|
徳島文理大学 | Webシラバスシステム |
TOP | 戻る |
| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 11559 | 担当教員名 | 椿 正寛 | 単位 | 1.5単位 |
|---|
| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 4年 |
|---|
| 授業概要 |
|---|
| 悪性新生物（がん細胞・悪性腫瘍）の異常増殖による悪性腫瘍は、日本人の死因のトップである。近年悪性腫瘍の研究および治療法の開発が進み、早期発見早期治療へ向けた体制が構築されつつある。この授業では、病態としての悪性腫瘍を理解し、悪性腫瘍に対する薬物（抗悪性腫瘍薬）の適応・作用機序・副作用・薬剤耐性機構を学習する。また悪性腫瘍ごとの病態と薬物治療を学ぶ。さらに、がん性疼痛をはじめがん終末期の病態・薬物治療についても学習する。 |
| 到達目標 |
| 悪性腫瘍に作用する薬物の薬理および疾患の病態・薬物治療の基本的知識を修得、治療に必要な情報収集・解析および医薬品の適正使用に関する基本的事項を身につける。抗悪性腫瘍薬の主な副作用と支持療法、がん化学療法のレジメン、構成薬物およびその役割、副作用、対象疾患を概説できる。がん性疼痛の病態と薬物治療を説明できる。（知識・理解) |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | 4/9 悪性腫瘍総論：腫瘍の定義、組織型分類、病期分類、検査、疫学、薬物治療の位置づけ C6(7)��1,2、E2(7)��1、E2(7)��2 | 一斉講義と質疑 | 授業の復習、90分 |
| 【2】 | 4/16 抗悪性腫瘍薬（1）：アルキル化薬・代謝拮抗薬の薬理作用、機序、主な副作用、相互作用、組織移行性、耐性獲得機 E2(7)��3、E2(7)��1、E2(7)��2、E2(7)��1 | 一斉講義と質疑 | 授業の復習、90分 |
| 【3】 | 4/23 抗悪性腫瘍薬（2）：抗生物質・植物アルカロイド、ホルモン関連薬、白金錯体の薬理作用、機序、主な副作用、相互作用、組織移行性、耐性獲得機 E2(7)��1、E2(7)��2、E2(7)��1 | 一斉講義と質疑 | 授業の復習、90分 |
| 【4】 | 5/7 抗悪性腫瘍薬（3）：分子標的治療薬のその他の抗悪性腫瘍薬の薬理作用、機序、主な副作用、相互作用、組織移行性、耐性獲得機 E2(7)��1、E2(7)��2、E2(7)��1 | 一斉講義と質疑 | 授業の復習、90分 |
| 【5】 | 5/14 抗悪性腫瘍薬の構造：化学構造と薬効1 基本構造と薬効の関連 E2(7)��1 | 一斉講義と質疑 | 授業の復習、90分 |
| 【6】 | 5/21 悪性腫瘍の組織系分類・病期分類、悪性腫瘍の検査、疫学、リスク要因と予防要因 E2(7)��2 | 一斉講義と質疑 | 授業の復習、90分 |
| 【7】 | 5/28 がん化学療法レジメン管理と副作用支持療法・副作用軽減のための対処法 E2(7)��3,4 | 一斉講義と質疑 | 授業の復習、90分 |
| 【8】 | 6/4 血液がんの化学療法（白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫） E2(7)��5,6 | 一斉講義と質疑 | 授業の復習、90分 |
| 【9】 | 6/11 頭頸部がん、骨・軟部肉腫腫瘍、腎・前立腺がんの化学療法 E2(7)��1,7,10,12 | 一斉講義と質疑 | 授業の復習、90分 |
| 【10】 | 6/18 消化器がんの化学療法(1)胃癌、食道癌、肝癌、胆囊・胆管癌、膵癌）E2(7)��8 | 一斉講義と質疑 | 授業の復習、90分 |
| 【11】 | 6/25 6/25 消化器がんの化学療法(2)大腸癌 E2(7)��8 | 一斉講義と質疑 | 授業の復習、90分 |
| 【12】 | 7/2 肺がんの化学療法 E2(7)��9 | 一斉講義と質疑 | 授業の復習、90分 |
| 【13】 | 7/9 乳がん、子宮がん、卵巣がんの化学療法 E2(7)��11,13 | 一斉講義と質疑 | 授業の復習、90分 |
| 【14】 | 7/16 緩和ケア、がん性疼痛の治療 E2(7)��1,2 | 一斉講義と質疑 | 授業の復習、90分 |
| 【15】 | 7/23 抗がん剤調製の曝露対策 F(2)��7 | 一斉講義と質疑 | 授業の復習、90分 |
| 評価方法 |
|---|
| 定期試験（80%）、課題レポート（20%）により評価する。課題レポートの解答はグーグルクラスルームにアップし重要課題については解説講義を行う。定期試験は、グーグルクラスルームによりフィードバックする。 |
| 教科書 |
| プリント資料配布 |
| 参考図書 |
| 新臨床腫瘍学改定第6版、JSMO日本臨床腫瘍学会編、南山堂、2021年ISBN-9784524237883 化学療法学（改訂2版）、柴崎正勝ら監修、廣川書店、2016年 ISBN-9784567524919 今日の治療薬 2024 解説と便覧、伊豆津宏二ら編、南江堂、2024年 ISBN-9784524207688 |
| 備考 |
|---|
| 【受講心得】 これまで生物系科目で学んだ細胞増殖、細胞死、がん細胞、がん遺伝子・がん抑制遺伝子についての知識が必要になる。 【オフィス・アワー】 月曜日〜金曜日10:00-18:00、それ以外にも適宜、薬学研究棟5階薬物治療学講座 【備考】 科目コード：ADPC410L 【DP配分】 DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 0.1 1.0 0.1 0.3 0 0 0 香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分（DP1〜7の合計が担当科目の単位数となる） |