義 | 教科書4章1-2を熟読する。課題プリント |
【9】 | 疾病予防と健康管理(2):感染症成立の三要因について説明できる。 | 講義 | 教科書4章5-1Aを熟読する。課題プリント |
【10】 | 疾病予防と健康管理(3):予防接種の意義と方法について説明できる。C11(3)3-6 | 講義 | 教科書4章1-2 B 、3C、5-1Bを熟読する。課題プリント |
【11】 | 疾病予防と健康管理(4):現代における感染症の特徴と対策について説明できる。C11(3)3-1,2 感染症法における感染症とその分類について説明できる。C11(3)3-3 | 講義 | 教科書4章5-1Bを熟読する。課題プリント |
【12】 | 疾病予防と健康管理(5):感染症法における感染症とその分類について説明できる。C11(3)3-3 | 講義 | 教科書4章5-1Bを熟読する。課題プリント |
【13】 | 疾病予防と健康管理(6):感染症法における感染症とその分類について説明できる。C11(3)3-3 | 講義 | 教科書4章5-1Bを熟読する。課題プリント |
【14】 | 疾病予防と健康管理(6):新興感染症および再興感染症について代表的な例を挙げて説明できる。日和見感染症、院内感染症、性行為感染症の動向と予防対策について説明できる。C11(3)3-2,3,5 学校保健:学校薬剤師の役割を説明できる。C18(3)1-3 | 講義 | 教科書4章5-1C、5-4を熟読する。課題プリント |
【15】 | 母子保健:母子感染する代表的な疾患を列挙し、その予防対策について説明できる。C11(3)3-4 | 講義 | 教科書4章5-3を熟読する。課題プリント |
評価方法 |
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定期試験(80%)、授業態度(20%)により評価する。 |
教科書 |
衛生薬学 第3版、佐藤政男、中川清一他、南江堂、2011年、ISBN978-4-524-40271-7 |
参考図書 |
考える衛生薬学 第4版、平山 晃久 編、廣川書店、2008年、ISBN-978-4-567-47054-4 健康と環境、日本薬学会編、東京化学同人、2008年、ISBN-978-4-567-47054-4 衛生薬学 ―健康と環境―、井村 伸正、渡部 烈 編、丸善、2008年、ISBN978-4-621-07953-9 衛生薬学 ―健康と環境―、新井洋由、早川和一 編、廣川書店、2005年、ISBN-978-4-567-47191-6 |
備考 |
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感染症や健康を維持するしくみは「生化学1」「微生物学1,2」および「機能形態学1,2」と関連づけて学習すること。 受講中は携帯電話の電源を切ること。また、受講中の私語、飲食、着帽、教室への無断出入りを認めない。 出席回数が10回(全体の2/3)に満たない場合には、定期試験の受験資格を失う(学則参照)ので注意すること。 |