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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 20343 | 担当教員名 | 徳村 忠一 | 単位 | 1.5単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 3年 |
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授業概要 |
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薬理作用のある化合物は製剤化されて初めて医薬品として使用可能となる。 製剤学1では、製剤化を行う上での基礎理論、製剤に使用する材料の性質、 実際に使用されている製剤とその試験方法、 薬物送達システム(DDS)について基礎的知識を習得する。 |
到達目標 |
物質の溶解と膜透過速度について説明できる。 界面の性質および代表的な界面活性剤の種類と性質について説明できる。 乳剤の型と性質について説明できる。 代表的な分散系を列挙し、その性質について説明できる。 流動と変形(レオロジー)の概念を理解し、代表的なモデルについて説明できる。 製剤分野で汎用される高分子の物性について説明できる。 粉体の性質について説明できる。 代表的な剤形の種類と特徴を説明できる。 製剤化の単位操作および汎用される製剤機械について説明できる。 DDSの概念と有用性について説明できる。 代表的な放出制御型製剤を列挙し、徐放化手段、使用されている製剤材料について説明できる。 ターゲティングの概要と意義、代表的なドラッグキャリアーについて説明できる。 代表的なプロドラッグと生体膜透過促進法について説明できる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 溶液の濃度と性質、溶解度とその調節について C16(1)1-1,4 | 講義と質疑 | 教科書第1部第1章ⅠからⅢを読む。 |
【2】 | 拡散と溶解速度、薬物放出の制御について C16(1)1-2,3 | 講義と質疑 | 教科書第1部第1章ⅣからⅤを読む。宿題:課題プリント1 |
【3】 | 界面と代表的な界面活性剤の種類と性質について C16(1)2-1,2 | 講義と質疑 | 教科書第1部第2章ⅠからⅡを読む。 |
【4】 | 乳剤の型と性質、代表的な分散系とその性質、および分散粒子の沈降減少について C16(1)2-3,4,5 | 講義と質疑 | 教科書第1部第2章ⅢからⅤを読む。宿題:課題プリント2 |
【5】 | 流動と変形(レオロジー)および高分子の性質について C16(1)3-1,2 | 講義と質疑 | 教科書第1部第3章ⅠからⅡを読む。 |
【6】 | 製剤用高分子、粉体の性質、複合体について C16(1)3-3,4 | 講義と質疑 | 教科書第1部第3章ⅢからⅤを読む。 |
【7】 | 薬物と製剤材料の安定性に影響する要因、粉末X線回折測定の原理と利用方法、および製剤材料の物性測定について C16(1)3-5,6,7 | 講義と質疑 | 教科書第1部第3章ⅥからⅧを読む。宿題:課題プリント3 |
【8】 | 第十六改正日本薬局方、通則、製剤総則、製剤通則、製剤各条について C16(2)1-1,2,3.4.5,6 | 講義と質疑 | 教科書第2部第1章ⅠからⅢを読む。 |
【9】 | 第十六改正日本薬局方 製剤各条について(2) C16(2)1-1,2,3.4.5,6 | 講義と質疑 | 教科書第2部第1章Ⅲを読む。 |
【10】 | 製剤各条について(3)、および生薬関連製剤各条と医薬品添加剤について C16(2)1-1,2,3.4.5,6,7 | 講義と質疑 | 教科書第2部第1章Ⅳを読む。宿題:課題プリント4 |
【11】 | 製剤化について C16(2)2-1,3 | 講義と質疑 | 教科書第2部第2章を読む。 |
【12】 | 製剤に関する試験法について(1) C16(2)3-1 | 講義と質疑 | 教科書第2部第3章ⅠからⅣを読む。 |
【13】 | 製剤に関する試験法について(2) C16(2)2-1,3 | 講義と質疑 | 教科書第2部第3章ⅤからⅦを読む。宿題:課題プリント5 |
【14】 | DDSの必要性と放出制御型製剤について C16(3)1-1,2, C16(3)2-1,2,3,4,5,6 | 講義と質疑 | 教科書第3部第1章から第2章を読む。 |
【15】 | ターゲティング、プロドラッグ、代表的な生体膜透過促進法について C16(3)3-1,2, C16(3)4-1, C16(3)5-1 | 講義と質疑 | 教科書第3部第3章から第5章を読む。 |
評価方法 |
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定期試験(80%)、課題プリント(20%)により評価する。 |
教科書 |
製剤化のサイエンス(改訂6版)、寺田勝英、高山幸三編集、ネオメディカル、2013年、ISBN978-4-904634-06-6 |
参考図書 |
基礎から学ぶ製剤化のサイエンス(増補版)、山本恵司監修、エルゼビア・ジャパン、2011年、ISBN978-4-86034-289-0 |
備考 |
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この教科書は、製剤学2でも使用します。 |