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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】製剤学２（Pharmaceutics 2）

科目番号	10860	担当教員名	徳村　忠一	単位	1単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	後期	対象年次	3年

授業概要
薬理作用のある化合物は製剤化されて初めて医薬品として使用可能となる。製剤学では、製剤化を行う上での基礎理論、製剤に使用する材料の性質、実際に使用されている製剤とその試験方法、薬物送達システム（DDS）について基礎的知識を習得する。製剤学2では、製剤化と製剤試験方法、生物学的同等性、および薬物送達システム（DDS）について学習する。
到達目標
【一般目標】　E5　製剤化のサイエンス製剤化の意義と製剤の性質を理解するために、薬物と製剤材料の物性、製剤設計、および薬物送達システムに関する基本事項を習得する。（１）製剤の性質薬薬物と製剤材料の物性に関する基本事項を習得する。（２）製剤設計製剤の種類、製造、品質などに関する基本事項を習得する。【到達目標】　  代表的な医薬品添加物の種類・用途・性質について説明できる。  製剤化の単位操作、汎用される製剤機械および代表的な製剤の具体的な製造工程について説明できる。  汎用される容器、包装の種類や特徴について説明できる。  製剤に関連する試験法を列挙し、説明できる。  製剤の特性（適用部位、製剤からの薬物放出性など）を理解した上で、生物学的同等性について説明できる。  DDSの概念と有用性について説明できる。  代表的なDDS技術を列挙し、説明できる。  コントロールドリリースの概要と意義について説明できる。  投与部位ごとに、代表的なコントロールドリリース技術を列挙し、その特性について説明できる。  コントロールドリリース技術を適用した代表的な医薬品を列挙できる。  ターゲティングの概要と意義について説明できる。  投与部位ごとに、代表的なターゲティング技術を列挙し、その特性について説明できる。  ターゲティング技術を適用した代表的な医薬品を列挙できる。  吸収改善の概要と意義について説明できる。  投与部位ごとに、代表的な吸収改善技術を列挙し、その特性について説明できる。  吸収改善技術を適用した代表的な医薬品を列挙できる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	製剤学1試験問題の解説と復習	講義と質疑問題演習と解説	演習問題の復習
【2】	（２）製剤設計 ②製剤化と製剤試験法到達目標：代表的な医薬品添加物の種類・用途・性質について説明できる。E5(2)②1	講義と質疑確認テスト	教科書該当部分を読む。
【3】	（２）製剤設計 ②製剤化と製剤試験法到達目標：製剤化の単位操作、汎用される製剤機械および代表的な製剤の具体的な製造工程について説明できる。E5(2)②2	講義と質疑確認テスト	教科書該当部分を読む。課題レポート1
【4】	（２）製剤設計 ②製剤化と製剤試験法到達目標：汎用される容器、包装の種類や特徴について説明できる。E5(2)②3	講義と質疑確認テスト	教教科書該当部分を読む。
【5】	（２）製剤設計 ②製剤化と製剤試験法到達目標：製剤に関連する試験法を列挙し、説明できる。 E5(2)②4	講義と質疑確認テスト	教科書該当部分を読む。
【6】	（２）製剤設計 ②製剤化と製剤試験法　まとめ及び等張化と空隙率についての計算問題の演習	講義と質疑確認テスト	教科書該当部分を読む。演習問題の復習
【7】	（２）製剤設計 ③生物学的同等性到達目標：製剤の特性（適用部位、製剤からの薬物放出性など）を理解した上で、生物学的同等性について説明できる。E5(2)③1	講義と質疑確認テスト	教科書該当部分を読む。課題レポート2
【8】	（３）DDS ①DDSの必要性到達目標：DDSの概念と有用性について説明できる。E5(3)①1	講義と質疑確認テスト	教科書該当部分を読む。
【9】	（３）DDS ①DDSの必要性到達目標：代表的なDDS技術を列挙し、説明できる。E5(3)①2	講義と質疑確認テスト	教科書該当部分を読む。課題レポート3
【10】	（３）DDS ②コントロールドリリース到達目標：コントロールドリリースの概要と意義について説明できる。投与部位ごとに、代表的なコントロールドリリース技術を列挙し、その特性について説明できる。コントロールドリリース技術を適用した代表的な医薬品を列挙できる。E5(3)②1～3	講義と質疑確認テスト	教科書該当部分を読む。
【11】	（３）DDS ②コントロールドリリース　まとめ	講義と質疑確認テスト	教科書該当部分を読む。課題レポート4
【12】	（３）DDS ③ターゲティング到達目標：ターゲティングの概要と意義について説明できる。投与部位ごとに、代表的なターゲティング技術を列挙し、その特性について説明できる。ターゲティング技術を適用した代表的な医薬品を列挙できる。E5(3)③1～3	講義と質疑確認テスト	教科書該当部分を読む。
【13】	（３）DDS ③ターゲティング　まとめ	講義と質疑確認テスト	教科書該当部分を読む。課題レポート5
【14】	（３）DDS ④吸収改善到達目標：吸収改善の概要と意義について説明できる。投与部位ごとに、代表的な吸収改善技術を列挙し、その特性について説明できる。吸収改善技術を適用した代表的な医薬品を列挙できる。 E5(3)④1～3	講義と質疑確認テスト	教科書該当部分を読む。
【15】	（３）DDS ④吸収改善　まとめ	講義と質疑確認テスト	教科書該当部分を読む。

評価方法
定期試験(80％)と小テスト(20％)により評価する。再試験では、試験の成績のみで評価する。
教科書
製剤学1で使用した　製剤化のサイエンス（改訂9版）、寺田勝英、高山幸三編集、ネオメディカルを使用します。
参考図書
製剤化（改訂7版）、山本昌、岡本浩一、尾関哲也　編集、南江堂、2017年、ISBN978-524-40347-0

備考

【受講心得】
　　製剤学1履修していることを前提とする。講義では、ポイントのみを解説するので教科書での予習・復習を必ず行うこと。
【オフィス・アワー】
　水曜日17時～18時、それ以外にも適宜、薬学研究棟5階製剤学講座
【DP配分】
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7
0 0.6 0.1 0.1 0.1 0.1 0
香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分（DP1～7の合計が担当科目の単位数となる）。