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| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 10008 | 担当教員名 | 二宮 昌樹 | 単位 | 1.5単位 |
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| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 4年 |
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| 授業概要 |
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| 悪性新生物（がん細胞）の異常増殖による悪性腫瘍は、日本人の死因のトップである。近年悪性腫瘍の研究および治療法の開発が進み、早期発見早期治療へ向けた体制が構築されつつある。この授業では、病態としての悪性腫瘍を理解し、悪性腫瘍に対する薬物（抗悪性腫瘍薬）の適応・作用機序・副作用・薬剤耐性機構を学習する。また悪性腫瘍ごとの病態と薬物治療を学ぶ。さらに、がん性疼痛をはじめがん終末期の病態・薬物治療についても学習する。悪性腫瘍の概要と抗悪性腫瘍薬の薬理について宮澤が担当し、病態・薬物治療について二宮が担当する。 |
| 到達目標 |
| 悪性腫瘍の定義や組織型分類および病期分類、検査、疫学、リスクや予防要因について概説できる。(知識・理解) 悪性腫瘍の治療における薬物治療の位置づけを概説でき、抗悪性腫瘍薬の薬理および臨床適用を説明できる（知識・理解） 抗悪性腫瘍薬に対する耐性獲得機構、副作用の軽減のための対処法を説明できる。(知識・理解) 代表的な癌化学療法のレジメンについて概説できる。（知識・理解・技能・態度・思考・判断） 個々のがんについて、病態と薬物治療を説明できる。（知識・理解） がん終末期およびがん性疼痛の病態と治療を説明できる。（知識・理解・態度） |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | 悪性腫瘍について：正常細胞とがん細胞のちがいを理解する。 腫瘍の定義（良性腫瘍と悪性腫瘍の違い）を学ぶ C6(7)��1,2、E2(7)��1 | 講義 | 授業の復習 |
| 【2】 | 抗悪性腫瘍薬（1）：薬物治療の位置づけ、開発の歴史、抗悪性腫瘍活性のあるアルキル化薬・代謝拮抗薬の薬理と臨床適用、薬物の基本構造と薬効 E2(7)��3, E2(7)��1、E2(7)��1 | 講義・小テスト | 授業の復習 悪性腫瘍ガイドラインを調査 |
| 【3】 | 抗悪性腫瘍薬（2）：抗生物質・植物アルカロイド、ホルモン関連薬・白金錯体の薬理と臨床適用、薬物の基本構造と薬効 E2(7)��1、E2(7)��1 | 講義・小テスト | 授業の復習 悪性腫瘍ガイドラインを調査 |
| 【4】 | 抗悪性腫瘍薬（3）：分子標的治療薬の薬理と臨床適用、薬物の基本構造と薬効 E2(7)��1、E2(7)��1 | 講義・小テスト | 授業の復習 悪性腫瘍ガイドラインを調査 |
| 【5】 | 抗悪性腫瘍薬（4）：分子標的治療薬、その他の抗悪性腫瘍薬の薬理と臨床適用、薬物の基本構造と薬効 E2(7)��1、E2(7)��1 | 講義・小テスト | 授業の復習 悪性腫瘍ガイドラインを調査 |
| 【6】 | 抗悪性腫瘍薬の対する耐性獲得機構を説明できる。抗悪性腫瘍薬の主な副作用 E2(7)��2,3 | 講義・小テスト | 授業の復習 悪性腫瘍ガイドラインを調査 |
| 【7】 | 悪性腫瘍について：悪性腫瘍の組織系分類・病期分類、悪性腫瘍の検査、疫学、リスク要因と予防要因 E2(7)��2 | 講義 | 悪性腫瘍ガイドラインを調査 |
| 【8】 | がん化学療法レジメン管理と副作用支持療法・副作用軽減のための対処法 E2(7)��3,4 | 講義 | 悪性腫瘍ガイドラインを調査 |
| 【9】 | 血液がんの化学療法（白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫） E2(7)��5,6 | 講義 | 悪性腫瘍ガイドラインを調査 |
| 【10】 | 頭頸部がん、骨・軟部肉腫腫瘍、腎・前立腺がんの化学療法 E2(7)��1,7,10,12 | 講義 | 悪性腫瘍ガイドラインを調査 |
| 【11】 | 消化器がんの化学療法(1)胃癌、食道癌、肝癌、胆囊・胆管癌、膵癌）E2(7)��8 | 講義 | 悪性腫瘍ガイドラインを調査 |
| 【12】 | 消化器がんの化学療法(2)大腸癌 E2(7)��8 | 講義 | 悪性腫瘍ガイドラインを調査 |
| 【13】 | 肺がんの化学療法 E2(7)��9 | 講義 | 悪性腫瘍ガイドラインを調査 |
| 【14】 | 乳がん、子宮がん、卵巣がんの化学療法 E2(7)��11,13 | 講義 | 悪性腫瘍ガイドラインを調査 |
| 【15】 | 緩和ケア、がん性疼痛の治療 E2(7)��1,2 | 講義 | 悪性腫瘍ガイドラインを調査 |
| 評価方法 |
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| 定期試験（90%）、課題レポート・小テスト・受講態度（10%）により評価する |
| 教科書 |
| 薬学生・薬剤師のためのがんの薬物治療（第2版）、山田安彦編、化学同人、2013年、ISBN-4759815269 |
| 参考図書 |
| 医療薬学 ��.薬理・病態・薬物治療(4)、日本薬学会編、東京化学同人、2017年、ISBN-4807917150 薬物治療学（改訂6版）、吉尾隆ら編、南山堂、2017年、ISBN-4525720568 薬科微生物学（第6版）、加藤文男ほか編集、丸善、2013年、ISBN-4621086223 今日の治療薬2019、南江堂、2019年、ISBN-97845242488087 薬がみえる Vol.3、医療情報化学研究所編、メディックメディア、2016年、ISBN-4896326406 |
| 備考 |
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| 【受講心得】 これまで生物系科目で学んだ細胞増殖、細胞死、がん細胞、がん遺伝子・がん抑制遺伝子についての知識が必要になるので、復習をしておくこと。 【備考】 悪性腫瘍の概要と抗悪性腫瘍薬の薬理について宮澤が担当し、病態・薬物治療について二宮が担当する。1-6は宮澤、7-15は二宮が担当する。 【オフィス・アワー】 宮澤：水曜日17時〜18時、それ以外にも適宜、薬学研究棟6階分子生物学講座 二宮：月曜日16:30-18:00、それ以外にも適宜、薬学実習棟2階医療薬学講座. 【実務経験】二宮1983-2008年香川大学病院 DP配分 DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 0.1 1.0 0.1 0.3 0 0 0 香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分（DP1〜7の合計が担当科目の単位数となる）。 |