![]() |
徳島文理大学 | Webシラバスシステム |
TOP | 戻る |
徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 10083 | 担当教員名 | 大岡 嘉治 | 単位 | 2単位 |
---|
科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 3年 |
---|
授業概要 |
---|
微生物などに対する免疫反応において、抗原特異的な抗体の産生は重要な柱の一つである。抗体が持つ抗原特異性を利用した抗原抗体反応は、医学、薬学に限らず様々な自然科学の分野で、物質の定性あるいは定量に広く用いられている。特に医療現場では、疾患の診断や治療の為に各種の抗原抗体反応が開発され、実用化されている。本実習では、代表的な試験管内抗原抗体反応である沈降反応、標識抗原抗体反応、凝集反応および溶解反応の原理と方法について学び、基本的知識と技能を修得する。一方、微生物に関しては、医療現場において、患者より感染症の原因菌を分離・同定し、さらに抗菌剤がその原因菌に対して有効であるかを判定することが行われている。そこで本実習では、常在細菌(ブドウ球菌、枯草菌、腸内細菌、サルモネラなど)を選択的に増殖させる培地を用いて菌体を分離し、この純化された菌について、グラム染色、生化学的・免疫学的試験、遺伝学的解析などによって菌種を同定する方法について学ぶ。 |
到達目標 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
---|---|---|---|
【1】 | 実習ガイダンス | ||
【2】 | 沈降反応:寒天内拡散法(オクタロニー法)� 抗原濃度の判定 | ||
【3】 | 沈降反応:寒天内拡散法(オクタロニー法)� 抗原特異性の判定 | ||
【4】 | 標識抗原抗体反応:酵素抗体法(ELISA法)、サイトカインの定量(1) | ||
【5】 | 標識抗原抗体反応:酵素抗体法(ELISA法)、サイトカインの定量(2) | ||
【6】 | 凝集反応:赤血球凝集反応、凝集素力価の測定(1) | ||
【7】 | 凝集反応:赤血球凝集反応、凝集素力価の測定(2) | ||
【8】 | 溶解反応:溶血反応、補体価の測定(1) | ||
【9】 | 溶解反応:溶血反応、補体価の測定(2) | ||
【10】 | 細菌実験の諸注意、培地の作製法 | ||
【11】 | 細菌の分離・培養 | ||
【12】 | 細菌の観察、グラム染色法 | ||
【13】 | 斜面培地の作製、遺伝的解析による細菌種の同定 | ||
【14】 | 選択培地による細菌種の同定、ディスク法 | ||
【15】 | 試験 |
評価方法 |
---|
筆記試験、レポートなどにより評価する。 |
教科書 |
実習書 |
参考図書 |
シンプル免疫学(改訂第3版) 南江堂 中島ら著 薬系免疫学 南江堂 植田ら編 |
備考 |
---|
担当教員 薬事科学講座:丸山徳見、大島隆幸、榊原紀和 生体防御学講座:岩田誠、大岡嘉治、竹内一、横田彩 |