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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 30457 | 担当教員名 | 野地 裕美 | 単位 | 1単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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医療の場で薬剤師が知っておく必要がある公衆衛生学的な知識ならびに関連する事項について学習する。 |
到達目標 |
薬剤師の本来の役割は、医師や他の医療スタッフと共に公衆衛生の向上と増進に寄与することである。衛生薬学は、人間集団全体の生命を病気から守り、その健康レベルの向上を目指す学問領域である。社会における集団の健康と疾病の現状およびその影響要因を把握するために、保健統計と疫学に関する基本的知識、技能、態度を修得する。さらに、公衆衛生の向上に貢献するために、感染症についての現状とその予防に関する基本的知識、技能、態度を修得する。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 健康と疾病:健康と疾病の概念の変遷とその理由を説明できる。D1(1)1 | 講義 | 課題プリント |
【2】 | 保健統計(1):集団の健康と疾病の現状およびその影響要因を把握する上での人口統計の意義を概説できる。人口統計および傷病統計に関する指標について説明できる。D1(1)2-1、2 | 講義 | 課題プリント |
【3】 | 保健統計(2):人口動態(死因別死亡率など)の変遷について説明できる。D1(1)2-3 | 講義 | 課題プリント |
【4】 | 保健統計(3):保健統計に関する問題演習と解説 D1(1)1、2-1、2、3 | 演習・講義 | 課題プリント |
【5】 | 疫学(1):疾病の予防における疫学の役割を説明できる。 疫学の三要因(病因、環境要因、宿主要因)について説明できる。 疫学の種類(記述疫学、分析疫学など)とその方法について説明できる。D1(1)3-1、2、3 | 講義 | 課題プリント |
【6】 | 疫学(2):リスク要因の評価として、オッズ比、相対危険度、寄与危険度および信頼区間について説明し、を計算できる。D1(1)3-4 | 講義 | 課題プリント |
【7】 | 疫学(3):疫学に関する問題演習と解説 D1(1)3-1〜4 | 演習・講義 | 課題プリント |
【8】 | 疾病予防:疾病の予防について、一次、二次、三次予防という言葉を用いて説明できる。健康増進政策(健康日本21など)について概説できる。D1(2)1-1、2 | 講義 | 課題プリント |
【9】 | 感染症とその予防(1):現代における感染症(日和見感染、院内感染、新興感染症、再興感染症など)の特徴について説明できる。代表的な性感染症を列挙し、その予防対策について説明できる。D1(2)2-1、3 | 講義 | 課題プリント |
【10】 | 感染症とその予防(2):感染症法における感染症とその分類について説明できる。D1(2)2-2 | 講義 | 課題プリント |
【11】 | 感染症とその予防(3):感染症法における感染症とその分類について説明できる。D1(2)2-2 | 講義 | 課題プリント |
【12】 | 感染症とその予防(4):予防接種の意義と方法について説明できる。D1(2)2-4 | 講義 | 課題プリント |
【13】 | 疾病予防と健康管理(1):疾病の予防に関する問題演習と解説 D1(2) 1、 | 演習・講義 | 課題プリント |
【14】 | 母子保健:新生児マススクリーニングの意義について説明し、代表的な検査項目を列挙できる。母子感染する代表的な疾患を列挙し、その予防対策について説明できる。D1(2)4-1、2 | 講義 | 課題プリント |
【15】 | 労働衛生:代表的な労働災害、職業性疾患について説明できる。労働衛生管理について説明できる。D1(2)5-1、2 | 講義 | 課題プリント |
評価方法 |
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定期試験(90%)、授業態度(10%)により評価する。 |
教科書 |
衛生薬学、南江堂、2016年、ISBN-978-4-524-40317-2 |
参考図書 |
健康と環境、日本薬学会編、東京化学同人、2016年、ISBN-978-4-8079-1711-2 考える衛生薬学 第4版、平山 晃久 編、廣川書店、2008年、ISBN-978-4-567-47054-4 衛生薬学 ―健康と環境―、井村 伸正、渡部 烈 編、丸善、2008年、ISBN978-4-621-07953-9 コンパス衛生薬学第2版、南江堂、2016年、ISBN-978-4-524-40322-6 公衆衛生学がみえる、医療情報研究所編、メディクメディア、2014年、ISBN978-4-89632-512-6 |
備考 |
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感染症や健康を維持するしくみは「生化学1」「微生物学1,2」および「機能形態学1,2」と関連づけて学習すること。 【オフィス・アワー】 金曜日15時〜18時、それ以外にも適宜、薬学研究棟7階衛生薬学講座 【DP配分】 DP1:0.1、DP2:0.4、DP3:0.4、DP4:0、DP5:0.1、DP6:0、DP7:0 (平成26年以前入学の学生は1.5単位であるため) 【DP配分】 DP1:0.3、DP2:0.5、DP3:0.5、DP4:0、DP5:0.2、DP6:0、DP7:0 |