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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 11642 | 担当教員名 | 立山 善康 | 単位 | 1.5単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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〈10回講義:生命倫理とケア〉臓器移植や生殖治療といった医療技術の急速な進歩にともなう、さまざまな哲学的・倫理学的諸問題を、プリント資料、映像資料などを活用して、他者の成長を援助する行為としてのケア(ケアリング)の観点を生かしながら考察する。 〈外部講師による講義〉医療従事者の立場から提供される倫理の具体的諸問題を通して、考察を深める。また、薬害被害者の体験を直接聞くことにより、医療従事者としての使命について認識を深める。 |
到達目標 |
【知識】現代医学の技術的な進歩とそこから生ずる以前にはなかった心理的な諸問題について学修する。 【態度】生命の尊さを認識し、人の誕生から死までの間に起こりうる種々の出来事を、医療の立場から対応するための態度を養う。 【技能】考えたことを自分の言葉で適切に表現できる技術を身に着ける。 【思考・判断】諸問題について、倫理的な観点から、自ら思考・判断する力を養う。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 9/21 〈生命倫理とケア〉生命倫理とは何かということを理解する。A(2)①1 | 講義と質疑 | 生命倫理についての本または資料を調べる。 |
【2】 | 9/28 〈生命倫理とケア〉脳死は人の死かという問題を理解する。A(2)①3 | 講義と質疑 | 脳死について図書館、 ネットなどで調べる。 |
【3】 | 10/5 〈生命倫理とケア〉臓器移植の現状について理解する。A(2)①4 | 講義と質疑 | 同じく、臓器移植について調べる。 |
【4】 | 10/12 〈生命倫理とケア〉臓器移植の問題点について理解する。A(2)①4 | 講義と質疑 | 臓器移植の問題点を調べる。 |
【5】 | 10/19 〈生命倫理とケア〉臓器移植の是非を議論する。A(2)①4 | 講義と質疑 | 臓器移植についての考えをまとめる。 |
【6】 | 10/26 〈生命倫理とケア〉安楽死をめぐる情勢について理解する。A(2)①3 | 講義と質疑 | 安楽死について調べる。 |
【7】 | 11/9 〈生命倫理とケア〉安楽死の是非を議論する。A(2)①3 | 講義と質疑 | 安楽死についての考えをまとめる。 |
【8】 | 11/16 〈生命倫理とケア〉代理出産・出生前診断の現状について理解する。 | 講義と質疑 | 代理出産・出生前診断について調べる。 |
【9】 | 11/30 〈生命倫理とケア〉代理出産の是非を議論する。 | 講義と質疑 | 代理出産の問題点をまとめる。 |
【10】 | 12/7 〈生命倫理とケア〉出生前診断の:現状および問題点について理解する。 | 講義と質疑 | 代理出産についての考えをまとめる。 |
【11】 | 12/14 〈外部講師による講義〉薬剤師の立場から提起される医療に関わる倫理的問題点を理解し、薬剤師として地域社会との関わりや生涯にわたる学習の重要性を学ぶ。A(2) ②1、A(2)②2、A(2)③3 | 講義と質疑 | レポートを作成する。 |
【12】 | 12/21 〈外部講師による講義〉医師の立場から提起される医療に関わる倫理的問題点を理解し、よりよいチーム医療のための薬剤師の役目を知る。A(2) ②1、A(2)②2、A(2)③3、A(4)1、A(4)2、A(4)3、A(4)5 | 講義と質疑 | レポートを作成する。 |
【13】 | 1/11 〈外部講師による講義〉医師の立場から提起される医療に関わる倫理的問題点を理解し、治療から遺伝診療まで薬剤師の役目を知る。A(2)②2、A(2)②3、A(2)④1、A(2)④2、A(2)④3 | 講義と質疑 | レポートを作成する。 |
【14】 | 1/18 〈外部講師による講義〉薬害被害者による講演。薬害の実例を知り、薬剤師として医薬品の利点とリスクを認識できる。A(1)③1、A(1)③5、A(1)③6、A(1)③7 | 講義と質疑 | レポートを作成する。 |
【15】 | 1/25 〈外部講師による講義〉薬害被害者による講演。薬害について具体例を挙げ、その背景を概説できる。薬のリスク管理について概説できる。A(1)③1、A(1)③5、A(1)③6、A(1)③7 | 講義と質疑 | レポートを作成する。 |
評価方法 |
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〈10回講義〉レポート(30%)、毎回配布する課題プリント(出席カード30%)、 〈外部講師による講義〉受講態度(20%)、レポートの評価(20%)により評価する。評価には「達成度評価」を用いる。定期試験に対する解答・解説、課題レポートに対する講評・解説をグーグルクラスルームや掲示板でフィートバックする。 |
教科書 |
『薬学生・薬剤師のためのヒューマニズム』改訂版、日本ファーマシューティカルコミュニケーション学会、羊土社、2019年、3600円 |
参考図書 |
医療倫理学の方法―原則・手順・ナラティヴ、宮坂道夫著、医学書院、ISBN-4260333955 医療倫理学、小川芳男著、北樹出版、ISBN-4894849700 |
備考 |
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【オフィス・アワー】 立山は、火曜日16:45~18:00 中央研究棟6階606研究室。または講義・会議がなければ随時。 【備考】 1回~10回 立山が担当する。 外部講師として、中村祐(香川大学・医学部・精神神経医学教室)、増山ゆかり(サリドマイド患者、財団法人いしずえ)、佐藤嗣道(サリドマイド患者、東京理科大学・薬学部)、隈元謙介(香川大学・医学部・消化器外科学講座)、1名選考中の各先生を予定している。 科目ナンバー:ADBP205L ヒューマニズム教育・医療倫理教育をする科目である。 【DP配分】 DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 0.4 0.1 0 0 0 0 0.5 香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1~7の合計が担当科目の単位数となる)。 |