徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    治療薬学１（Pharmacology&Therapeutics１）

科目番号11251担当教員名得丸　博史単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次2年
授業概要
本講義では、中枢神経系（脳・脊髄）及び消化器系（胃・小腸・大腸・肝臓・胆嚢・膵臓）の構成と、中枢神経系の病態とその治療薬・薬物治療について学ぶ。さらに、消化器系疾患（上部消化器疾患、過敏性腸症候群、機能性ディスペプシア）の病態及び薬物治療について学ぶ。
到達目標
薬剤師として医薬品の適正な使用を指導できるようになるために、薬物・生理活性物質に関する基本的知識、生体との相互作用に関する基本的事項を修得し（知識）、その知識をわかりやすく説明できるようになる（技能）。具体的には、中枢神経系および消化器系の形態・機能を理解した上で、中枢神経系作用薬（全身麻酔薬、睡眠薬、鎮痛薬）, 精神神経疾患（不安・うつ病・統合失調症・てんかん・パーキンソン病・アルツハイマー病など）とその治療薬、上部消化器疾患の病態とその治療薬、胃腸運動改善薬（過敏性腸症候群を含む）について説明できるようになる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】中枢神経系の構成: 中枢神経系について概説できる。脳・脊髄の機能を理解し、中枢神経系の疾患について概説できる。（教科書�� p.2〜13、p.138〜139）C7(1)��1,2一斉講義形式配布プリント及びテキストを用いて、中枢神経系の機能形態を復習しておくこと。
【2】全身麻酔薬: 代表的な全身麻酔薬をあげ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。（教科書�� p.106〜117）　E2(1)��1　一斉講義形式吸入麻酔薬と静脈麻酔薬の特徴を整理する。配布した演習問題を解く。
【3】麻薬性鎮痛薬・非麻薬性鎮痛薬: 代表的な鎮痛薬をあげ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。（教科書�　�p.118〜137）E2(1)��2一斉講義形式モルヒネの特徴、薬理作用をまとめる。配布した演習問題を解く。
【4】てんかんの病態とその治療薬: てんかんの治療薬をあげ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。（教科書�　�p.140〜155）E2(1)��7　一斉講義形式抗てんかん薬の作用機序についてまとめる。配布した演習問題を解く。
【5】パーキンソン病の病態、治療薬及び薬物治療: パーキンソン病の治療薬をあげ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。（教科書�� p.156〜171）E2(1)��9一斉講義形式配布した演習問題を解く。
【6】認知症の病態、アルツハイマー病治療薬及び薬物治療: アルツハイマー病治療薬をあげ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。（教科書�� p.172〜183）E2(1)��10一斉講義形式配布した演習問題を解く。
【7】統合失調症とその治療薬: 代表的な統合失調症の治療薬をあげ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。（教科書�� p.216〜235）E2(1)��4一斉講義形式定型抗精神病薬と非定型抗精神病薬それぞれの特徴について整理する。配布した演習問題を解く。
【8】うつ病・躁うつ病の病態とその治療薬: 抗うつ薬及び抗躁薬をあげ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。（教科書�� p.236〜253）E2(1)��5一斉講義形式抗うつ薬を分類する。配布した演習問題を解く。
【9】催眠薬: 代表的な催眠薬をあげ、その薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。（教科書�　�p.254〜265）E2(1)��1一斉講義形式催眠薬の分類、それぞれの催眠薬の特徴と機序について整理する。配布した演習問題を解く。
【10】不安障害とその治療薬: 不安神経症（パニック障害と全般性不安障害）、心身症、不眠症について、治療薬の薬理、および病態・薬物治療を説明できる。（教科書�� p.266〜272）E2(1)��6一斉講義形式不安障害の種類、不安障害の治療方針について整理する。
【11】消化器系の構成：胃、小腸、大腸などの消化管について概説できる。肝臓、膵臓、胆囊について概説できる。消化器系の部位別に代表的な疾患をあげることができる。（教科書�� p.2〜7）C7(1)��1,2一斉講義形式消化管の構成と各消化管の役割についてまとめる。消化管の神経支配について理解する。
【12】胃・十二指腸潰瘍の病態、治療薬及び薬物治療: 上部消化器疾患（胃食道逆流症、消化性潰瘍、胃炎）について、病態生理を説明できる。代表的な治療薬をあげ、薬理作用、機序、主な副作用について説明できる。（教科書�� p.30〜42）E2(4)��1一斉講義形式胃・十二指腸潰瘍治療薬を機序の違いから分類する。配布した演習問題を解く。
【13】胃腸運動改善薬: 機能性消化管障害（過敏性腸症候群を含む）について、治療薬の薬理（薬理作用、機序、主な副作用）、および病態（病態生理、症状等）・薬物治療（医薬品の選択等）を説明できる。（教科書�� p.51〜56）E2(4)��6一斉講義形式配布した演習問題を解く。
評価方法
評価は定期試験（95%）と授業態度・課題レポート（5%）
試験・レポート等に対するフィードバックはGoogle Classroomにて行う。
教科書
薬がみえる vol.1 メディックメディア、ISBN-978-4-89632-549-2（3600円 + 税）　＊基礎薬理学で購入済み
薬がみえる vol.3 メディックメディア、ISBN-978-4-89632-640-6（3900円 + 税）
参考図書
NEW薬理学（改訂第7版）田中千賀子/加藤隆一/成宮周（編集）南江堂ISBN-978-4-524-26175-8（本体8,800円 ＋ 税）
処方がわかる医療薬理学（2018-2019）中原保裕 学研 ISBN-978-4-7809-1322-4（本体3,400円 + 税）
備考
【オフィス・アワー】
火〜木の16時以降（5階教員室）
【備考】　Google classroom クラスコード　6ovnfpz
薬理に関しては、�〔�物の標的分子、�∈醉儺―�、�Ｌ�理作用、�づ�応、�ド�作用についてまとめるとよいでしょう。
薬物治療に関しては、最新の薬物治療法がなぜ選択されたのか、その理由を考えるとよいでしょう。
【DP配分】
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7
0 0.7 0.1 0.1 0.1 0 0
香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分（DP1〜7の合計が担当科目の単位数となる）。