徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    物理・分析化学実習(Practice in Physical and Analytical Chemistry)

科目番号10670担当教員名山口 健太郎単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2年
授業概要
問題解決能力の醸成に向けた教育をする科目
実習を通して分析化学、有機化学、機器分析学に関する知識と技能を習得する。
到達目標
近年の分析機器の多様化・高度化はめざましく、医薬品開発の領域においても様々な手法を駆使した多角的な分析が要求されつつある。本実習では、有機化合物を分離、抽出、単離し、有機分析に必須とされる各分析機器の原理と取扱や各種スペクトルデータの解析について知識を深めるほか、分子計算化学を通じて分子構造を理論的に解釈することを学ぶ。またレポート作成・プレゼンテーションに必要な各種コンピューターソフトウェアの使用法についてもここで解説する。(知識・理解・技能・表現・思考・判断)
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】(1)実験上の諸注意講義実習書該当箇所を読む。
【2】(2)~(9)有機化合物の酸・塩基分離抽出による単離 分析目的に即した試料の前処理法を説明できる。(知識・技能)などC2(3)②5、7、C2(6)①1、C3(3)①2など実習実習書該当箇所を読む。
実習後:レポート作成
【3】(10)~(14)機器分析1 旋光度測定・赤外吸収スペクトル 赤外吸収(IR)スペクトル測定法の原理および応用例を説明できる。など C2(1)①1-3 C2(4)①3,5,6, C3(4)②1,2など実習実習書該当箇所を読む。
実習後:レポート作成
【4】(15)~(21)機器分析2 核磁気共鳴スペクトル・質量分析・X線結晶構造解析機器分析 核磁気共鳴(NMR)スペクトル測定法の原理および応用例を説明できる。など C1(1)③3,5,6 C2(4)②1 C2(4)③1 C2(4)④1,2 C3(4)①1-5, C3(4)③1-4など実習実習書該当箇所を読む。
実習後:レポート作成
【5】(22)~(27)定量分析 酸解離定数の決定 溶液のpH を測定できる。など C2(2)①2-4 C2(3)②4,5,6 C2(4)①1など実習実習書該当箇所を読む。
実習後:レポート作成
【6】(28)~(30)コンピューターソフトウェアを用いたレポート作成と分子計算化学 化学結合の様式について説明できる。など H(8)②1-5,C1(1)①1-3など実習実習書該当箇所を読む。
実習後:レポート作成
【7】(31)~(33)スペクトル演習(SGD)  代表的な化合物の部分構造を1H NMR から決定できる。(技能)など。 C3(1)①1,2,4 C3(4)④1-5 C3(4)④1実習実習書該当箇所を読む。
実習後:レポート作成
【8】(34)~(36)反応速度実験など C1(3)①1-3
分子間相互作用測定(Biacore)など C1(3)①4-6
実習実習書該当箇所を読む。
実習後:レポート作成
【9】(37)~(39)浸透圧測定実験など C1(2)⑥1など
凝固点降下測定実験など C1(2)⑤1〜3、C1(2)⑥1
実習実習書該当箇所を読む。
実習後:レポート作成
【10】(40)物理・分析化学実習まとめ実習実習書該当箇所を読む。
実習後:レポート作成
評価方法
レポート(60%)と発表等(SGD形式)(40%)により評価する。
提出されたレポートを精査し、SGD及び発表に反映させる。
教科書
実習指導書
参考図書
分析化学 コアカリ対応 第3版 前田昌子・今井一洋 編著 丸善出版 ISBN978-4-621-08437-3
第十七改正日本薬局方・解説書 一般試験法 廣川書店
備考
【オフィス・アワー】
質問は、実習中に受け付ける。その他相談は、解析化学講座・中央機器室で受け付ける。
山口:水曜14:00~15:30(在室の際は来客中を除き随時対応可能)、薬学研究棟3階 解析化学講座
富永:火曜日16時〜18時、それ以外にも適宜、香川薬学研究棟3階解析化学講座
小原:月曜日15時~17時、それ以外にも適宜、香川薬学研究棟2階PCルーム併設の居室
植木:木曜日16時半〜18時、それ以外にも適宜、香川薬学部研究棟6階 薬学教育講座

【備考】 
実習は白衣、保護メガネおよび歩きやすい靴で臨むこと。
この実習は、【1-33,40】を解析化学講座(山口・富永)と中央機器(小原)で担当し、【1,34-40】を植木が担当する。
化合物を取ることで、実験器具や装置の取り扱い、データの読解から正しく情報を得る能力を身につける。
科目ナンバー:ADPP202P
【DP配分】
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7
0 0.8 0 0 0 0.5 0.2
香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1~7の合計が担当科目の単位数となる)。