徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    有機化学1(Organic Chemistry 1)

科目番号10123担当教員名富永 昌英単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次2年
授業概要
生体は有機化合物によって成り立っており、それらの変化によって生命が維持されていることを理解するための基礎として、ハロアルカン化合物、アルコール誘導体、芳香族化合物の性質と反応、立体化学について学ぶ。
到達目標
有機化学が薬学における他の多くの科目に関連していることを認識し、その理解に必要な有機化学の基礎を習得することができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】基礎有機化学1、2の復習講義と質疑宿題:課題プリント
【2】有機ハロゲン化合物の代表的な性質と反応を列挙し、説明できる(1)。C4(3)2-1講義と質疑教科書7章を熟読する。
例題・練習問題を解く。
【3】有機ハロゲン化合物の代表的な性質と反応を列挙し、説明できる(2)。C4(3)2-1講義と質疑教科書7章を熟読する。
例題・練習問題を解く。
【4】求核置換反応の機構について、立体化学を含めて説明できる。C4(3)2-2講義と質疑教科書7章を熟読する。
例題・練習問題を解く。
【5】ハロゲン化アルキルの脱ハロゲン化水素の機構を図示し、反応の位置選択性(Saytzeff則)を説明できる(1)。C4(3)2-3講義と質疑教科書7章を熟読する。
例題・練習問題を解く。
【6】ハロゲン化アルキルの脱ハロゲン化水素の機構を図示し、反応の位置選択性(Saytzeff則)を説明できる(2)。C4(3)2-3講義と質疑教科書7章を熟読する。
例題・練習問題を解く。
宿題:課題プリント
【7】アルコール類の代表的な性質と反応を列挙し、説明できる。C4(3)3-1講義と質疑教科書8章を熟読する。
例題・練習問題を解く。
【8】エーテル類の代表的な性質と反応を列挙し、説明できる。オキシラン類の開環反応における立体特異性と位置選択性を説明できる。C4(3)4-1,2講義と質疑教科書8章を熟読する。
例題・練習問題を解く。
【9】フェノール類の代表的な性質と反応を列挙し、説明できる。フェノール類、チオール類の抗酸化作用について説明できる。C4(3)3-2,3講義と質疑教科書8章を熟読する。
例題・練習問題を解く。
宿題:課題プリント
【10】前半のまとめと演習講義、演習、解説教科書7,8章を熟読する。
演習の復習
【11】代表的な芳香族化合物を列挙し、その物性と反応性を説明できる。芳香族性(Huckel則)の概念を説明できる。C4(1)1-9, C4(2)3-1,2講義と質疑教科書9章を熟読する。
例題・練習問題を解く。
【12】芳香族化合物の求電子置換反応の機構を説明できる。C4(2)3-3講義と質疑教科書9章を熟読する。
例題・練習問題を解く。
【13】芳香族化合物の求電子置換反応の反応性および配向性に及ぼす置換基の効果を説明できる。C4(2)3-4講義と質疑教科書9章を読む。
宿題:課題プリント
【14】芳香族化合物の代表的な求核置換反応について説明できる。C4(2)3-5講義と質疑教科書9章を熟読する。
例題・練習問題を解く。
宿題:課題プリント
【15】後半のまとめと演習講義、演習、解説教科書9章を熟読する。
演習の復習
評価方法
試験(90%)、平常点(10%)により評価する。
教科書
ブラウン・プーン『基本有機化学』第3版、ブラウン・プーン著 、池田正澄・奥山格 監訳、廣川書店、2006年、ISBN-4-567-23491-X
参考図書
有機化学ベーシック薬学教科書シリーズ5、夏苅英昭・高橋秀依編、化学同人、2008年、ISBN-978-4-7598-1255-8
マクマリー『有機化学』(上・中・下)、マクマリー著、伊東椒・児玉三明・荻野敏夫・深沢義正・通元夫 訳、東京化学同人、2009年
備考
基礎有機化学1、2を受講することが望ましい。
講義内容の確認のため、定期的に宿題(課題プリント)を課すので、復習を中心によく学習すること。
この教科書は2年前期有機化学2でも用いる。