徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    物質化学(Materials Chemistry)

科目番号11606担当教員名兼目 裕充単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次24カリ1年
授業概要
生体は生命を維持するために、有機分子だけでなく無機化合物や金属錯体を利用しており、これらは医薬品として用いられることもある。本講義ではこれらの化合物の名称、構造、基本的な化学的性質等の基本事項を学修するとともに、これらを理解するうえで必要となる化学平衡、酸塩基、酸化還元、有機化合物、無機化合物などの基本的事項も併せて学ぶ。
到達目標
生体内物質や医薬品として機能する無機化合物や金属錯体を説明できる。物理化学や分析化学の基礎となる物理量や濃度計算に関する化学計算の基本事項について、理解を確固たるものとする。(知識・理解) DP5
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】物質の三態:気体1(圧力、体積、物質量)講義、質疑、演習予習:教科書13章を読む(120分) 復習:授業演習問題を解く(50分)、章末問題・課題プリントを解く(100分)
【2】物質の三態:気体2(分子運動、化学量論)演習解説、講義、質疑、演習予習:教科書13章,14章を読む(120分) 復習:授業演習問題を解く(50分)、章末問題・課題プリントを解く(100分)
【3】物質の三態:液体と固体(状態変化のエネルギー、分子間力、固体中の結合)演習解説、講義、質疑、演習予習:教科書14章を読む(120分) 復習:授業演習問題を解く(50分)、章末問題・課題プリントを解く(100分)
【4】溶液1(溶解度、溶液の濃度)演習解説、講義、質疑、演習予習:教科書15章を読む(120分) 復習:授業演習問題を解く(50分)、章末問題・課題プリントを解く(100分)
【5】溶液2(希釈、溶液反応の化学量論、中和反応)演習解説、講義、質疑、演習予習:教科書15章を読む(120分) 復習:授業演習問題を解く(50分)、章末問題・課題プリントを解く(100分)
【6】酸と塩基1(酸の強さ、pH)演習解説、講義、質疑、演習予習:教科書16章を読む(120分) 復習:授業演習問題を解く(50分)、章末問題・課題プリントを解く(100分)
【7】酸と塩基2(緩衝液)、化学平衡1(反応速度、平衡条件)演習解説、講義、質疑、演習予習:教科書16章、17章を読む(120分) 復習:授業演習問題を解く(50分)、章末問題・課題プリントを解く(100分)
【8】化学平衡2(平衡定数の利用、溶解平衡)演習解説、講義、質疑、演習予習:教科書17章を読む(120分) 復習:授業演習問題を解く(50分)、章末問題・課題プリントを解く(100分)
【9】酸化還元反応1(酸化数、非金属間の酸化還元反応、半反応法と釣合)演習解説、講義、質疑、演習予習:教科書18章を読む(120分) 復習:授業演習問題を解く(50分)、章末問題・課題プリントを解く(100分)
【10】酸化還元反応2(電気化学、腐食、電気分解)演習解説、講義、質疑、演習予習:教科書18章を読む(120分) 復習:授業演習問題を解く(50分)、章末問題・課題プリントを解く(100分)
【11】無機化学(生体内金属の役割、放射能と核エネルギー、放射能の医学利用)演習解説、講義、質疑、演習予習:教科書19章、配布プリントを読む(120分) 復習:授業演習問題を解く(50分)、章末問題・課題プリントを解く(100分)
【12】有機化学(炭素の結合、構造式と構造異性)演習解説、講義、質疑、演習予習:教科書20章を読む(120分) 復習:授業演習問題を解く(50分)、章末問題・課題プリントを解く(100分)
【13】有機化学(官能基、高分子)演習解説、講義、質疑、演習予習:教科書20章を読む(120分) 復習:授業演習問題を解く(50分)、章末問題・課題プリントを解く(100分)
【14】錯体化学1(配位結合,配位原子,配位数)演習解説、講義、質疑、演習予習:配布プリントを読む(120分) 復習:授業演習問題を解く(50分)、章末問題・課題プリントを解く(100分)
【15】錯体化学2(代表的な錯体の名称、構造、基本的な性質)演習解説、講義、質疑、演習予習:配布プリントを読む(120分) 復習:授業演習問題を解く(50分)、章末問題・課題プリントを解く(100分)
評価方法
定期試験(90%),課題プリント・小テスト(10%)により評価する。課題プリント・小テストの解説、試験の講評・解説は講義内で行う他、学生ポータルサイト,グーグルクラスルーム等でフィードバックする。
教科書
ズンダール基礎化学・S.S.Zumdahl他著・東京化学同人・2013年・ISBN 978-4807908059・3,740円(この教科書を用いる他の授業科目:化学A)、
HGS 分子構造模型 C型セット・丸善出版・ISBN 978-4621301289・4,950円(この教科書を用いる他の授業科目:化学A、基礎有機化学)
参考図書
ベーシック薬学教科書シリーズ4 無機化学・青木伸 他著・化学同人・2011年・ISBN 978-4759812541・3,080円
生命科学のための無機化学?錯体化学・佐治英郎 他著・廣川書店・ISBN 978-4567211604 ・3,960円
備考
適宜演習課題を課すので、復習を中心によく学習すること。予習としては、授業内容に相当する教科書・配布プリントのページを読んでおくこと。分子模型(第1クオーター授業の化学Aで使用する)を買い忘れないこと。

本科目に関連の強い項目
C-1, C-2, C-3, C-4, C-5, C-6, C-7, E-2, E-3

対応カリキュラム学修目標
C-3-5-1)                 

DP配分
DP1, DP2, DP3, DP4, DP5, DP6, DP7, DP8, DP9, DP10
0.0, 0.0, 0.0, 0.0, 1.5, 0.0, 0.0, 0.0, 0.0, 0.0
香川薬学部の10のディプロマポリシーへの寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1〜10の合計が担当科目の単位数となる)。

担当教員:兼目裕充
オフィスアワー:月・木曜日16時〜18時 それ以外にも適宜、香川薬学研究棟3階 生薬・天然物化学講座 研究室3

実務経験:
平成 9年〜平成11年 製薬会社研究開発部 社員
平成15年〜平成20年 現)国立研究開発法人理化学研究所 基礎科学特別研究員等

科目ナンバー:ADCH102L