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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 11543 | 担当教員名 | 宮澤 宏 | 単位 | 1単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 5年 |
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授業概要 |
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近年、遺伝情報の解読によって、生体の様々な現象(発生、分化、老化、がん、その他の疾患等)が分子レベルで解析されてきている。この講義では、解明されている疾患の発症メカニズムを学ぶ。また、メカニズム解明のために必要な技術の原理と応用、疾患の新規治療薬の創生のためのゲノム創薬について学ぶ。さらに、遺伝子治療、細胞治療や再生医療について、その技術の発展性と問題点を学ぶ。 |
到達目標 |
解明されている主な疾患の発症メカニズムを説明できる。(知識・理解) 遺伝子工学の最新技術について説明できる。(知識・理解) バイオ医薬品について説明できる。(知識・理解) 遺伝子治療や再生医療の原理、方法と手順、現状および倫理的な問題点を概説できる。(知識・理解・態度) ゲノム情報を利用した創薬であるゲノム創薬の流れについて説明できる。(知識・理解) |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 疾患の分子生物学(1)単因子遺伝性疾患と多因子遺伝性疾患 C7(1)①3 | 一斉講義形式と質疑 | 講義の復習とレポート課題の調査(180分) |
【2】 | 疾患の分子生物学(2)アルツハイマー病、パーキンソン病、プリオン病等 C7(1)①3、IC8⑥1 | 一斉講義形式と質疑 | 講義の復習とレポート課題の調査(180分) |
【3】 | 疾患の分子生物学(3)がん C6(7)③1,2 | 一斉講義形式と質疑 | 講義の復習とレポート課題の調査(180分) |
【4】 | 遺伝子工学の最新技術、遺伝子機能の解析法を学ぶ。 C6(4)⑥1、IC6⑥1、IC6⑧5,8,9 | 一斉講義形式と質疑 | 講義の復習とレポート課題の調査(180分) |
【5】 | 遺伝子工学の最新技術、遺伝子機能の解析法(遺伝子改変生物等)を学ぶ。 C6(4)⑥1,2、IC6⑧5,8~11 | 一斉講義形式と質疑 | 講義の復習とレポート課題の調査(180分) |
【6】 | バイオ医薬品(組換え体医薬品)の特色と有用性を学ぶ。 E2(8)①1,2 | 一斉講義形式と質疑 | 講義の復習とレポート作成(180分) |
【7】 | 遺伝子治療:遺伝子治療の原理、方法、現状、倫理的問題点を理解する。E2(8)②1 | 一斉講義形式と質疑 小テスト | 講義の復習とレポート作成(180分) |
【8】 | 生殖・発生工学:遺伝子工学の医療分野での応用について例を挙げて学ぶ。E2(8)③4、IC6⑧10,11 | 一斉講義形式と質疑 | 講義の復習とレポート作成(180分) |
【9】 | 細胞治療・再生医療:iPS細胞、再生医療の原理、方法、現状、倫理的問題点を理解する。E2(8)③1~4 | 一斉講義形式と質疑 | 講義の復習とレポート作成(180分) |
【10】 | バイオインフォマティクスとゲノム創薬:バイオインフォマティクスについて理解し、ゲノム情報の創薬への利用を学ぶ。 IC6⑤2、IC6⑧12,13 | 一斉講義形式と質疑 小テスト | 講義の復習とレポート作成(180分) |
評価方法 |
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レポート(60%)、授業への取組み・小テスト(40%)により評価する。 |
教科書 |
プリント資料配布 |
参考図書 |
医薬分子生物学 第3版、野島博、南江堂、2014年、ISBN-4524403080 コンパス分子生物学(第2版)、荒牧弘範、大戸茂弘編集、南江堂、2015年ISBN-4524402656 バイオ医薬品と再生医療、乾賢一監修、中山書店、2016年、SBN-4521744490 ゲノム医学からゲノム医療へ、中村祐輔、羊土社、2009、ISBN-4758120043 生活習慣病の分子生物学、佐藤隆一郎、今川正良、三共出版、2007, ISBN-4782705322 |
備考 |
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4年次までの生化学、薬理学、化学療法学、薬物治療学の内容をよく復習しておくこと。 【クラスコード】2huoc7g 【オフィス・アワー】 水曜日17時~18時、それ以外にも適宜、薬学研究棟6階分子生物学講座 【備考】 実務実習の時期との関係で、開講する時期は5月11日から5月24日の間の2週間で、集中講義的に行う予定だが、他の時期にずれ込むこともある。 レポート課題:以下の病気のうち一つ選択し、それぞれの疾患の簡単な病態、原因に関する分子生物学的な知見、治療法等を調べてまとめる。A4レポート用紙3~4枚程度 糖尿病、脂質異常症、脆弱X症候群、ハンチントン病、筋ジストロフィー、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、血友病、 拡張型心筋症、アルツハイマー病、パーキンソン病、色素性乾皮症 実務経験:1989年~1997年理化学研究所細胞生理学研究室先任研究員、 1997年~2002年国立公衆衛生院衛生薬学部室長、 2002年~2004年国立医薬品食品衛生研究所遺伝子細胞医薬部室長 【DP配分】 DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 0.1 0.7 0 0.2 0 0 0 香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1~7の合計が担当科目の単位数となる) |