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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 11604 | 担当教員名 | 江角 朋之 | 単位 | 1.5単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 24カリ1年 |
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授業概要 |
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我々の体はタンパク質や核酸をはじめとする有機分子で作られている。また、体を動かすために必要な糖、脂質、アミノ酸、ビタミン類や多くの医薬品も有機分子である。従って、我々の体がどのように動き、どのような原因で病気になるのか、医薬品が我々の体にどのように作用して病気を治すのかと言ったことを理解する上で、有機化学の知識は重要なツールとなってくる。また、医薬品をいかに安く大量に供給するかという点で、有機合成の果たす役割は大きい。従って、将来薬を扱う職業を目指す薬学生にとって有機化学を学び、応用できるようになることは最も重要なことの一つである。本講義では有機化学の基礎である原子同士の結合の仕方を中心に学ぶ。 |
到達目標 |
有機化合物をその性質から分類できる。炭素原子の状態を電子から記述できる。炭素四面体に基づく構造について説明できる.立体配置と立体配座を説明できる。(知識・技能) [DP5] |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 有機化学とは。原子の構造、周期律表、原子の構成、電子殻、電子軌道、電子配置、軌道の形 | 講義と演習 | 教科の該当部分を読む。(予習:30分) 講義毎に配布する復習問題。(復習:60分) |
【2】 | Lexis構造、イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度 | 講義と演習 | 教科の該当部分を読む。(予習:30分) 講義毎に配布する復習問題。(復習:60分) |
【3】 | 化学結合(共有結合とイオン結合)、Kekule構造式、形式電荷、分子の形 | 講義と演習 | 教科の該当部分を読む。(予習:30分) 講義毎に配布する復習問題。(復習:60分) |
【4】 | 混成軌道、分子軌道法(HOMO、LUMO) | 講義と演習 | 教科の該当部分を読む。(予習:30分) 講義毎に配布する復習問題。(復習:60分) |
【5】 | 反応機構(曲がった矢印)、置換基 | 講義と演習 | 教科の該当部分を読む。(予習:30分) 講義毎に配布する復習問題。(復習:60分) |
【6】 | アレニウスの酸・塩基、ブレンステッド-ローリーの酸・塩基、ルイスの酸・塩基、水のイオン積、pH、電離定数 | 講義と演習 | 教科の該当部分を読む。(予習:30分) 講義毎に配布する復習問題。(復習:60分) |
【7】 | 酸および塩基の強さ。ハロゲン化水素、カルボン酸、フェノール。電気陰性度、誘起効果、共鳴効果 | 講義と演習 | 教科の該当部分を読む。(予習:30分) 講義毎に配布する復習問題。(復習:60分) |
【8】 | アルカンの構造、性質、IUPAC命名法 | 講義と演習 | 教科の該当部分を読む。(予習:30分) 講義毎に配布する復習問題。(復習:60分) |
【9】 | 配座異性体(コンホーマー)、重なり型、ねじれ型、ねじれひずみ、Newman投影式 | 講義と演習 | 教科の該当部分を読む。(予習:30分) 講義毎に配布する復習問題。(復習:60分) |
【10】 | シクロアルカンの構造(配座異性体)、性質、IUPAC命名法 | 講義と演習 | 教科の該当部分を読む。(予習:30分) 講義毎に配布する復習問題。(復習:60分) |
【11】 | アルカンの反応(燃焼、ラジカル反応) | 講義と演習 | 教科の該当部分を読む。(予習:30分) 講義毎に配布する復習問題。(復習:60分) |
【12】 | 問題演習と解説1(原子および分子の構造) | 講義と演習 | 教科の該当部分を読む。(予習:30分) 講義毎に配布する復習問題。(復習:60分) |
【13】 | 問題演習と解説2(原子軌道、分子軌道、結合の種類、反応機構) | 講義と演習 | 教科の該当部分を読む。(予習:30分) 講義毎に配布する復習問題。(復習:60分) |
【14】 | 問題演習と解説3(酸-塩基) | 講義と演習 | 教科の該当部分を読む。(予習:30分) 講義毎に配布する復習問題。(復習:60分) |
【15】 | 問題演習と解説4(アルカンとシクロアルカンの構造と反応) | 講義と演習 | 12-14回までの復習問題をもう一度解いてみて自分がわからない所をはっきりさせておく。(予習: 30) 講義中の演習問題で解けなかった所をもう一度解き直す。(復習:60分) |
評価方法 |
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定期試験(70%)およびノート提出(10% x 3回 = 30%)により評価する。 定期試験に対する解説等は対面で行う。ノート提出に対する評価等はノートの返却によって行う。 |
教科書 |
ブラウン・プーン『基本有機化学(第3版)』、ブラウン・プーン著、池田正澄・奥山格監訳、廣川書店、2006年、ISBN-978-4-567-23491-7。 |
参考図書 |
1)マクマリー『有機化学(第9版)』(上・中・下)、マクマリー著、伊東椒・児玉三明・荻野敏夫・深沢義正・通元夫 訳、東京化学同人、2017年、ISBN-978-4-8079-0912-4、978-4-8079-0913-1、978-4-8079-0914-8。 2)ソロモンの新有機化学(第11版)I、II、T. W. G. Solomons 著、池田正澄ら訳、廣川書店、ISBN-978-4-5672-3506-8、978-4-5672-3507-5。 3)ボルハルト・ショアー現代有機化学(第8版)(上、下)、K. P. C. Vollhardt、N. E. Schore 著、古賀憲司ら訳、化学同人、ISBN-978-4-7598-2029-4、978-4-7598-2030-0。 4)ジョーンズ有機化学(第5版)(上、下)、M. Jones, Jr.、S. A. Fleming著、奈良坂紘一ら訳、東京化学同人、ISBN-978-4-8079-0893-6、978-4-8079-0894-3。 5)ウォーレン有機化学(第1版)(上、下)、S. Warren ら著、野依良治ら訳、東京化学同人、ISBN-978-4-8079-0568-3、978-4-8079-0569-0。 |
備考 |
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本科目に関連の強い項目 C-1, C-4 対応カリキュラム学修目標 C-3-1-1) C-3-2-1), 2), 3) C-3-3-1), 2) DP配分 DP1, DP2, DP3, DP4, DP5, DP6, DP7, DP8, DP9, DP10 0.0, 0.0, 0.0, 0.0, 1.5, 0.0, 0.0, 0.0, 0.0, 0.0 香川薬学部の10のディプロマポリシーへの寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1〜10の合計が担当科目の単位数となる)。 担当教員:江角朋之 オフィスアワー:在室で時間が空いている時はいつでも対応。薬化学講座教員室(江角)。 実務経験:なし 科目ナンバー:ADCH103L |