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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 10652 | 担当教員名 | 大岡 嘉治 | 単位 | 1.5単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 3年 |
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授業概要 |
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生物系薬学の本講義では衛生薬学分野の中から、環境衛生学について講義する。生態系や水の浄化等、我々の生活に密接に関連している項目の他、近年、特に社会的関心を集めている地球温暖化、環境ホルモン、土壌・水質・大気汚染等の地球環境問題について重点的に講義を行う。毎回講義終了時に、講義内容の復習及び次回の予習に関する課題プリントを配布するので、講義終了後に取り組み、内容を確実に身に付けること。 |
到達目標 |
①知識(理解):環境汚染物質などの成因、生態系への影響など基本的事項を理解し、地球生態系や生活環境の保全、維 持のためにどのような方策が現在の日本及び世界でなされているかを修得する。 ②態度(関心・意欲):社会人として地球生態系や生活環境を保全、維持に関心を持ち、地球環境問題について正しい知識を一般人に伝えることができるよう心構えと態度を養う。 ③技能(表現):水質基準や環境汚染物質などの測定法の原理を理解する。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 地球環境と生態系(1):生態系の構成員を列挙し、その特徴と相互関係を説明できる。D2(2)①2 | 講義と質疑 | 課題プリント(予習と復習)(30分程度) |
【2】 | 地球環境と生態系(2):地球規模の環境問題の成因、人に与える影響について説明できる。D2(2)①1 | 講義と質疑 | 課題プリント(予習と復習)(30分程度) |
【3】 | 地球環境と生態系(3):化学物質の環境内動態について例を挙げて説明できる。四大公害病について説明できる。D2(2)①3、D2(2)②1 四大公害病以外の化学物質の毒性については、衛生薬学4、毒性学でより詳細に学ぶ。 | 講義と質疑 | 課題プリント(予習と復習)(30分程度) |
【4】 | 地球環境と生態系(4):環境基本法や地球環境の保全に関する国際的な取り組みについて説明できる。D2(2)①4、D2(2)②2,3 | 講義と質疑 | 課題プリント(予習と復習)(30分程度) |
【5】 | 水環境(1):原水の種類を挙げ、特徴を説明できる。D2(2)③1 | 講義と質疑 | 課題プリント(予習と復習)(30分程度) |
【6】 | 水環境(2):水の浄化法、塩素消毒の原理について説明できる。D2(2)③2 | 講義と質疑 | 課題プリント(予習と復習)(30分程度) |
【7】 | 水環境(3):水質水の水質基準の主な項目を列挙し、測定できる。D2(2)③3 衛生薬学1で学ぶ学校保健に関し、プールや水道水の水質検査の具体例を学ぶ。 | 講義と質疑 | 課題プリント(予習と復習)(30分程度) |
【8】 | 水環境(4):下水処理および排水処理の主な方法について説明できる。D2(2)③4 | 講義と質疑 | 課題プリント(予習と復習)(30分程度) |
【9】 | 前半の復習(演習) | 演習と解説 | 演習の復習(60分程度) |
【10】 | 水環境(5):水質汚濁の主な指標を列挙、測定し、防止法について説明できる。D2(2)③5、D2(2)②3 | 講義と質疑 | 課題プリント(予習と復習)(30分程度) |
【11】 | 水環境(6):富栄養化の原因とそれによってもたらされる問題点を挙げ、対策を説明できる。D2(2)③6、D2(2)②3 | 講義と質疑 | 課題プリント(予習と復習)(30分程度) |
【12】 | 大気環境(1):主な大気汚染物質を列挙し、その発生源、測定法、健康影響について説明できる。D2(2)④1,2 | 講義と質疑 | 課題プリント(予習と復習)(30分程度) |
【13】 | 大気環境(2):大気汚染の防止法や大気汚染に影響する気象的要因(逆転層など)を概説できる。D2(2)④3、D2(2)②3 | 講義と質疑 | 課題プリント(予習と復習)(30分程度) |
【14】 | 室内環境:室内環境と健康との関連、その評価法について説明できる。D2(2)⑤1,2 衛生薬学1で学ぶ学校保健に関し、教室内の環境検査の具体例を学ぶ。 | 講義と質疑 | 課題プリント(予習と復習)(30分程度) |
【15】 | 廃棄物:廃棄物の種類と処理方法の理解。廃棄物処理の問題点やマニフェスト制度について説明できる。D2(2)⑥1~3 | 講義と質疑 | 課題プリント(予習と復習)(30分程度) |
評価方法 |
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定期試験(90%)、課題レポート(10%)により総合的に評価する。 課題レポートの解答はグーグルクラスルームにアップし重要課題については解説講義を行う。 定期試験は、グーグルクラスルームによりフィードバックする。 |
教科書 |
教科書:衛生薬学(改訂第3版)、南江堂、2020年、ISBN-978-4-524-40372-1 |
参考図書 |
必携・衛生試験法 第2版 日本薬学会 編集 金原出版 2016年、 ISBN978-4-307-47044-5 環境衛生科学、大沢基保, 内海英雄 編集、南江堂、2006年、ISBN4-524-40196-2 |
備考 |
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【受講心得】 毎回講義レジメと課題レポート(予習・復習)を配布するのでしっかり予習・復習すること。尚、規定回数の出席と課題レポートの提出は、定期試験受験の必須条件である。 【オフィス・アワー】 月~木17時~18時、それ以外にも適宜、薬学研究棟4階 生体防御学講座 【実務経験】 ・三菱化学生命科学研究所特別研究員 ・科学技術振興事業団ERATO研究員として「高井生体時系プロジェクト」に参加 【科目ナンバー】 ADEH303L 【DP配分】 DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 0.2 0.4 0.7 0.0 0 0.2 0 香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1~7の合計が担当科目の単位数となる)。 |