徳島文理大学シラバスシステム

	徳島文理大学	Webシラバスシステム	TOP	戻る
	徳島文理大学短期大学部

【科目名】実践治療薬学1（Seminar in Applied Pharmacotherapy 1）

科目番号	11537	担当教員名	川添　哲嗣	単位	1単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	通年	対象年次	5年

授業概要
【授業内容】１-4：症例発表および検討会を1グループ(4名)のSGD形式で行う。症例は病院・薬局実務実習中の患者を匿名化し、プレゼンテーションを行う。5-10：代表的8疾患に関する患者背景を考慮した症例をもとに、PBL形式で1グループ(5～6名)のSGDを行う。薬物治療の処方設計、薬学的管理指導（薬効と副作用）、薬物治療に関する知識、グループワーク形式で検討する。その後、患者への服薬指導に必要な知識・態度についてロールプレイ形式で発表し、その手法や内容について全体ディスカッションを行う。【受講心得】病院・薬局実務実習後の集中講義です。薬の知識だけではなく、患者のnarrative based medicineの実践を意識して、薬剤師として働いているつもりになって授業に参加してください。【担当者】川添哲嗣・飯原なおみ・芳地一・河崎陽一・中妻章
到達目標
F薬学臨床(病院・薬局実務実習)で学習した代表的8疾患（がん、高血圧症、糖尿病、心疾患、脳血管障害、精神神経疾患、免疫・アレルギー疾患、感染症）について以下のことができるようになる。(知識・理解・関心） ◎8疾患に使用する医薬品に関する効能・効果、用法・用量、警告・禁忌、副作用、相互作用の調査。 ◎薬物療法に活かすために患者情報を適切に収集・評価・共有し、患者状態を正確に把握する。 ◎服薬指導において配慮すべき事項、必要な情報、生活指導項目を考察する。 ◎薬物療法の問題点の評価に基づき、個別最適化された薬物療法をシミュレートし、提案する。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	薬局および病院実務実習における課題点の共有および検討会 F(2)②1、F(2)④2,5、F(3)②1、F(3)③1,2	1～2連続：SGD 教員：全員	無し
【2】	薬局および病院実務実習における課題点の共有および検討会 F(2)②1、F(2)④2,5、F(3)②1、F(3)③1,2	1～2連続：SGD、発表、共有教員：全員	無し
【3】	薬局および病院実務実習における代表的8疾患に関する症例報告の発表および検討会　F(2)②1、F(2)④2,5、F(3)②1、F(3)③1,2	3～4連続：SGD 教員：全員	症例の薬物治療についての調査と症例報告まとめ（実習中・数時間）
【4】	薬局および病院実務実習における代表的8疾患に関する症例報告の発表および検討会　F(2)②1、F(2)④2,5、F(3)②1、F(3)③1,2	3～4連続：SGD、発表、共有、フィードバック教員：全員	症例の薬物治療についての調査と症例報告まとめ（実習中・数時間）
【5】	代表的8疾患における薬物治療、服薬指導のPBLその1 糖尿病 F(2)②1、F(2)④2,5、F(3)②1、F(3)③1,2	5～6連続：SGD 教員：中妻章	授業後の復習（30分）
【6】	代表的8疾患における薬物治療、服薬指導のPBLその1　糖尿病 F(2)②1、F(2)④2,5、F(3)②1、F(3)③1,2	5～6連続：SGD、発表、フィードバック、まとめ講義教員：中妻章	授業後の復習（30分）
【7】	代表的8疾患における薬物治療、服薬指導のPBLその2　がん F(2)②1、F(2)④2,5、F(3)②1、F(3)③1,2	7～8連続：SGD 教員：河崎陽一	授業後の復習（30分）
【8】	代表的8疾患における薬物治療、服薬指導のPBLその2　がん F(2)②1、F(2)④2,5、F(3)②1、F(3)③1,2	7～8連続：SGD、発表、フィードバック、まとめ講義教員：河崎陽一	授業後の復習（30分）
【9】	代表的8疾患における薬物治療、服薬指導のPBLその3　ポリファーマシー　F(2)②1、F(2)④2,5、F(3)②1、F(3)③1,2	9～10連続：SGD 教員：川添哲嗣	授業後の復習（30分）
【10】	代表的8疾患における薬物治療、服薬指導のPBLその3　ポリファーマシー　F(2)②1、F(2)④2,5、F(3)②1、F(3)③1,2	9～10連続：SGD、発表、フィードバック、まとめ講義教員：川添哲嗣	授業後の復習（30分）

評価方法
【評価方法】　【評価方法】1-2：薬局および病院実務実習における課題点の共有および検討会（8％）、3-4：薬局および病院実務実習時に体験した症例報告とその発表（16%）、5-10：SGD参加への積極性、周囲への配慮、知識そして発表内容（薬物療法の問題点評価、問題解決策を提案、薬物療法の個別最適化）に関する達成度評価（72%） ※加点：SGD参加への積極性（4％）…司会、書記、発表役のいずれかを10回の講義中に1回でも行えば4点加点する。1-2は教員が評価する。3-10は項目ごとに下記の点数に基づいて学生自己評価および教員評価を行い、それらの点数を合算する。各4点、3点、2点、1点とし、まったくできていない場合は0点とする。 ※本講義、SGDへの講評等は、対面およびグーグルクラスルームでフィードバックする。各項目の詳細開示は学生の求めに応じて行う。【評価項目：評価基準は以下の内容の４段階評価】 1-2：SGDへの参加姿勢（積極性） ④ 積極的に意見を述べ、メンバーの意見にもしっかり傾聴できた ③ 求められれば意見を述べた。メンバーの意見はしっかり傾聴できた。 ② 積極的に意見を述べたが、メンバーの発言はあまり聞いていなかった ① 求められれば意見を述べた。メンバーの発言はあまり聞いていなかった 3-4：プロダクト（症例報告）作成 ④ 病院、薬局どちらも患者背景・検査値、薬歴、症例のポイント、疾患の説明などが詳細に記載された症例報告を作成できた ③ 病院、薬局どちらかひとつは患者背景・検査値、薬歴、症例のポイント、疾患の説明などが詳細に記載された症例報告を作成できた ② 患者背景・検査値、薬歴、症例のポイント、疾患の説明などは十分とは言えないが、病院、薬局どちらも症例報告を作成できた ① 患者背景・検査値、薬歴、症例のポイント、疾患の説明などが、ほとんど記載できていない症例報告を作成した 3-4：プレゼンテーション（発表） ④ 分かりやすく質の高いプレゼンテーションを行い、質疑応答もできた ③ 分かりやすく質の高いプレゼンテーションを行えたが、質疑応答にはうまく答えられなかった ② 分かりやすくプレゼンテーションを行えたが、質が高かったとは思えない ① 簡素なプレゼンテーションを行った 5-10：問題解決能力（知識） ④ 患者や家族の心理と身体の両面から考えることができる ③ 患者や家族の身体的背景をもとに考えることができる（心理面までは考えられない） ② 薬効の説明や服薬指導はできるが、心身の状態までは考慮できない ①　簡単な薬剤に関する問題であれば解決できる。 5-10：相手や集団に適した対応（気持ち） ④ 患者さんのを理解し解決しようとした。結果、そのポイントを発見し解決案を提案できた ③ 患者の気持ちを理解し、解決しようとし、そのポイントは発見できた（解決案は提案できなかった） ② 患者の気持ちを理解し、解決しようとした（ポイントは発見できなかった ① 患者さんの気持ちは理解しようとした（解決しようとは思わなかった） 5-10：受容性のある情報提供・提案（配慮） ④ 積極的に意見を述べ、メンバーの意見に傾聴・共感しながら意見を引き出し、SGDをまとめた ③ 積極的に意見を述べ、メンバーの意見に傾聴・共感しながら意見を引き出した ② メンバーの意見に傾聴・共感し、求められた時には意見を述べられた ① メンバーの意見に傾聴し、求められた時には意見を述べられた（共感はできていない）
教科書
配布資料
参考図書
治療薬ハンドブック（実習に持参したもの）病院・薬局実務実習において使用あるいは収集した文献、書籍（各自）

備考

【オフィス・アワー】月～金曜日16:25-17:55、薬学実習棟2階医療薬学講座
【備考】当該年度の実務実習4期終了日以降に実施する。
【実務経験】川添哲嗣：保険薬局（17年）、病院（14年）
【DP配分】香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分（DP1～7の合計が担当科目の単位数となる）。
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7
0 0 0 0.2 0.8 0 0