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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 00378 | 担当教員名 | 宋 時栄 | 単位 | 1.5単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 3 |
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授業概要 |
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実習を通じて病態生理学および薬理学の知識を深める。病態生理学に関しては、疾病の発症機構や治療法を理解するため、生体の仕組みを実技実習により観察する。とくに、神経系疾患に焦点をあて、シナプス伝達の生理と病態についてモデル実験系を用いて実習する。さらに、疾患の根底をなす組織学的変化とはいかなるものかを理解するため、顕微鏡を通して正常および病理組織切片を比較観察する。薬理学に関しては、自律神経作用薬および遮断薬を用いて、薬物の用量と作用の関係を観察する。 |
到達目標 |
中枢および末梢シナプスに対する薬物の作用や、関連した疾患の病態および治療法を理解できる。また、薬物治療学の理解の基礎となる主要な疾患の組織学的変化を、病理組織標本の顕微鏡観察によって理解できる。グループメンバーによる共同作業により実験データを整理して、実習報告会で結果を発表することにより、プレゼンテーション技術も身につける。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 序論 病態生理学実習で何を学ぶか F(5)1-4; F(5)2-1,2; C6(1)1 | 講義 | 講義前:実習書の通覧 講義後:復習 |
【2】 | 技法解説 実験のための標本の作製方法の習得 顕微鏡の使用法、病理標本の観察手順 F(5)8-2,3,4; E1(1)2 | 講義 | 講義前:実習書の通覧 講義後:復習 |
【3】 | 技法解説 実験のための標本の作製方法の習得 顕微鏡の使用法、病理標本の観察手順 F(5)8-2,3,4; C13(1)4-1; C13(1)4-2 | 講義 | 講義前:実習書の通覧 講義後:復習 |
【4】 | 技法解説 実験のための標本の作製方法の習得 顕微鏡の使用法、病理標本の観察手順 F(5)8-2,3,4; C13(1)4-1; C13(1)4-2 | 講義 | 講義前:実習書の通覧 講義後:復習 |
【5】 | 中枢神経系の生理学と病態(1) 脳シナプス活動の電気生理学的計測(1) 海馬スライス標本の神経伝達を電気生理学的計測手法で計測できる F(5)8-3,4; F(7)1-1,2; C8(3)1-1,2 | 電気生理学的実習 | 講義前:実習書の通覧 講義後:復習 |
【6】 | 中枢神経系の生理学と病態(1) 脳シナプス活動の電気生理学的計測(1) 海馬スライス標本の神経伝達を電気生理学的計測手法で計測できる F(5)8-3,4; F(7)1-1,2; C8(3)1-1,2 | 電気生理学的実習 | 講義前:実習書の通覧 講義後:復習 |
【7】 | 中枢神経系の生理学と病態(2) 脳シナプス活動の光計測 (2) 海馬スライス標本の神経伝達を膜電位感受性色素を用いた光計測法で計測できる F(5)8-3,4; F(7)1-1,2; C8(3)1-1,2 | 電気生理学的実習 | 実習前:実習書の通覧 実習後:データまとめ |
【8】 | 中枢神経系の生理学と病態(2) 脳シナプス活動の光計測 (2) 海馬スライス標本の神経伝達を膜電位感受性色素を用いた光計測法で計測できる F(5)8-3,4; F(7)1-1,2; C8(3)1-1,2 | 電気生理学的実習 | 実習前:実習書の通覧 実習後:データまとめ |
【9】 | 中枢神経系の生理学と病態(3) 脳の興奮とグルタミン酸受容体 脳スライス標本CA1野神経回路の興奮伝播におけるグルタミン酸受容体の役割を説明できる。 F(5)8-3,4; F(7)1-1,2; C8(3)1-1,2 | 電気生理学的実習 | 実習前:実習書の通覧 実習後:データまとめ |
【10】 | 中枢神経系の生理学と病態(4) 脳の抑制とGABA受容体 脳スライス標本CA1野神経回路の興奮伝播におけるGABA受容体の役割を説明できる。 F(5)8-3,4; F(7)1-1,2; C8(3)1-1,2 | 電気生理学的実習 | 実習前:実習書の通覧 実習後:データまとめ |
【11】 | 自律神経系に作用する薬物(回腸消化管の収縮と弛緩)C13(1)1-1, C13(1)1-2, C13(2)2-4 | 生理学実習及びデータ解析 | データ整理及びレポート作成 |
【12】 | 自律神経系に作用する薬物(回腸消化管の収縮と弛緩)C13(1)1-1, C13(1)1-2, C13(2)2-4 | 生理学実習及びデータ解析 | データ整理及びレポート作成 |
【13】 | 自律神経系に作用する薬物(回腸消化管の収縮と弛緩)C13(1)1-1, C13(1)1-2, C13(2)2-4 | 生理学実習及びデータ解析 | データ整理及びレポート作成 |
【14】 | 自律神経系に作用する薬物(回腸消化管の収縮と弛緩)C13(1)1-1, C13(1)1-2, C13(2)2-4 | 生理学実習及びデータ解析 | データ整理及びレポート作成 |
【15】 | 自律神経系に作用する薬物(回腸消化管の収縮と弛緩)C13(1)1-1, C13(1)1-2, C13(2)2-4 | 生理学実習及びデータ解析 | データ整理及びレポート作成 |
【16】 | 自律神経系に作用する薬物(回腸消化管の収縮と弛緩)C13(1)1-1, C13(1)1-2, C13(2)2-4 | 生理学実習及びデータ解析 | データ整理及びレポート作成 |
【17】 | 自律神経系に作用する薬物(回腸消化管の収縮と弛緩)C13(1)1-1, C13(1)1-2, C13(2)2-4 | 生理学実習及びデータ解析 | データ整理及びレポート作成 |
【18】 | 組織病理学(1)アルツハイマー病、パーキンソン病、正常副腎、正常脊髄および後索病変を伴った脊髄 C6(1)1-4; E2(1)3 | 顕微鏡による組織所見の観察とスケッチ | 実習前:実習書の通覧 実習後:データまとめ、レポート課題 |
【19】 | 組織病理学(1)アルツハイマー病、パーキンソン病、正常副腎、正常脊髄および後索病変を伴った脊髄 C6(1)1-4; E2(1)3 | 顕微鏡による組織所見の観察とスケッチ | 実習前:実習書の通覧 実習後:データまとめ、レポート課題 |
【20】 | 組織病理学(2) 新鮮および陳旧性心筋梗塞、肺の悪性腫瘍(扁平上皮癌、腺癌、小細胞癌)C6(1)1-4; E2(3)1;E2(4)1; E2(7)7、8 | 顕微鏡による組織所見の観察とスケッチ | 実習前:実習書の通覧 実習後:データまとめ、レポート課題 |
【21】 | 組織病理学(2) 新鮮および陳旧性心筋梗塞、肺の悪性腫瘍(扁平上皮癌、腺癌、小細胞癌)C6(1)1-4; E2(3)1;E2(4)1; E2(7)7、8 | 顕微鏡による組織所見の観察とスケッチ | 実習前:実習書の通覧 実習後:データまとめ、レポート課題 |
【22】 | 組織病理学(3)正常胃、早期胃癌、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎(軽症例、重症例)、クローン病 C6(1)1-4; E2(4)2 | 顕微鏡による組織所見の観察とスケッチ | 実習前:実習書の通覧 実習後:データまとめ、レポート課題 |
【23】 | 組織病理学(3)正常胃、早期胃癌、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎(軽症例、重症例)、クローン病 C6(1)1-4; E2(4)2 | 顕微鏡による組織所見の観察とスケッチ | 実習前:実習書の通覧 実習後:データまとめ、レポート課題 |
【24】 | 組織病理学(4)脂肪肝、肝硬変、肺の真菌症、化膿性髄膜炎C6(1)1-4; E2(4)2; D1(2)1、2 | 顕微鏡による組織所見の観察とスケッチ | 実習前:実習書の通覧 実習後:データまとめ、レポート課題 |
【25】 | 組織病理学(4)脂肪肝、肝硬変、肺の真菌症、化膿性髄膜炎C6(1)1-4; E2(4)2; D1(2)1、2 | 顕微鏡による組織所見の観察とスケッチ | 実習前:実習書の通覧 実習後:データまとめ、レポート課題 |
【26】 | まとめ(1)データ整理 F(7)1-1,2,5 | データ整理、発表資料の作成 | 資料収集 |
【27】 | まとめ(1)データ整理 F(7)1-1,2,5 | データ整理、発表資料の作成 | 資料収集 |
【28】 | まとめ(1)データ整理 F(7)1-1,2,5 | データ整理、発表資料の作成 | 資料収集 |
【29】 | まとめ(2)実習報告会(プレゼンテーション)F(8)1-1〜5 | 実習内容の報告、質疑応答 | レポート課題 |
【30】 | まとめ(2)実習報告会(プレゼンテーション)F(8)1-1〜5 | 実習内容の報告、質疑応答 | レポート課題 |
評価方法 |
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実習報告書(レポート)(60%)・演習(20%)・取り組み方など(20%) |
教科書 |
病態生理学実習書 |
参考図書 |
理科系の作文技術 (中公新書 624)、木下 是雄 (著)、中央公論新社、1981年、ISBN-13: 978-4121006240 |
備考 |
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既習の機能形態学、薬理学、病態生理学の学習事項を十分に理解しておく。発表用資料作成のため、ワープロソフト(Word など)、計算ソフト(Excel など)、プレゼンテーション用ソフト(Power Point など)の使用法に慣れておく。 実習期間は6月9日(火)〜7月9日(木)具体的日程、グループ分けは後日、連絡 宋時栄、冨永貴志、栗生俊彦、中島健太郎、加藤千恵子が担当する(1〜6は宋、7〜12は冨永、13〜18は得丸、定本、小林(卓)、19〜30は宋、中島、31〜40は全員が担当)。 |