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| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 11629 | 担当教員名 | 池田 博昭 | 単位 | 1.5単位 |
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| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 4年 |
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| 授業概要 |
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| 悪性新生物（がん細胞）の異常増殖による悪性腫瘍は、日本人の死因のトップである。近年悪性腫瘍の研究および治療法の開発が進み、早期発見早期治療へ向けた体制が構築されつつある。この授業では、病態としての悪性腫瘍を理解し、悪性腫瘍に対する薬物（抗悪性腫瘍薬）の適応・作用機序・副作用・薬剤耐性機構を学習する。また悪性腫瘍ごとの病態と薬物治療を学ぶ。さらに、がん性疼痛をはじめがん終末期の病態・薬物治療についても学習する。 |
| 到達目標 |
| 悪性新生物に作用する医薬品の薬理および疾患の病態・薬物治療に関する基本的知識を修得し、治療に必要な情報収集・解析および医薬品の適正使用に関する基本的事項を身につける。抗悪性腫瘍薬の主な副作用と支持療法、がん化学療法のレジメンについて、構成薬物およびその役割、副作用、対象疾患を概説できる。がん性疼痛の病態と薬物治療を説明できる。（知識・理解) |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | 悪性腫瘍総論：腫瘍の定義、組織型分類、病期分類、検査、疫学、薬物治療の位置づけ C6(7)��1,2、E2(7)��1、E2(7)��2 | 一斉講義・演習 | 授業の復習 |
| 【2】 | 抗悪性腫瘍薬（1）：アルキル化薬・代謝拮抗薬の薬理作用、機序、主な副作用、相互作用、組織移行性、耐性獲得機 E2(7)��3、E2(7)��1、E2(7)��2、E2(7)��1 | 一斉講義・演習 | 授業の復習 |
| 【3】 | 抗悪性腫瘍薬（2）：抗生物質・植物アルカロイド、ホルモン関連薬、白金錯体の薬理作用、機序、主な副作用、相互作用、組織移行性、耐性獲得機 E2(7)��1、E2(7)��2、E2(7)��1 | 一斉講義・演習 | 授業の復習 |
| 【4】 | 抗悪性腫瘍薬（3）：分子標的治療薬のその他の抗悪性腫瘍薬の薬理作用、機序、主な副作用、相互作用、組織移行性、耐性獲得機 E2(7)��1、E2(7)��2、E2(7)��1 | 一斉講義・演習 | 授業の復習 |
| 【5】 | 抗悪性腫瘍薬の構造：化学構造と薬効1 基本構造と薬効の関連 E2(7)��1 | 一斉講義・演習 | 授業の復習 |
| 【6】 | 悪性腫瘍の組織系分類・病期分類、悪性腫瘍の検査、疫学、リスク要因と予防要因 E2(7)��2 | 一斉講義・演習 | 授業の復習 |
| 【7】 | がん化学療法レジメン管理と副作用支持療法・副作用軽減のための対処法 E2(7)��3,4 | 一斉講義・質疑 | ガイドラインを調査 |
| 【8】 | 血液がんの化学療法（白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫） E2(7)��5,6 | 一斉講義・質疑 | ガイドラインを調査 |
| 【9】 | 頭頸部がん、骨・軟部肉腫腫瘍、腎・前立腺がんの化学療法 E2(7)��1,7,10,12 | 一斉講義・質疑 | ガイドラインを調査 |
| 【10】 | 消化器がんの化学療法(1)胃癌、食道癌、肝癌、胆囊・胆管癌、膵癌）E2(7)��8 | 一斉講義・質疑 | ガイドラインを調査 |
| 【11】 | 消化器がんの化学療法(2)大腸癌 E2(7)��8 | 一斉講義・質疑 | ガイドラインを調査 |
| 【12】 | 肺がんの化学療法 E2(7)��9 | 一斉講義・質疑 | ガイドラインを調査 |
| 【13】 | 乳がん、子宮がん、卵巣がんの化学療法 E2(7)��11,13 | 一斉講義・質疑 | ガイドラインを調査 |
| 【14】 | 緩和ケア、がん性疼痛の治療 E2(7)��1,2 | 一斉講義・質疑 | ガイドラインを調査 |
| 【15】 | 抗がん剤調製の曝露対策 F(2)��7 | 一斉講義・質疑 | ガイドラインを調査 |
| 評価方法 |
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| 定期試験（80%）、受講態度（20%）により評価する。定期試験を実施した際に課題があれば、評価とコメントを伝達する。また、試験後に問題の解答を解説したプリントを配布する。 |
| 教科書 |
| 薬学生・薬剤師のためのがんの薬物治療（第2版）、山田安彦編、化学同人、2013年、ISBN-4759815269 |
| 参考図書 |
| みてわかる薬学図解腫瘍薬学第1版、川西正祐編、南山堂、2020年、ISBN-9784525721619 新臨床腫瘍学改定第5版、JSMO日本臨床腫瘍学会編、南山堂、2018年ISBN-9784524237883 薬物治療学（改訂6版）、吉尾隆ら編、南山堂、2017年、ISBN-4525720568 |
| 備考 |
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| 【オフィス・アワー】 池田博昭：月曜日16:25-17:55、それ以外にも適宜、薬学実習棟2階医療薬学講座 【備考】 1〜5は定本久世が担当、6、8〜13は隈元謙介が担当する。7, 14は川添哲嗣、15は池田が担当および授業コーディネイトし成績評価する。 【実務経験】 （隈元謙介）2018年〜香川大学病院消化器外科, 2021年〜臨床遺伝ゲノム診療科併任、 （池田博昭）1976 年〜2014年 広島大学病院・薬剤部・臨床研究部、2015年〜2016年 池田博愛堂薬局（広島市） （川添哲嗣）1990年〜ニチバン株式会社、1995年〜服部病院、1995年〜くろしお薬局、2014年〜南国病院、2019年〜2021年 高知大学医学部附属病院 |