徳島文理大学

Webシラバスシステム

 TOP 戻る
徳島文理大学短期大学部

【科目名】    治療薬学５（Pharmacotherapy 5）

科目番号11051担当教員名小林　理絵単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次3年
授業概要
代表的な中枢神経系疾病の病態と薬物治療法を、教科書および各疾患治療ガイドラインに沿って講義する。
到達目標
１．医療現場での疾患および薬物療法に関して、医療従事者間での共通言語での相互理解ができる。（理解）
２．患者に疾患および薬物療法に関して説明できる。（知識・理解）
３．患者の質問に対して正しく答えることができる。（判断）
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】中枢薬理学の基礎、脳神経の解剖および機能を説明できる。薬物が作用するしくみについて、代表的な受容体、酵素、イオンチャネルおよびトランスポーターを例に挙げて、刺激あるいは遮断された場合の生理反応およびそれに関連する代表的な細胞内情報伝達系を列挙し、活性化あるいは抑制された場合の生理反応を説明できる。薬物の体内動態（吸収、分布、代謝、排泄）、代謝酵素と薬効発現の関わりについて説明できる。
E1(1)��1〜8		講義と質疑教科書該当箇所を読む（60分）。
【2】精神系疾患: 神経症、心身症について、病態（病態生理、症状等）、薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。
E2(1)��6　E2(1)��1		講義と質疑教科書該当箇所を読む（60分）。
【3】精神系疾患: 神経症、心身症について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）を説明できる。
E2(1)3-6、E2(1)3-1		講義と質疑教科書該当箇所を読む（60分）。
演習問題を解く（30分）。
【4】精神系疾患: 統合失調症について、病態（病態生理、症状等）、薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。
E2(1)��4		講義と質疑教科書該当箇所を読む（60分）。
【5】精神系疾患: 統合失調症について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）を説明できる。
E2(1)��4
薬物依存症、アルコール依存症について説明できる。
E2(1)��14、E1(1)��9		講義と質疑教科書該当箇所を読む（60分）。
演習問題を解く（30分）。
【6】精神系疾患: うつ病・双極性障害について、病態（病態生理、症状等）、薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。
E2(1)��5、E2(1)��1		講義と質疑教科書該当箇所を読む（60分）。
【7】精神系疾患: うつ病・双極性障害について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）を説明できる。
E2(1)��5、E2(1)��1
精神系疾患: 不眠症について、病態（病態生理、症状等）、薬物治療（医薬品の選択等）、および治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）を説明できる。
E2(1)��6、E2(1)��1、E2(1)��14		講義と質疑教科書該当箇所を読む（60分）。
演習問題を解く（30分）。
【8】神経系疾患: パーキンソン病について、病態（病態生理、症状等）、薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。
E2(1)��9		講義と質疑教科書該当箇所を読む（60分）。
【9】神経系疾患: パーキンソン病について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）を説明できる。
E2(1)��9
多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症について説明できる。
E2(1)��14		講義と質疑教科書該当箇所を読む（60分）。
演習問題を解く（30分）。
【10】神経系疾患: 認知症について、病態（病態生理、症状等）、薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。
E2(1)��10		講義と質疑教科書該当箇所を読む（60分）。
【11】神経系疾患: 認知症について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）を説明できる。
E2(1)��10		講義と質疑教科書該当箇所を読む（60分）。
演習問題を解く（30分）。
【12】神経系疾患: てんかんについて、病態（病態生理、症状等）、薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。
E2(1)��7		講義と質疑教科書該当箇所を読む（60分）。
【13】神経系疾患: てんかんについて、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）を説明できる。
E2(1)��7
脳炎・髄膜炎について説明できる。
E2(1)��14		講義と質疑教科書該当箇所を読む（60分）。
演習問題を解く（30分）。
【14】慢性頭痛について、病態（病態生理、症状等）、薬物治療（医薬品の選択等）、および治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）を説明できる。
E2(1)��11		講義と質疑教科書該当箇所を読む（60分）。
演習問題を解く（30分）。
【15】神経系疾患: 脳血管疾患（脳内出血、脳梗塞（脳血栓、脳塞栓、一過性脳虚血）、くも膜下出血）について、病態（病態生理、症状等）、薬物治療（医薬品の選択等）、および治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）を説明できる。
E2(1)��8		講義と質疑教科書該当箇所を読む（60分）。
演習問題を解く（30分）。
評価方法
筆記試験（100%）により評価する。定期試験に対する解答、レポートに対する講評や解説等は、学生ポータルサイトの授業のお知らせ、グーグルクラスルーム、掲示板等でフィートバックする。
教科書
薬物治療学 改定11、12版、吉尾隆他 (編)、南山堂、ISBN978-4-525-72102-2
薬がみえる vol.1 第2版、メディックメディア、ISBN978-4-89632-831-8
参考図書
病気がみえるvol.7 脳・神経 第2版、メディックメディア、ISBN978-4-89632-686-4
128症例で身につける臨床薬学ハンドブック改訂3版、越前宏俊他（編）、羊土社、ISBN978-4-7581-0941-3
備考
【オフィス・アワー】
火・金曜日15:00〜17:00、それ以外にも適宜、薬学研究棟5階薬物治療学講座

【科目ナンバー】
ADPC307L

【備考】
範囲が非常に広いのですべてを網羅することは不可能である。代表的疾患に関して代表的薬物治療法の解説を行うため、自己学習が必要不可欠である。

【受講心得】
薬剤師を目指す学生にとって一番重要な教科の一つであることを認識すること。講義を受ける前後に、必ず教科書をよく読むことを習慣づける。特に定義、疫学、発症要因、病態の項を読んでくること。
受講前の準備：教科書をよく読む。
受講後の学習：講義があった日のうちに内容をしっかりと復習し理解する。到達目標を意識し､ポイントを押さえながら理解を深めること。毎回講義内容のまとめを作成し、配布する演習問題を用いて確認する。演習問題は、提出すれば採点し返却する。わからないことをそのままにしておかないことが重要である。

【DP配分】
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7
0.3 0.3 0.2 0.2 0.2 0.3 0
香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分（DP1〜7の合計が担当科目の単位数となる）。