徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    医薬品・医療ビジネス(Pharmaceutical and Healthcare Business)

科目番号11720担当教員名芳地 一単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次6年
授業概要
ヒューマニズム教育・医療倫理教育をする科目
医薬品産業は単に創薬に留まらず、また、医療ビジネスも医療に加えて健康産業とも深い関連性を有しており、医薬品および医療ビジネスは裾野の広い産業であることを学ぶ。授業は、配布資料を中心に行う。
到達目標
製薬企業、病院・医院および薬局・薬店・ドラッグストアの医薬品・医療ビジネスにおける役割を理解するために必要な基礎知識を習得するとともにビジネスモデルについても構想できる力を身につける。(思考・判断)(知識・理解)
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】医薬品・医療産業市場 医薬分業の歴史、現状を概説し、将来を展望する。(知識・態度)G(4)1-1〜3、G(4)2-1〜5授業と質疑前年度に自分が支払った医療費と医薬品を調べてみる。
【2】製薬企業概論 医薬品の流通の仕組みと製薬企業について概説できる。(知識)C17(1)2-1〜4授業と質疑前年度に日本で新薬として発売された医療用医薬品について調べてみる。
【3】製薬・医療産業のビジネス形態変化概論 日本の社会保障制度と薬剤経済について概説できる。(知識)G(4)1-1〜3授業と質疑自分が患者として、かかりつけ薬局のあるべき姿を想像してみる。
【4】病院・医院概論 医療制度・薬価制度と保険医療について病院との関係で概説できる。(知識)G(2)4-1,2授業と質疑医療機関に受診した経験を経済的に考えてみる。
【5】薬局・薬店の将来予測 地域住民のセルフメディケーション、在宅医療と薬剤師の役割について討議できる。(知識)C18(3)2-3、C18(3)4-1〜3授業と質疑自分の加入している健康保険について調べてみる。
【6】医薬品開発 日本の疾病の特徴、医薬品開発・生産についてのコンセプトについて説明できる。(知識)C17(1)1-1,2授業と質疑薬価の決められ方を調べてみる。
【7】薬局・薬店概論 薬局の業務、かかりつけ薬局の役割を理解できる。(知識)C18(3)4-1〜3、C18(3)3-1〜3授業と質疑医薬分業について調べてみる。
【8】ビジネス形態変化分析 社会保障制度の中の医療保険制度での医薬品関連産業について概説できる。(知識)G(2)3-1,2授業と質疑医薬品の流通を経済的に考えてみる。
【9】製薬業界の将来予測 国民医療費の動向、薬物治療の経済評価手法等により医薬品産業の現状並びに将来を概説できる。(知識)G(2)2-1〜3授業と質疑医療に関することでビジネスになるものは何か考えてみる。
【10】医療機関の将来予測 医療制度のなかでの病院及び病院薬剤師について概説できる。(知識)B(2)2-1〜4授業と質疑医薬品・医療ビジネスについて考えたレポートをA4用紙1枚(800字以内・裏面使用不可・学籍番号・名前記載)で提出・手書きワープロ両方可
評価方法
受講態度(40%), 課題レポート(60%)により評価する。
授業態度および授業時間外学習の課題レポートは4段階評価(ルーブリック表)で評価する
レポートの評価は、掲示等及び授業中にフィードバックする。
教科書
適宜資料を配付する。
参考図書
世界の薬価・医療保険制度 早引き書, 池田博昭ほか,株式会社技術情報協会, 2015年度刷新版, ISBN- 978-4-86104-585-1 C3033.
医療経済評価の具体的な活用法, 池田博昭ほか, 株式会社技術情報協会, 2014, ISBN- 978-4-86104-565-3 C3047.
備考
【レポート提出先】 最後の講義終了後1週間以内にGoogle Classroomへ提出する。レポートは800字以内、受講日、学籍番号、氏名を記載する。評価後のレポートは返還しない。
【オフィス・アワー】  金曜日15時から18時、実習棟2階医療薬学講座。
【備考】授業の担当者は、1 を芳地一と河崎陽一、2 と 3 を中妻章、4 と 5 を河崎陽一、8 と 9 と 10 を芳地一、6 と 7 をえむ調剤
薬局の森久美子とで担当する(外部講師の都合で講義日時および授業時間外学習の内容を変更する場合がある)。
授業計画とおりに進行しない場合もある。授業形態は原則、対面授業で行うが対面授業を実施できない場合、Google
Classroom を用いた遠隔配信授業で行う。
実務経験
■芳地一:1997 年〜2005 年徳島大学病院薬剤師、2005 年〜2019 年香川大学病院薬剤師
■中妻章:2001 年〜2005 年 株式会社山田養蜂場で研究開発、2016 年〜現在 かたもと駅前薬局(高松市)で保険薬剤師
■森久美子(臨床教授):病院薬剤師を経験後、2001 年〜現在「えむ調剤薬局(高松市)」で管理薬剤師
■河崎陽一:2002 年〜2004 年 松原メイフラワー病院、2004 年〜2024 年 岡山大学病院
ヒューマニズム教育・医療倫理教育をする科目である。
【DP配分】
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7
0 0.2 0.2 0.2 0 0.2 0.2
香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1〜7の合計が担当科目の単位数となる)
授業コード:ADPS608L