徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    生薬学（Pharmacognosy）

科目番号10082担当教員名代田　修単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次2年
授業概要
古くから我々人類は、植物、動物、鉱物等の天然資源から病気に対する「薬」を見つけ、その知識は現代まで伝承されてきた。本講義では、日本薬局方収載生薬及びその他の医療の現場で用いられている生薬の基原、性状、成分、薬効、品質評価、生産と流通、歴史的背景などの基本的知識について学習し、薬剤師、研究者として必要な基礎的知識の習得を目指す。
到達目標
生薬の歴史について概説できる。
代表的な薬用植物の学名、薬用部位、薬効などを挙げることができる。（知識）C5(1)��1
代表的な薬用植物を外部形態から説明し、区別できる。（理解・判断）C5(1)��2
植物の主な内部形態について説明できる。（知識・理解）C5(1)��3
法律によって取り扱いが規制されている植物（ケシ、アサ）の特徴を説明できる。（知識・理解）C5(1)��4
日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類由来）を列挙し、その基原、薬用部位を説明できる。（知識・理解）C5(1)��1
日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類、鉱物由来）の薬効、成分、用途などを説明できる。（知識・理解）C5(1)��1
副作用や使用上の注意が必要な代表的な生薬を列挙し、説明できる。（知識・理解）C5(1)��2
生薬の同定と品質評価法について概説できる。（理解・思考）C5(1)��1
日本薬局方の生薬総則および生薬試験法について説明できる。（知識・理解）C5(1)��2
代表的な生薬を鑑別できる。（知識・判断）C5(1)��3
代表的な生薬の確認試験を説明できる。（知識・理解）C5(1)��4
代表的な生薬の純度試験を説明できる。（知識・理解）C5(1)��5
生薬由来の代表的な生物活性物質を化学構造に基づいて分類し、それらの生合成経路を概説できる。C5(2)��1
漢方の特徴について概説できる。（理解・思考）E2(10)��1
以下の漢方の基本用語を説明できる。（知識・理解）陰陽、虚実、寒熱、表裏、気血水、証。E2(10)��2
配合生薬の組み合わせにより漢方薬の系統的な分類が説明できる。（知識・理解）E2(10)��3
漢方薬と西洋薬、民間薬、サプリメント、保険機能食品などとの相違について説明できる。（知識・理解）E2(10)��4
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】総論�機Ю弧瑤瞭団А╂弧瑤領鮖�
目標：生薬の歴史について概説できる。		講義、質疑教科書p3〜p20を読む。
ノートをまとめる。
（60分程度）
【2】総論�供Ю弧瑤侶疎屬隼藩冑�位；生薬の成分
目標：代表的な薬用植物の学名、薬用部位、薬効などを挙げることができる。C5(1)��1
代表的な薬用植物を外部形態から説明し、区別できる。C5(1)��2
植物の主な内部形態について説明できる。C5(1)��3
生薬由来の代表的な生物活性物質を化学構造に基づいて分類し、それらの生合成経路を概説できる。C5(2)��1		確認問題、問題解説、講義、質疑教科書p21〜p52を読む。
ノートをまとめる。
（60分程度）
【3】藻類、菌類、裸子植物を基原とする生薬：カンテン、マクリ、バッカク、チョレイ、ブクリョウ、マオウ、など
目標：日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類由来）を列挙し、その基原、薬用部位を説明できる。C5(1)��1
日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類、鉱物由来）の薬効、成分、用途などを説明できる。C5(1)��1		確認問題、問題解説、講義、質疑教科書p131〜p139を読む。
ノートをまとめる。
生薬カードを作成する。（60分程度）
【4】離弁花植物を基原とする生薬：ダイオウ、コウボク、ケイヒ、オウレン、ブシ、シャクヤク、ボタンピ、キョウニン、トウニン、オウギ、カッコン、カンゾウ、センナ、オウバク、キジツ、チンピ、トウヒ、ゴシュユ、オンジ、タイソウ、ニンジン、コウジン、ウイキョウ、サイコ、センキュウ、トウキ、など
目標：日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類由来）を列挙し、その基原、薬用部位を説明できる。C5(1)��1
日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類、鉱物由来）の薬効、成分、用途などを説明できる。C5(1)��1
法律によって取り扱いが規制されている植物（ケシ、アサ）の特徴を説明できる。C5(1)��4		確認問題、問題解説、講義、質疑教科書p140〜p257を読む。
ノートをまとめる。
生薬カードを作成する。（60分程度）
【5】離弁花植物を基原とする生薬：ダイオウ、コウボク、ケイヒ、オウレン、ブシ、シャクヤク、ボタンピ、キョウニン、トウニン、オウギ、カッコン、カンゾウ、センナ、オウバク、キジツ、チンピ、トウヒ、ゴシュユ、オンジ、タイソウ、ニンジン、コウジン、ウイキョウ、サイコ、センキュウ、トウキ、など
目標：日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類由来）を列挙し、その基原、薬用部位を説明できる。C5(1)��1
日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類、鉱物由来）の薬効、成分、用途などを説明できる。C5(1)��1
法律によって取り扱いが規制されている植物（ケシ、アサ）の特徴を説明できる。C5(1)��4		確認問題、問題解説、講義、質疑教科書p140〜p257を読む。
ノートをまとめる。
生薬カードを作成する。（60分程度）
【6】離弁花植物を基原とする生薬：ダイオウ、コウボク、ケイヒ、オウレン、ブシ、シャクヤク、ボタンピ、キョウニン、トウニン、オウギ、カッコン、カンゾウ、センナ、オウバク、キジツ、チンピ、トウヒ、ゴシュユ、オンジ、タイソウ、ニンジン、コウジン、ウイキョウ、サイコ、センキュウ、トウキ、など
目標：日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類由来）を列挙し、その基原、薬用部位を説明できる。C5(1)��1
日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類、鉱物由来）の薬効、成分、用途などを説明できる。C5(1)��1
法律によって取り扱いが規制されている植物（ケシ、アサ）の特徴を説明できる。C5(1)��4		確認問題、問題解説、講義、質疑教科書p140〜p257を読む。
ノートをまとめる。
生薬カードを作成する。（60分程度）
【7】離弁花植物を基原とする生薬：ダイオウ、コウボク、ケイヒ、オウレン、ブシ、シャクヤク、ボタンピ、キョウニン、トウニン、オウギ、カッコン、カンゾウ、センナ、オウバク、キジツ、チンピ、トウヒ、ゴシュユ、オンジ、タイソウ、ニンジン、コウジン、ウイキョウ、サイコ、センキュウ、トウキ、など
目標：日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類由来）を列挙し、その基原、薬用部位を説明できる。C5(1)��1
日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類、鉱物由来）の薬効、成分、用途などを説明できる。C5(1)��1
法律によって取り扱いが規制されている植物（ケシ、アサ）の特徴を説明できる。C5(1)��4		確認問題、問題解説、講義、質疑教科書p140〜p257を読む。
ノートをまとめる。
生薬カードを作成する。（60分程度）
【8】離弁花植物を基原とする生薬：ダイオウ、コウボク、ケイヒ、オウレン、ブシ、シャクヤク、ボタンピ、キョウニン、トウニン、オウギ、カッコン、カンゾウ、センナ、オウバク、キジツ、チンピ、トウヒ、ゴシュユ、オンジ、タイソウ、ニンジン、コウジン、ウイキョウ、サイコ、センキュウ、トウキ、など
目標：日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類由来）を列挙し、その基原、薬用部位を説明できる。C5(1)��1
日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類、鉱物由来）の薬効、成分、用途などを説明できる。C5(1)��1
法律によって取り扱いが規制されている植物（ケシ、アサ）の特徴を説明できる。C5(1)��4		確認問題、問題解説、講義、質疑教科書p140〜p257を読む。
ノートをまとめる。
生薬カードを作成する。（60分程度）
【9】合弁花植物を基原とする生薬：ウワウルシ、レンギョウ、ホミカ、ゲンチアナ、リュウタン、センブリ、トコン、シコン、オウゴン、ロートコン、ジギタリス、ジオウ、キキョウ、ソウジュツ、ビャクジュツ、など
目標：日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類由来）を列挙し、その基原、薬用部位を説明できる。C5(1)��1
日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類、鉱物由来）の薬効、成分、用途などを説明できる。C5(1)��1		確認問題、問題解説、講義、質疑教科書p140〜p257を読む。
教科書p258〜p323を読む。
ノートをまとめる。
生薬カードを作成する。（60分程度）
【10】合弁花植物を基原とする生薬：ウワウルシ、レンギョウ、ホミカ、ゲンチアナ、リュウタン、センブリ、トコン、シコン、オウゴン、ロートコン、ジギタリス、ジオウ、キキョウ、ソウジュツ、ビャクジュツ、など
目標：日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類由来）を列挙し、その基原、薬用部位を説明できる。C5(1)��1
日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類、鉱物由来）の薬効、成分、用途などを説明できる。C5(1)��1		確認問題、問題解説、講義、質疑教科書p258〜p323を読む。
ノートをまとめる。
生薬カードを作成する。（60分程度）
【11】合弁花植物を基原とする生薬：ウワウルシ、レンギョウ、ホミカ、ゲンチアナ、リュウタン、センブリ、トコン、シコン、オウゴン、ロートコン、ジギタリス、ジオウ、キキョウ、ソウジュツ、ビャクジュツ、など
目標：日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類由来）を列挙し、その基原、薬用部位を説明できる。C5(1)��1
日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類、鉱物由来）の薬効、成分、用途などを説明できる。C5(1)��1		確認問題、問題解説、講義、質疑教科書p258〜p323を読む。
ノートをまとめる。
生薬カードを作成する。（60分程度）
【12】単子葉植物を基原とする生薬：タクシャ、アロエ、チモ、バイモ、サフラン、ハンゲ、ショウキョウ、カンキョウ、など
目標：日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類由来）を列挙し、その基原、薬用部位を説明できる。C5(1)��1
日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類、鉱物由来）の薬効、成分、用途などを説明できる。C5(1)��1		確認問題、問題解説、講義、質疑教科書p324〜p357を読む。
ノートをまとめる。
生薬カードを作成する。（60分程度）
【13】動物・鉱物を由来とする生薬：ボレイ、センソ、ユウタン、ジャコウ、ロクジョウ、ゴオウ、セッコウ、リュウコツ、など
目標：日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類由来）を列挙し、その基原、薬用部位を説明できる。C5(1)��1
日本薬局方収載の代表的な生薬（植物、動物、藻類、菌類、鉱物由来）の薬効、成分、用途などを説明できる。C5(1)��1		確認問題、問題解説、講義、質疑教科書p359〜p378を読む。
ノートをまとめる。
生薬カードを作成する。（60分程度）
【14】生薬の品質評価、生薬生産と流通：形態と官能による評価、物理・化学的評価；生薬の生産と流通
目標：生薬の同定と品質評価法について概説できる。C5(1)��1
日本薬局方の生薬総則および生薬試験法について説明できる。C5(1)��2
代表的な生薬を鑑別できる。C5(1)��3
代表的な生薬の確認試験を説明できる。C5(1)��4
代表的な生薬の純度試験を説明できる。C5(1)��5		確認問題、問題解説、講義、質疑教科書p53〜p59, p61〜p69を読む。
ノートをまとめる。
（60分程度）
【15】生薬の特徴と漢方薬：漢方薬の処方を構成する生薬、その他の利用
目標：漢方の特徴について概説できる。E2(10)��1
以下の漢方の基本用語を説明できる。陰陽、虚実、寒熱、表裏、気血水、証。E2(10)��2
配合生薬の組み合わせにより漢方薬の系統的な分類が説明できる。E2(10)��3
漢方薬と西洋薬、民間薬、サプリメント、保険機能食品などとの相違について説明できる。E2(10)��4
副作用や使用上の注意が必要な代表的な生薬を列挙し、説明できる。C5(1)��2		確認問題、問題解説、講義、質疑教科書p71〜p126を読む。
ノートをまとめる。
（60分程度）
評価方法
定期試験（90%）、平常点（10%）により評価する。
定期試験の解答は3階リフレッシュルームに掲示し、グーグルクラスルーム等にてフィードバックする。
教科書
「パートナー生薬学［電子版付］改訂第4版増補」、木内文之、小松かつ子、三巻祥浩 編、南江堂、ISBN 978-4-524-40435-3
＊別途、冊子体の講義補助資料を作成するので、各自購入すること。
参考図書
「生薬単（改訂第3版）」、伊藤美千穂，北山隆 監修、原島広至 著、エヌ・ティ−・エス、ISBN 978-4-841-94008-4
「カラーグラフィック薬用植物（第5版）」、北中 進、寺林 進、高野昭人 編、廣川書店、ISBN 978-4-567-41006-9
「最新生薬学（第2版）」、奥田拓男 編、廣川書店、ISBN 978-4-567-42161-4
備考
【受講心得】
　１年後期開講の薬用資源学を受講しておくことが望ましい。

【オフィス・アワー】
　月曜日〜金曜日の5限目、香川薬学研究棟3階生薬･天然物化学講座

【備考】
　出欠の確認は、多くの場合、前回の講義範囲の確認問題を出欠票に解答してもらうことで行う。
　各論で紹介する重要な生薬について、その内容を簡潔にまとめた生薬カードを作成することを推奨する。

【DP配分】
　DP1=0.1　DP2=1.0　DP3=0　DP4=0.2　DP5=0　DP6=0.1　DP7=0.1
　香川薬学部の7つのディプロマポリシー（DP）への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分（DP1〜7の合計が担当科目の単位数となる）。

【科目ナンバー】ADCH209L

【実務経験】
　平成9年〜平成16年：国立医薬品食品衛生研究所生薬部において厚生技官・主任研究官として従事
　平成6年〜平成9年：科学技術庁新技術事業団において科学技術特別研究員として従事
　平成5年：国際協力事業団において短期派遣専門家としてブラジル・パラー州にて従事
　平成2年〜平成3年：株式会社ツムラ分子遺伝学研究所において研究員として従事