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| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 10828 | 担当教員名 | 山田 麻紀 | 単位 | 1.5単位 |
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| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 3年 |
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| 授業概要 |
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| 実習を通じて薬理学の基本概念および代表的な薬物の薬理作用について学ぶ。 |
| 到達目標 |
| 治療薬学の講義で学んだ薬理学および病態生理学の知識をより確かのものとするため、実験動物および摘出組織を用いて様々な薬物の効果を測定することにより、生体と薬物の相互作用、関連した疾患の病態および治療法の理解を深める。グループメンバーによる共同作業により実験データを整理し、プレゼンテーション技術を身につける。また相互評価（ピアレビュー）を経験し、客観的な評価の指標についても理解を深める。 |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | 【1】 オリエンテーション 【到達目標】・目的意識を強く持ち、薬理学実習に臨むことができる。 ・動物実験における倫理観を十分に理解できる。 | 講義 | |
| 【2】 | 実験動物の扱い方 【到達目標】・動物実験における倫理について配慮できる。E1(1)��1 ・代表的な実験動物を適切に取り扱うことができる。E1(1)��2 ・実験動物での代表的な薬物投与方法を実施できる。E1(1)��3 | 講義と実習 | (実習後)実験動物の必要性・倫理感をレポートに記す。 |
| 【3】 | 【3】 循環器系・血圧に作用する薬物１ 【到達目標】薬物の作用と血圧の関係を説明できる。E2(3)��4；心臓や血管（循環器系）に作用する薬物の効果を動物実験で測定できる（技能）E2(3)��6、自律神経系に作用する代表的な薬物の効果を動物実験で測定できるE2(1)��4 | 講義と実習 | （実習前）薬理学講義で学んだ関連薬について復習する。 （実習後）実験結果を整理し発表できるようにする。 |
| 【4】 | 【4】-【9】循環器系・血圧に作用する薬物-2：交感神経 【到達目標】循環器系・血圧に作用する薬物【到達目標】薬物の作用と血圧の関係を説明できる。E2(3)��4；自律神経系に作用する代表的な薬物の効果を動物実験で測定できるE2(1)��4 循環器系・血圧に作用する薬物-3：副交感神経 【到達目標】循環器系・血圧に作用する薬物【到達目標】薬物の作用と血圧の関係を説明できる。E2(3)��4；自律神経系に作用する代表的な薬物の効果を動物実験で測定できるE2(1)��4 | 講義と実習 | （実習後）実験結果を整理し発表できるようにする。 |
| 【5】 | 【10】-【12】効果的なプレゼンテーションを工夫をする。技能（表現）、態度（関心・意欲）H(9)��3 質問に対して的確な応答ができる。技能（表現）H(9)��4 他者のプレゼンテーションに対して、優れた点および改良点を指摘できる。知識（理解）、態度（関心・意欲）H(9)��5 | プレゼンテーション、討論、実習と質疑応答 | データを注意深く解析・考察し、結果をグラフや表にして、パソコンでスライドを作成する。このスライドを使って発表の準備・練習をする。 |
| 【6】 | 【13】-【15】 中枢神経系に作用する薬物-1（鎮痛薬）【到達目標】痛覚伝導路および鎮痛薬（麻薬性鎮痛薬、非麻薬性鎮痛薬含む）の薬理作用、機序、主な副作用、および臨床適用（WHO 三段階除痛ラダーを含む）を説明できる。E2(1)��2また、その薬物の効果を測定し、効果を評価できる。知覚神経、運動神経に作用する代表的な薬物の効果を動物実験で測定できる。（技能）E2(1)��3 | 講義と実習 | (実習前)使用する薬物の薬理作用を理解する。 (実習後)結果を考察する。 |
| 【7】 | 【16】-【18】 中枢神経系に作用する薬物-2（抗てんかん薬） 【到達目標】代表的な中枢神経疾患（てんかん）の病態、およびその治療薬の薬理作用が説明できる。また、その薬物の効果を測定し、効果を評価できる（中枢神経系に作用する薬物の効果を動物実験で測定できる、技能）。E2(1)��7、E2(1)��12 | 講義と実習 | (実習前)使用する薬物の薬理作用を理解する。 (実習後)結果を考察する。 |
| 【8】 | 【19】-【21】 中枢神経系に作用する薬物-3（抗てんかん薬） 【到達目標】中枢神経系疾患の社会生活への影響および薬物治療の重要性について討議する（態度）。E2(1)��13 | 講義と実習 | (実習前)使用する薬物の薬理作用を理解する。 (実習後)結果を考察する。 |
| 【9】 | 【22】-【24】 中枢神経系に作用する薬物-4（全身麻酔薬） 【到達目標】代表的な麻酔薬を挙げ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。また、その薬物の効果を測定し、効果を評価できる（中枢神経系に作用する薬物の効果を動物実験で測定できる、技能）。E2(1)��1、E2(1)��12 | 講義と実習 | (実習前)使用する薬物の薬理作用を理解する。 (実習後)結果を考察する。 |
| 【10】 | 【25】-【27】報告書の書き方・プレゼンテーションの方法を学ぶ 【到達目標】・実習で得られた結果を、正確に読み取り、それぞれの薬理作用を考察できる。また、実験結果を発表するためのプレゼンテーション技術も習得する。効果的なプレゼンテーションを行う工夫をする。技能（表現）、態度（関心・意欲）H(9)��3 質問に対して的確な応答ができる。技能（表現）H(9)��4 他者のプレゼンテーションに対して、優れた点および改良点を指摘できる。知識（理解）、態度（関心・意欲）H(9)��5 | プレゼンテーション、討論、実習と質疑応答 | （実習後）データを注意深く解析・考察し、結果をグラフや表にして、パソコンでスライドを作成する。このスライドを使って発表の準備・練習をする。 |
| 【11】 | 【28】病態生理学実習で何を学ぶか 実習内容の説明、日程および諸注意等 | 講義 | 講義前：実習書の通覧 講義後：復習 |
| 【12】 | 【29】自律神経系に作用する薬物 末梢（体性・自律）神経系について概説できる。薬の用量と作用の関係を説明できる。アゴニストとアンタゴニストについて説明できる。C7(1)��2、E1(1)��1,2 | 講義 | 講義内容の復習、実習書を通読し、実習計画についてグループで話し合う |
| 【13】 | 【30】-【38】自律神経系に作用する薬物（回腸消化管の収縮と弛緩） 薬物の作用発現に関連する代表的な細胞内情報伝達系を列挙し、活性化あるいは抑制された場合の生理反応を説明できる。自律神経系に作用する代表的な薬物の効果を動物実験で測定できる。 E1(1)��5、E2(1)��4 | 実習とデータ解析 | データ整理及びレポート作成 |
| 【14】 | 【39】まとめ データ整理 定められた書式、正しい文法に則って文書を作成できる。目的（レポート、論文、説明文書など）に応じて適切な文書を作成できる。H(9)��1,2 | データ整理 発表資料の作成 | 資料収集 |
| 評価方法 |
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| レポートまたは試験（80%）、実習に取り組む姿勢や態度（20%・ルーブリック評価など）により評価する。授業・実習の間に、ひとつひとつのプロセス・姿勢に対する理解不十分はその場で指摘するフィードバックをおこなう。発言の機会を設定し、理解不足、また、よい発想があれば、その場で指摘する。また、課題への取り組み方や、考えの構築の仕方についてもフィードバックする（プロセスに対するフィードバック）。発表機会を設け、その場で講評などのフィードバックをする。 |
| 教科書 |
| 薬理学実習書（実習担当講座で編集・作成した版） |
| 参考図書 |
| 薬理学, 金子周司(編集), 化学同人, ISBN978-4-7598-1266-4 NEW薬理学(改訂第6版), 田中千賀子・加藤隆一(編集), 南山堂, ISBN-978-4-524-26088-1 薬理学実習の実際とデータの見方 日本私立大学協会薬理学関連教科検討委員会（編）, 南山堂 ISBN 978-4-525-72291-3 |
| 備考 |
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| 【受講心得】 開始時刻には決して遅れないこと。 実習が始まる前に、実習書を熟読し内容を理解した上で、実習に望むこと。実習後は、既習の機能形態学、薬理学、病態生理学の学習事項を復習すること。 白衣・ネームプレート着用のこと。 安全性を考慮した容姿（髪型・つめ・靴など）で望むこと。 発表用資料作成のため、ワープロソフト（Word など）、計算ソフト（Excel など）、プレゼンテーション用ソフト（Power Point など）の使用法に慣れておく。 科目ナンバー：ADPP306P 【オフィス・アワー】 実習終了時〜1時間、それ以外にも適宜（山田：研究棟7階薬理学講座、伊藤・松尾・小森：研究棟5階薬物治療学講座） ・問題解決能力の醸成に向けた教育をする科目である。 ・すべての実習期間を通して、動物実験における倫理について、十分に配慮すること。 ・実習中の写真・動画などの撮影は固く禁止します。 この実習の担当者は以下の通り。 1〜12 山田・窪田 13〜27 松尾・小森 28〜39 得丸・定本・小林卓 【実務経験】 山田麻紀‥株式会社・三菱化学生命科学研究所 主任研究員2007.12-2008.11 伊藤康一‥昭和59年4月〜平成3年6月 津村順天堂（現：株式会社ツムラ）・薬理研究所・主任研究員 平成3年7月〜平成5年12月 シンシナティ小児病院付属研究所(米国)・発達生物学部門・ シンシナティ小児病院理事会奨励研究員 平成5年12月〜平成8年3月 米国国立衛生研究所(NICHD, NIH)・発達神経生物学研究室・Fogarty研究員 平成8年4月〜平成16年3月 (財)東京都臨床医学総合研究所・研究員 【DP配分】 DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 0.1 0.1 0.1 0.1 0 1.0 0.1 香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分（DP1〜7の合計が担当科目の単位数となる）。 実務経験 山田麻紀 株式会社・三菱化学生命科学研究所 主任研究員2007.12-2008.11 |