徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    分析化学2(Analytical Chemistry 2)

科目番号10630担当教員名山口 健太郎単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次2年
授業概要
 分光学的分析法とクロマトグラフィーについて学習する。
到達目標
 物質の性質は、構造要素である原子や分子の配置に関連づけて考えると理解し易い。これは、原子の配列と状態、およびお互いの結合形式に深く関係しているからである。また、原子配列は結合の特性に大きく影響されやすく、特に明確な方向性を持つ共有結合は分子の構造に関係している。原子の配列の観測、決定に基づく分子構造解析の手段として種々の物理分析的手法が生み出されてきたが、これらの基礎となる分光学についての理解が重要である。本授業では機器分析法および生物化学的分析法の基本原理を習得することを目指し、さらに一般的な分光学的手法と各種クロマトグラフィーによる分離分析法に関する理論を習得する。(知識・理解・技能)
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】分析法の特徴 機器分析法や生化学的分析法の特徴を説明できるようになる。
C2(1)①1~3、E1(1)③1、H(4)①1~3
講義該当SBOを予習
ノート・プリントで復習
【2】臨床分析と分析試料 生体試料の取り扱い、前処理を説明できるようになる。
C2(5)②1、C2(6)①1,2、C2(6)②1,3,4、IC2⑩1、IC2⑪1
講義該当SBOを予習
ノート・プリントで復習
【3】紫外可視吸光分光法1 原理および測定法を説明できるようになる。
C1(1)③1,2,5、C2(4)①1、H(4)④1、H(4)⑦1,2、H(4)⑧1~3
講義該当SBOを予習
ノート・プリントで復習
【4】紫外可視吸光分光法2 スペクトルの特徴を説明できるようになる。
C2(4)①1
講義該当SBOを予習
ノート・プリントで復習
【5】紫外可視吸光分光法3 スペクトル解析を説明できるようになる。
C2(4)①1
講義該当SBOを予習
ノート・プリントで復習
【6】蛍光光度法 原理を説明できるようになる。
C2(4)①2
講義該当SBOを予習
ノート・プリントで復習
【7】生体分析 紫外可視分光スペクトルを説明できるようになる。
C2(4)①1、IC2④2
講義該当SBOを予習
ノート・プリントで復習
【8】生体分析 紫外可視分光および蛍光スペクトルを説明できるようになる。
C2(4)①1、IC2④5
講義該当SBOを予習
ノート・プリントで復習
【9】発光分光法と原子吸光光度法 原理および測定法を説明できるようになる。
C2(4)①4、IC2④2
講義該当SBOを予習
ノート・プリントで復習
【10】赤外分光法 原理と生体分子への応用例を説明できるようになる。
C1(1)③2、C2(4)①3、C3(4)②1,2
講義該当SBOを予習
ノート・プリントで復習
【11】赤外ラマン分光法 測定法および応用例を説明できるようになる。
C3(4)②1,2、IC2④1
講義該当SBOを予習
ノート・プリントで復習
【12】他の分析法 電子スピン共鳴・熱分析を説明できるようになる。
C2(4)⑤1,2、IC2④4
講義該当SBOを予習
ノート・プリントで復習
【13】旋光測定法 原理および測定法を説明できるようになる。
C1(1)③4、C2(4)①5、IC2④3、IC3⑨1
講義該当SBOを予習
ノート・プリントで復習
【14】クロマトグラフィー1 各種クロマトグラフィーの特徴検出法と原理を説明できるようになる。
C2(5)①1~5
講義該当SBOを予習
ノート・プリントで復習
【15】クロマトグラフィー2 化学物質の分離を説明できるようになる・まとめ演習
C2(4)①6、C2(5)①1、IC2⑪1
講義該当SBOを予習
ノート・プリントで復習
評価方法
定期試験(60%)、課題レポート3回(15%)、小テスト(25%)により評価する。
試験の解答例を1階掲示板に掲示する。
教科書
分析化学 コアカリ対応 第3版 前田昌子・今井一洋 編著 丸善出版 ISNB-978-4-621-08437-3
参考図書
薬学分析化学の基礎と応用 -薬学教育モデル・コアカリキュラム準拠- 廣川書店 ISBN-4-567-2560-4
備考
【オフィス・アワー】
 水曜14:00~15:30(それ以外も在室の際は来客中を除き随時対応可能)、薬学研究棟3階 解析化学講座

【科目ナンバー】ADPA212L


【クラスコード】5yop7bn

【備考】 
 この教科書は分析化学2~3で用いる。分析化学2,3の全体の流れを把握しつつ学習を進める。

【DP配分】
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7
0 0.7 0 0 0 0.3 0
香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1~7の合計が担当科目の単位数となる)。

【受講心得・準備学習等】
 2年前期に開講される分析化学1から連続した分析化学の授業であることを念頭に置いて学習する。課題レポートやミニテストを実施するので、復習を欠かさず学習すること。